みなさま、こんばんは
2015年2月のVegasと、5月のParisレポをスタートする前に...
今夜は、どうしてもアップしておきたかった絶品割烹をご紹介させてください
この日はデート しかも、午後半休を取得するという気合い入りまくり
彼「三ツ星出身の大将がやってる銀座の割烹があるんだけど、行ってみたい」
私「行く行く、連れて行って」
彼「でもね、スタンディングなんだけど大丈夫それとね、17:00の開店よりも前に行かないと、2時間待たされるんだけどどうする」
彼はグルメな友人達と何度か行って気に入ってるようでしたが、
何やらかなりハードルが高いらしい。。。
場所は銀座8丁目の、ひっそりとした路地裏。
わざわざ半休まで取ったのに、入れなかったら元も子もないので20分前に到着
驚く事に 開店15分前に まだ開店していないのに、14人到着して満席に
なんとこちらのお店、4人席のテーブルが1つと10人のカウンター立ち席のみなんです
4人席のテーブルのみ予約可能ですが、2ヶ月前には一杯だとか
ようやく開店し期待1000%で、いざーーーーーーーっつ
一番乗りだったので、一番奥のカウンターへ通していただきました。
壁には生花 店内もなかなかいい雰囲気です。
こちらが、大将の島田 博司氏。
京都の名店「高台寺和久傳」で10年間修行し、ミシュラン二つ星を獲得
その後シンガポールのラッフルズホテルで、料理長に抜擢
更にミシュラン三ツ星「麻布幸村」では、VIPルームの料理長として腕を振るう
料理人なら誰もがうらやむ超一流店ばかりで、20年もの歳月を過ごされた島田氏
幸村での安定した料理人人生に別れを告げて、仲間達の反対を押し切り始めたのは.....
まさか、まさかの「立ち飲み割烹」
それがこちら、知る人ぞ知る「割烹 銀座しまだ」です。
店主の名前を冠した、一切妥協無しの姿勢が素晴らしい
メニューは黒板に、その日のお勧めが手書きされています。
最良の素材を安く仕入れ、そして出来る限り安く提供する。
その結果、立ち飲みスタイルとなったそうです。
三ツ星割烹出身の料理長が腕を振るう割烹料理なのに、まさかの居酒屋価格なんです
もうどれもこれも美味しそうで、端から全部食べたくなっちゃいました
普通の立ち飲み屋さんは、お酒6割食事4割で楽しまれるそうですが...
こちらは逆転 何と言っても大将の作るお料理が主役ですからっ
---と言う事で、お酒のメニューは少ないです。
彼は山崎の水割り、私はお勧めと言われた白加賀の梅酒をソーダ割りで
群馬県榛名山麓で育てた梅の名品「白加賀」を100%使用した梅酒です。
香りはもちろん、酸味とまろやかな甘みのバランスが良くて美味しかった~
出汁がた~っぷりの、ふるふるの食感の出し巻き卵
出て来た瞬間に、彼が速攻で1つつまんでしまった
口に含むと、じゅわじゅわじゅわ~っと出汁が溢れて、ああ幸せ
幻の、あの、獺祭の、発砲にごり酒スパークリング
幻の銘酒「獺祭」も飲んだ事が無いのに、更にレアなにごり酒スパークリングだなんて
にごり酒だからこそ分かる山田錦の米の甘み。瓶内二次発酵が生み出す爽やかな発泡性。最後に繊細かつ骨太の純米大吟醸が見せる鮮やかな味の切れ。 by 旭酒造 ←click
---もう、これ書いているだけで言葉に酔いそう(笑)
弾けるような山田錦の甘味と旨味、もう美味しくって彼と取り合い、奪い合い(笑)
店内は、良い意味で大人のお客様で満員御礼
みなさんそこそこお洒落で、静かに楽しそうにお食事にお酒を満喫しています。
ここは立ち飲み、それを忘れてしまいそうな居心地の良さ
居酒屋メニューの定番、コロッケの登場で~す
コロッケはコロッケでも、ズワイガニですからっ
