みなさま、こんにちは 今日も気持ちの良いお天気ですね
昨日は1日中春の陽気で、桜も一気に開花しましたね
それでは、BEIGEでのランチの続きをご紹介させて頂きますね
この日はソムリエさんオススメの、ボルドーの赤をチョイス
ワインリストの1ページ目にいきなり、35万円のワインがあって驚いた私でしたが.....
彼から「こんなのもあるよ」と見せられたのは85万円の赤
まあ、ロマネコンティは普通に150万とかしますものね
この日もBEIGEは、開店と同時に満席
どこのテーブルでも、シャンパンやロゼシャンパンをバンバン開けていて....
ここには「不況」と言う文字は存在しないのねと思った私です
私のお魚料理が登場しました
マトダイ、カリフラワーと季節野菜
サーブされてから、目の前でソースをかけてもらいました。
こういった演出は、頂く前から目でも美味しくて嬉しいものですよね
美しい紫色の野菜は、鎌倉野菜の「ロマネスコ」と言います。
なんと、ブロッコリーとカリフラワーを掛け合わせた品種だそうで、食感はブロッコリーで味はカリフラワーと言う一口で2度美味しい野菜でした
黄色人参も、グラッセされたかのような甘くて濃~い味で美味でした
見慣れない、聞き慣れない名前の「鎌倉野菜」の代表選手と言いますと.....
美しい赤い色をしたタマネギの「湘南レッド」
生食でも食べられる、黄色く小振のかぼちゃの「コリンキー」
肉厚で高い糖度を誇るミニトマトの「アイコ」と、黄色いミニトマトは「イエローアイコ」
どれもオーダーメイドのいわば「オートクチュールベジタブル」
CHANELのビルで頂くフレンチは、お野菜だってオートクチュールなのですね
ふっくらとしたマトダイの身は、ソテーされた表面がうっすらと香ばしく
ソースを添えて頂くと何とも言えぬ美味しさに、思わず目を閉じて味わってしまいました
左の黄色人参のペーストや、マッシュドポテトを添えて食べたりして。
味の変化も大変楽しい一皿でした
こちらは、彼のチョイスしたお魚料理です。
スズキのオーブン焼き、フェンネルとカブのフォンダン
こちらも一口もらいましたが、表面のカリッと焼かれた食感と、中のミディアムレアのふっくらとした身のどちらも甲乙着けがたく
フレンチは、フェンネルをよく使いますね。
日本語では「ういきょう」
葉の方は、魚の匂い消しとして多用されるハーブですが、
身も独特の甘みと豊かな芳香で、しゃきしゃきとした食感も楽しいですね。
彼「ねえ、ねえ、見て」
私「」
静かに食べてるなぁ~と思ったら、パン粉を更に小ちゃく砕いて顔を書いていたんです(笑)
彼「ねえ、ねえ、ねえ、見て見て」
私「食べ物で遊んだらダメって、いつも言ってるでしょっ(子供か)」
続きましては、お肉の登場です
出来立てのソースを目の前で丁寧にサーブされると、見ているこちらまでワクワクしちゃいます
彼のチョイスしたお肉料理です。
乳飲み仔豚のロースト、アンディーブとラディッキオ ローズマリーの香り
こちらも一口もらいましたが、火が通っているにも関わらず、大変柔らかくジューシーな肉質で、ブランド豚と思われる旨味もたっぷり
彼は私が欲しなくても、必ず美味しい所をカットして、自分が食べるよりも先に私にくれるんです。
決して私が一皿ごとに「頂戴」と圧力をかけているわけではございません(笑)
ここでも元気一杯なお野菜が、準主役級の存在感を放っていますね
深いワインカラーの美しいラディッキオは、チコリの一種です。
チコリの苦みとシャキッとした歯ごたえが爽やかな野菜ですよね。
わたしのお肉料理は、こちらの一品でした。
フランス ランド産 ホロホロ鳥、コックオーヴァン風
遥々遠くフランスはランド地方よりやって来た、ホロホロ鳥。
ランド地方は地図ではボルドーのすぐ下の辺りで、スペインとの国境にも近い場所です。
ガチョウや鴨のフォアグラの産地としても有名です
コックオーヴァンとは、地鶏を赤ワインで煮込む調理法。
赤ワインの産地として有名なボルドーが、発祥の地と言われています
胸肉ともも肉の2種類を同時に頂きました。
