夜型の人は2型糖尿病のリスクが高い
夜型の人は2型糖尿病のリスクが高い
海外の論文を引用。
2009年から2017年にかけて実施された看護師健康調査IIに参加した63676人の女性看護師のデータを分析。
この研究では、自己申告によるクロノタイプ、食事の質、体重、BMI（ボディマス指数）、睡眠時間、喫煙習慣、アルコール摂取量、身体活動、糖尿病の家族歴など、さまざまな要因を調査。
生活習慣の要因を調整する前でも、夜型クロノタイプは糖尿病リスクが72パーセントも高くなることが判明。生活習慣の要因を考慮した後でも、リスクは依然として大幅に高く、夜型クロノタイプの人の糖尿病リスクは19パーセント増加。
この研究で重要なのは不規則な睡眠パターンに加えて、夜型の人は食生活など他の面でも不健康になりがちだと指摘している点です。
夜更かししたり、不規則な時間に働く人は食生活が悪い傾向にあります。夜更かししたり、十分な睡眠を取らなかったりする人は日中に疲れが溜まり、その結果運動を怠り、不健康な食べ物（超加工食品等）を多く摂取して、結果的に体重が増えてしまいます。
2型糖尿病という病気の性質上、生活習慣の要因が糖尿病と非常に関連していると述べています。
別の研究によると、加工肉や赤身肉を果物、野菜、シリアル、豆類などの植物性食品に置き換えると、2型糖尿病のリスクを軽減できることが明らかになっています。
加工肉や赤身肉を果物、野菜、シリアル、豆類などの植物性食品に置き換えると、2型糖尿病のリスクを軽減できることが明らかになった。特に男性において2型糖尿病のリスクを軽減する可能性があることを示唆しています。
まとめ
この研究は「夜型人間」と自認する人は、夜型のクロノタイプによって2型糖尿病を発症するリスクが高まる可能性があるため、ライフスタイルの選択にもっと注意を払う必要があるかもしれないことを示唆しています。
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