ズワイガニのクリームコロッケ 1,400円
熱々でカリッカリのコロッケを割ると、湯気がほわ~んっと立ち上ります。
中には贅沢なズワイガニが、ぎっしりたっぷり
なめらか~なベシャメルソースと、ズワイガニのハーモニーに悶絶
続いてこちらも、居酒屋メニューの定番のバター焼き。
メニューは居酒屋でも、ネタは一級品の白子ですっ
とろりとした餡がかかった白子の表面はカリッとバターの風味。
口に含むと、ふんわりしつつも濃厚な味。
あっと言う間にペロリです
白子バター焼き 1,600円
さあ~ どんどん行きますわよ~
トコブシと海老芋のからあげ 1,000円
京野菜の海老芋、大好きなんです
京都の名店「高台寺和久傳」で腕を振るっていた大将ですから、お手の物ですね
表面はカリッと揚がり、中はほっくほくで独特の粘りやほっこりとした甘みにうっとり。
小さなアワビのようなトコブシは、驚く程に柔らかい。
ほのかな苦みと美味しいお出汁が溢れ、本当に幸せなお味でお酒も進みます
お酒も本当に居酒屋値段で、どうしましょって感じです(笑)
「ここはやっぱり日本酒でしょっ」と言う事で、黒松白鹿に賀茂泉を頂きました。
梅酒のソーダ割り ▶︎ 獺祭スパークリング ▶︎ 賀茂泉と、お酒がススムくん
またまた蟹さんの登場です
熱々で、た~っぷりの量が嬉しいですね
こちらのお料理、どの器も素敵で目でも楽しませていただきました。
蟹と黒ムツの聖護院蕪のみぞれ仕立 1,200円
私は美意識が低いそうで、盛りつけや取り分けは毎度彼が進んでしてくれます(笑)
表面を香ばしく焼いた黒ムツは、身はしっとりふんわり。
たっぷりの蟹の身と、彩りの美しい京野菜。
大好きな聖護院蕪が頂けるなんてそれだけでも感激なのに、上等なお出汁のきいた餡がとろりと全ての素材を包み込んで、夢中で頂いてしまいました
最後に、キターーーーーーーー
なんと、ミシュラン三ツ星の麻布幸村と同じメニューが、こちらでも頂けてしまう幸せ
幸村だったら、コースで40,000円は覚悟しなくちゃですね
からすみ蕎麦 1,600円
お店の一番人気メニューで、誰もが注文する逸品です。
冷水で締めた飛騨高山のお蕎麦は、シコシコとした歯ごたえと蕎麦のいい香り。
雪のように降り積もった極上のカラスミをかき分けて、やっとお蕎麦が顔を出します
これほどまでに、惜しげもなくカラスミを使った「からすみ蕎麦」
もうこんな贅沢なお蕎麦、見た事も食べた事もありません
彼は「何度も食べたから、全部食べていいよ」と言って、ご覧の通りお箸でつまんでくれました(笑)
ええ、全部残らず頂きましたわよ
目の前のカウンターには、大事にラップに包まれたパルミジャーノレッジャーノ
なんと「卵かけご飯」に、雪のようにパルミジャーノレッジャーノをトッピングするのだそうで、こちらも絶品だそうです
絶対に、次回は卵かけご飯&パルミジャーノレッジャーノにチャレンジしますっ
開店と同時に満席となり、扉を開けては満席にがっかりする大勢の人達を見ました。
立ち飲みとは言え、一切妥協無しのお料理の数々に心底惚れ惚れ。
伊勢エビやスッポンで出汁を取り、ズワイガニに雲丹に車エビを贅沢に使う
こんな原価割れギリギリの名店、本当はご紹介するのを躊躇しましたが(笑)
記録として残しておきたく、ご紹介させて頂きました
割烹 銀座しまだ by 食べログ ←click
訪問したのは冬でしたので、是非とも再訪して秋の味覚を満喫したいです
本日もここまでご覧くださり、ありがとうございました
それではみなさま、明日もお元気でお過ごしになってください
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