ヴィーガン(肉を食べない人)は新型コロナウイルスに感染する可能性が低い
肉を食べない人は新型コロナウイルスに感染する可能性が低い
サンパウロ大学の最近の研究によると、ヴィーガンであることで新型コロナウイルス感染症の感染リスクが低下する可能性があることが示唆されています。
研究者らによると、肉を食べない食生活をしている人はウイルスに感染する可能性が39%低い。
肉食者は新型コロナウイルスに感染しやすい
この研究で参加者をさまざまな食事グループに分類。
雑食者は424人、ヴィーガンまたはベジタリアンは191 人、週3 回以下しか肉を食べないフレキシタリアンは87人。
参加者全体の約47%が新型コロナウイルスに感染。肉食者は52%に上昇し、ベジタリアンやヴィーガンでは40%に減少。
さらに雑食動物が重度の感染症を経験する可能性が高いことも示しています。
研究者らは、BMI(ボディマス指数)、身体活動、既往症などの要因を調整した結果、植物由来(プラントベース)の食事をしている人はウイルスに感染する可能性が39%低いことを発見。
なぜヴィーガンは新型コロナウイルス感染症にかかりにくいのか?
研究者らは、この保護効果は植物性食品に含まれる免疫増強化合物によるものではないかと仮説を立ててます。
例えば、植物性食品には抗酸化物質やポリフェノールが多く含まれ、双子を対象にした最近の研究では、8週間のヴィーガン生活でも健康状態に著しい違いが出ることが明らかになっています。
しかし、新たな研究で強調された関連性の程度について懐疑的な意見も出ています。
2020年に6カ国で行われた調査でも、植物由来の食生活をしている人は一般の人々よりも中度から重度の新型コロナウイルス感染症を発症する可能性が73%低いことが研究者によって判明。
論文