みなさま、こんばんは
Hotel Lancasterチェックイン時、その後のランチについての情報がきちんと伝わっていました。
「タクシーは、○○時にご用意いたします。素晴らしいランチを満喫なさってください。」と。
Hotel Lancaster Paris♪ ←click
サロンで待っていると、お迎えが
いよいよ待ちに待った、スペシャルなランチへ向かいます
Le Bristol Paris
5つ星を超えるホテル格付けの最高位パラス(宮殿)に、最初に認定されたホテルです
長年トリップアドバイザーで、パリのホテル1,794軒中No.1に輝き続け
世界のホテルのベスト100が掲載されている「THE WORLD'S BEST HOTELS」では、2009年度に世界No.1に輝いています
1番スタンダードなお部屋で、1泊17万円程。
スイートルームは、あのベッカムファミリーも長期滞在する程のお気に入りだそうです
ロビーには、サッカーワールドカップの某代表選手の姿も
つい6月まで開催されていた、ワールドカップの興奮が蘇ります
レストランの予約は、ランカスターホテルの予約でもお世話になった「Luxury Travel Advisorのいづみ様」にお願い致しました
そしていづみ様から「Head of Sales Japanのミキ様」をご紹介して頂きました
ミキ様との待ち合わせの前、1人で興奮してキョロキョロしていた私。
するといきなり目の前に、これから行くレストランのシェフが現れたんです
真新しいコックコートに身を包んだ「エリック・フレション(Eric Frechon)氏」
シェフの今までの経歴を暗記する程予習してきた私は、もう大興奮の血圧急上昇
素晴らしい経歴に心から尊敬していること。これからレストランにお伺いする事。どれほど楽しみにしてきたか。などなど、まるで機関銃のように早口で熱い思いを語ってしまいました。
するとフレション氏がとても悲しそうな表情で、私にこうおっしゃいました。
「I am sorry. I cannot speak English.....」
オーマイガーーーー
偉大なシェフに「I am sorry. 」なんて言わせてしまった、愚か過ぎる私
頭の中が真っ白になりパニックに陥った私は、とっさに謝罪しようと
「I apologize from my....」ってまた英語やないかーーー
失礼も甚だしい私に、フレション氏はにこやかに両手で握手してくださいました
優しい笑顔と、カルティエのラブブレスがキラリと光って素敵な方でした
豪華絢爛とは違う、控えめで上品なアレンジ。
フレッシュで上等なお花が、とても良い香りで癒されました
さり気なく飾られた絵画やインテリアも、とても上質でセンスのいい物ばかり。
ミキ様から色々なお話をお伺いしながら、レストランへ向かいます
美しいグリーンの芝生が敷き詰められた中庭。
パラスホテルの中でも、ここまで広い中庭を持つのはブリストルだけです
Le Bristol ParisのメインダイニングEpicure
昨年夏、初めてのParis旅行の、私にとって最大にして最高の目的地エピキュール
栄えあるミシュラン三ツ星を維持し続けている、素晴らしいレストランです。
トップページの美しい動画にうっとりです。
Le Bristol Paris official website ←click
トリップアドバイザーの評価は、13,899軒もあるパリのレストランのなんとNo.1
Epicure by Tripadvisor ←click
オーマイガーーーーーー
フレション氏がレストランの入口で、飛び切りの笑顔でお出迎えしてくださり、もう大感激
フレション氏は、M.O.F.(フランス国家最優秀職人称号)をお持ちです。
M.O.F.は、フランス文化で最も優れた継承者にふさわしい、高度な技術を持つ職人に授与される、日本の「人間国宝」に匹敵する名誉ある称号です。
パリでナンバーワンのホテルの、パリでナンバーワンのレストラン。
更にミシュランの三ツ星と、M.O.F.を併せ持つ偉業を成し遂げた、
こんなに偉大なフレション氏との、ツーショットのお写真を撮って頂きました
しかも2枚も
私の顔、興奮して真っ赤っかです
色白なので、赤面するとまるでゆでダコみたいになっちゃうんです
ーーー 追記しました ーーー
フレション氏は、普段はゲストのお出迎え、並びにお写真を撮ったりはなさいません。
「Luxury Travel Advisorのいづみ様」が予約の際に、ご無理を承知で特別にお願いしてくださったので、このような機会に恵まれました。
また、お願いしてもお忙しい時は当然お断りされてしまいます。
いづみ様、夢のような機会を与えてくださり、あらためて心よりお礼申し上げます。
こちらの3ショットも素敵
フレション氏のお隣は、シェフパティシェの「ローラン・ジャナン(Laurent Jeannin)氏」
2011年度「Pastry Chef of the Year」に選ばれた、フランスを代表するパティシェの1人です。
彼の作リ出すデザートは、まるで芸術作品のような美しさでした
真ん中は、チーフソムリエの「Marco Pelletier 氏」です。
世界的に有名なインテリアデザイナー「ピエール・イヴ・ロション氏」による美しい内装。