胸肉はパサつきが全く無くて、肉質は大変柔らか。
もも肉は弾力があり、皮の部分は脂も乗っていて美味でした
普通の鶏とは全く違い、野性味溢れる香りと味で、赤ワインの芳醇な香りとコクがより一層鶏の旨味を引き出していました
もっちりとしたニョッキにも、肉汁とソースをたっぷりとからめて頂きました
さあお待ちかねの、私にとってのメイン
ここからはフレンチならではの、怒濤のデセール攻撃のスタートです
BEIGEのミニャルディーズと言えば、季節ごとのマカロンが有名ですね
見た目の完成度も大変美しいマカロン。
もっと食べたい衝動にかられたソルテッドキャラメルと、ほのかな苦みと柑橘系の爽やかな香りのピンクグレープフルーツ
ツイードのCHANELスーツのボタンのイメージの、セミスイート&ホワイトのショコラ
この可愛さ 食べるのが勿体ないわ(でも食べちゃうけど 笑)
私の読者の「Gossip Mademoiselleさま」は、モナコでのイベントの際にイベント用にカスタマイズされたショコラを召し上がったそうです
モナコでのイベントなんて、もうそれだけでセレブな香りがしてきます
シェフパティシエは、ジュリアン・キンツラー氏。
日本でも有名な「ダロワイヨ」や、私が魅惑の朝食を頂いたParisの「ル・ムーリス」でも活躍されていらっしゃいました。
ジュリアン氏は、名パティシエを多く輩出するアルザス地方で育ちました
アルザス出身のパティシエ、ショコラティエにはざっと....
コンフィチュール(ジャム)の妖精、Christine Ferber
パリのサン・ジェルマン・デ・プレで、ケーキ、お惣菜、パンのお店を展開する、Gerard Mulot
新宿伊勢丹にも進出している、美しいケーキにうっとりの、Sebastien Bauer
そして忘れちゃいけない、パティスリー界のピカソ、Piere Hermeなどがいらっしゃいます
さて、彼の前に登場したこのドーム
このレストランをプロデュースしているアラン・デュカス氏は、モナコの 「ルイ・キャーンズ」というレストランの料理長を務めていました。
31歳の若さで料理長に就任して、わずか33ヶ月後の弱冠33歳で、至上最年少でミシュランの三ツ星を獲得という偉業を達成しました (3がラッキーナンバーのようですね)
その記念すべき、モナコの「ルイ・キャーンズ」と同じ器でサーブされるデセールです
「ルイ・キャーンズ」は、2012年に25周年を迎えました。
そのお祝いに、世界各国から240人ものシェフがお祝いに駆けつけ、日本からは三國さんが参加されていました。
総勢240人のそうそうたるシェフ達が、これまたスターシェフばかり
240人の星の数を合計すると、ミシュランの300★
三ツ星ならぬ、三百星って一体...
しっとりふわんふわんのブリオッシュに、すーっとナイフを入れます。
半分にカットされたブリオッシュ。
表面はしっとりツヤツヤで、これだけでも相当美味しいに違いない
更に美味しくするために、アルマニャック(ブランデー)とラムの登場です
「お好きなだけどうぞ」とのことで、思う存分堪能する事ができます。
琥珀色の1987年物のアルマニャックをた~っぷりとブリオッシュに振りかけて....
この香りが素晴らし過ぎて、香りで既にノックアウト
クリームシャンティイをた~っぷりとトッピングしてもらって、いよいよ完成で~す
ババ モンテカルロ風
このクリームに入っている、黒い粒粒のバニラビーンズ。
マダガスカル産の物が広く知られていますが、ここBEIGEではタヒチ産の物が使用されています。
このタヒチ産のバニラビーンズが、希少価値が高くお値段も桁違いだそうで
「どれくらい違うんですか」と聞いたら
「プレミアムな最高品質の物を使用しているので、全然違いますっっ」と
ババ専用の平たく大き目の先割れスプーンで口に含むと、じゅわっとブランデーが溢れ芳醇な香りが鼻からすっと抜け、甘いシロップとブリオッシュのバターの風味が溶け合い、リッチでミルキーなクリームが全てを一つにまとめて、最後にバニラがふわっと香る....
