YGの新譜、聴きましたでしょうか?


YG, Still Brazy
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まだ2周しか聴いてませんが
トラックがStraight G shitって感じで
僕は前作よりも好きになりそうです。


"Who Shot Me"終盤に登場する女性シンガーとか
90年代のG funkを想起させます。


"She Wish She Was"はEveの
"Let Me Blow Ya Mind"みたいなトラックなんですが
スナップチャットで犬の顔する女の子が
"You a hoe"と切り捨てられてて痛快でした 笑


複雑に入り組んだストーリーではないけど
cohesive、いやbohesiveなのもいいです。


そんななかで、今のところ一番気に入っている
"Don't Come to LA"に、ADのこんなリリックが…


"Hold on YG since you came out with 'BPT
'
These niggas think it's cool to come down to the CPT"
(なあYG、お前が"BPT"を出してから
 どいつもこいつもコンプトンに来るのがクールだって思ってやがるぜ)


Daaaaaaaamn叫び
Ay AD u talkin bout me??

って思ってしまいました。


僕はかっこいいと思ってコンプトンに行ったわけじゃない、
KendrickやYGのリリックで興味を持って行ったわけだけど
快く思わない人も当然一定数いますよねーって。




それからですね、昨日の出来事なんですが
最近よく行く福生のCLUB CRUNKに行ったら
セキュリティの黒人とこんな会話になりました。


(ちなみにそのCLUB CRUNKのブログ、僕が影響を受けているブログの一つでもあります。今はもうやってませんが、Rudy Kayさんという方が毎週いろんな曲の和訳を載せていました。Rudy Kayさんには『俺の後釜』って言われました笑 スタッフもみんな優しくて面白いので好きです。)


セ「おい何だその格好は?紺のペイズリーのシャツに赤のチャックス(コンバースのチャック・テイラー)とかありえないだろ」
俺「矛盾してるのは分かってるよ!でもKendrick Lamarだって赤と青の靴出してたじゃん」
セ「そんなことやってもいいのはKendrickくらいなもんだ。お前はダメだ」
俺「分かってるよ。去年LAに行った時はこんな格好しないで、黒や白の服ばっか着てたよ」
セ「LAでやらないなら日本でもやらないことだな。それに白Tもエッセーズと間違われるからやめたほうがいい。赤い靴もいいけど、チャックスだけはダメだ」


文字にするとシリアスですが、
怒られたわけじゃないのでご安心ください 笑


でもやっぱり、言われちゃったんですよねー。




こういう反応をする人に出会う度に考えます。


コンプトンにしてもブロンクスにしても、
その大部分は観光地なんかじゃなくて
人々が生活を営む普通の土地。


そこに興味本位で足を踏み入れるのは
あまり望ましくないのかなぁ

好きだからってファッションを真似するのは
disrespectfulなのかなぁって。


でもね、ツアーガイドをやってるGameのお父さんに
こんなことを言われたこともあるんです。


「お前が来てくれて嬉しいよ、若造。いつ、奥さんや子供を連れて戻ってきてくれるんだ?コンプトンに来たからって撃たれるわけじゃないって、日本のホーミーにも教えてやってくれ。実際、お前もTam's Burgers(シュグ・ナイトが轢き逃げしたバーガースタンド)に行って無事だったろ?俺だってあんなとこ行かないよ。クレイジー(褒め言葉)だな」


Terrace Martinも、僕がクレンショーのフーディを着て
赤いチャックスに40のチューブソックスを履いてるのを見て
喜んでくれていました。




僕の結論はこうです。


どうしたって快く思わない人は一定数いる一方で、オープンな人もいる。独り善がりになってはいけないけど、リスペクトの心があればよし。ただし、安全には十分気を付けるべし。


↑これは正解でも何でもありません。


そして付け加えるなら、
どうせなら音楽やファッションだけじゃなく
知識や考え方も彼らに認められる人でありたいですよね。


まだまだ勉強が必要だなぁ…