わずか4つしかない窓際の特等席からは、美しい中庭の景色も堪能できます
ずっとホームページを見ては憧れていた場所に、今こうして自分がいることが心底幸せ
右のテーブルにはこれぞフランスマダムという、シャネルスーツが似合うマダムがお2人。
その奥には初老のご夫婦が、お洒落をしてお食事を楽しんでいらっしゃいました。
オープンと同時に入店したので人がまばらですが、30分もしたら満席になりました。
雰囲気に酔ってしまい、美しいショープレートのお写真を撮るのを失念
きゃあ
なんて可愛らしいアミューズ
ただただ美味しかった事しか覚えていません(笑)
ペリエは決まっていましたが、泡にするかカクテルにするか。
ミモザにしようかベリーニにしようか散々悩んでいると、
「今が旬の最高の桃で作る、ベリーニにされてはいかがですか」
ーーという事で、ベリーニをチョイス
目の前にサーブされた瞬間、桃の香りが立ち上り
一口含むと、フレッシュで完熟の桃のピューレとシャンパンの香りが口一杯に広がって
こんなに美味しいベリーは、生まれて初めて飲みました
それもそのはず、ブリストルにはシェフのフレション氏の他にもう1人、M.O.F.(フランス国家最優秀職人称号)を取得された方がいらっしゃいます。
若干26歳でM.O.F.を取得された、シェフバーマン(バーテンダー)の「Maxime Hoerth氏」です。
「桃そのものよりも桃」なベリーニは、まさに人間国宝級に美味でした
ペリエの入ったバカラのグラス、重過ぎて片手で持てない程でした
有名レストラン御用達の、超美味なるボルディエのバター。
美しい姿の有塩と無塩のバターは、3分の1使うと新しい物と交換されてしまいました。
ああ、勿体ない(笑)
焼きたてで、ホカホカのクグロフ。
目の前で、ナイフで食べやすい大きさにカットされ、
「クグロフでございます。どうぞお召し上がりください。」
これがもう、絶品なんてものではなく
たっぷりのバターと、香ばしいピーカンナッツのハーモニー。
全部食べたらお腹が一杯になってしまうし、途中で止めるのが本当に辛かった
お目汚し、失礼致します
「お写真をお撮り致しましょうか」と撮ってくださいました。
こちらのギャルソンは皆最低3カ国語に堪能で、レストラン全体では10カ国語に対応しています。
更にディレクターの「Frédéric Kaiser氏」は、ホールサービス責任者の M.O.F.(フランス国家最優秀職人称号)を取得されています。
この称号を取得されている方は、フランス全土でも大変少ないそうです。
美しく手入れされた中庭のお写真も、素敵に撮ってくださいました。
着席してすぐに「お写真を撮ってもよろしいですか」と尋ねたら、
「もちろんですとも マダムのお写真もお撮り致しますよ。」と笑顔で言ってくださいました。
この会話で、一気に打ち解けてリラックス出来た私です。
ああ.... なんて美しいアレンジでしょうか
バカラのベースに生けられた、上質な深紅の薔薇とカーネーション。
フレッシュなグリーンとのコントラストも、とっても素敵
薔薇に寄り添う、バカラの「ラッキーバタフライ」のレインボー
窓からの光を受けて虹色に輝く姿が、本当に綺麗でした。
お隣のカップルのテーブルには、こんなにロマンンティックな薔薇のデコレーションが
男性はダークスーツに綺麗な色のタイを締め、女性はディティールが大変凝ったドレスでお洒落をして、時折見つめ合いながらお食事を満喫していました
フーシャピンクがポイントになった、美しいフラワープリントのカーテン。
カーテンの質感やドレープまで計算し尽くされています。
タッセルも、とっても素敵
きゃあああああああ
芝生の中に、ファラオンちゃんを発見
「ゲストには、我が家にいるようにリラックスして頂きたい」
とのことで、ホテルで飼われている超有名な猫ちゃんなのです
私は動物が大好き
ファラオンちゃんは猫ですから、とっても気まぐれ。
会えるのを楽しみにしていたので、もう感激ーーー
美しい花が咲き乱れる手入れの行き届いた中庭が、彼の遊び場 贅沢だー
っと、いきなりたたたたたーっと動き出しました
ファラオン、どこへ行くーーー
ファラオン、キターーーーーーーー
ちょちょ超至近距離ですーっ
パン、キターーーーーーーー
ああ..... なんて優雅な眺めでしょうか
このパンの中に、今すぐ飛び込みたい。
パリのパラスホテルでは珍しく、パン工房を備えるブリストル。
朝食に始まり、ランチ、アフタヌーンティー、ディナーと、それぞれの時間に合わせて焼きたての極上のパンが振る舞われます。贅沢だー
ブリストルに滞在する舌の肥えたゲストから、「是非販売して欲しい」とのリクエストが後を絶たないそうです。
バゲット以外にも、色々な種類のパンが山盛りです
どれにしようかカゴを覗き込んだら、上質な小麦の香りに思わずめまいが
ああ.... この空間に、このパンにボルディエのバターだけで、もう十分満足
本日もご訪問くださり、どうもありがとうございました
初回から盛り沢山でご紹介させて頂きました、エピキュールですが、お楽しみ頂けましたでしょうか
お料理に、シェフのスペシャリテに、魅惑のデセールに、怒濤のプティフールへと延々と続きます。
この先もお楽しみ頂けたら、幸いです
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