美味し過ぎて泣きそう もう本当にこれは、心底幸せになるデザートですね
続きましては、私のチョイスしたデザートです
世界中で唯一「シャネル」と名のつくデザートなんです
カレ・シャネル ショコラ-プラリネ、ヘーゼルナッツのアイスクリーム添え
2月28日は私の誕生日だったのですが...
Vegasから帰国してすぐ風邪をひいてしまい、この日にBirthdayのお祝いをしてもらいました
漆黒の宇宙に光り輝く無数の星達を、贅沢に金粉で表現しています
カラメリゼされた尾を引くヘーゼルナッツは、流れ星をイメージしているのだそうです
う~ん、とことんロマンティックなデザートですね
お目汚し、大変失礼致します....
この写真すっごく太って見えますが、そこまで太ってはいません(笑)
フランス人の総支配人ローラン・シュバリエ氏が、わざわざテーブルまでお越しになり...
「お誕生日、おめでとうございます」と、お祝いのメッセージをくださり感激しました
シャネルツイードが美しいカップ&ソーサーで、カプチーノを頂きました
極薄のショコラの上に、香ばしいプラリネたっぷりのチョコレートガナッシュ。
表面は滑らかツヤツヤにグラサージュされたデザートは、チョコレート好きにはたまりません
ん.... でもこれ、どこかで見た事があるような無いような.....
これとそっくりだわ~
エッフェル塔の、同じくアラン・デュカスプロデュース「Jules Verne」で頂いたデザートにそっくりではありませんか
でもParisの方が、チョコレートの量も質も段違いに美味しかったです
Lunch@Jules Verne Part2 ←click
そうそう、3月27日放映の「ヨーロッパ いちばん旅行記」の「パリのいちばん」でこのレストランが紹介されていました
ヨーロッパ いちばん旅行記 ←click
お料理ももちろん素晴らしかったのですが、私が最高に喜び狂喜乱舞したのは....
こちらのお土産を頂いたからですっっ
これは、ダイナースのプレミアムデスク経由で予約した特典なのですが、以前はお食事の時とは違うマカロンの詰め合わせで、それはそれで嬉しかったのですが....
これ、ななななーんと
Parisでしか買えない、アランデュカス氏のチョコレートショップ「Le Chocolat Alain Ducasse Manufacture à Paris」のチョコレートなんですうううううう
EVの中で気付いて、思わず小躍りしてしまった私
私の彼は、高級ショコラティエが軒を連ねる、銀座の通称ショコラ通りに1人で行って、2~3粒買って歩きながら食べたりするのが好きな程のチョコレートホリック。
しかも特に、カカオ70~80%前後のダークが大好き
当然このチョコを握って離さなかったのですが、あの手この手で強奪に成功しました(爆)
そもそも彼のダイナースのお陰で頂いたのですがね。ハハハハハ(と笑って済ませる)
このチョコレートバー、こんなにお洒落な模様なんです
まだ勿体なくて開封しておりません
あ~ でも早く食べた~いッ
可哀想だから、彼にも一口くらいあげようかな(笑)
Le Chocolat Alain Ducasse Manufacture à Paris ←click
3時間超と、たとえランチでもディナーと遜色無く贅沢な食事とサービスを提供していただき、大満足のひとときを過ごす事ができました
私達のテーブル担当の男性は、お料理や鎌倉野菜の説明も大変詳しく、私がParisでもアラン・デュカス氏のレストランに行った事を知ると、デュカス氏について色々と興味深いお話を沢山してくださり、とても楽しくお食事ができました
仕入れたばかりの大量のフレッシュハーブをワゴンで運んで来て、好きなハーブをチョイスして作ってもらえる「ウルトラフレッシュハーブティ(と私は呼んでいます 笑)はまだ時期ではなかったため、もう少し暖かくなったらまた伺いたいと思いました
ご参考にこの日頂いたランチメニューは、こちらの9,000円のものです。
ランチメニュー ←click
BEIGE ALAIN DUCASSE TOKYO ←click
本日もご訪問くださり、大変ありがとうございました
今日はお花見日和ですね
みなさまどうぞ、楽しい日曜日をお過ごしになってくださいね
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