雪が降ったら この曲をブログに書きたい!と思っておりました。
ぜひお聞きください!
作詞:山川啓介 作・編曲:大野雄二
この曲を聞きながら雪の降る風景を体験したくて、用事もないのにウォークマン片手に外出してしまいました。
やさしいワルツのメロディーと、沁みてくる歌詞…。
そして、やさしくやさしく 歌う由紀さんの声。
ステキすぎて ただ ただ ため息が出てしまいます。
ここで由紀さんの芸名の由来について
由紀さんご自身の結婚と「夜明けのスキャット」でのデビューを控え、
いずみたく先生のオールスタッフプロに所属することになった由紀さん。
今までは童謡歌手時代からお母様がそばにいて、由紀さんのマネジメントをされていました。
先生からは
「章子さん(由紀さんの本名)は色が白いから‘雪’がいい」とのこと。
由紀さんご本人は
「とけて流れちゃう‘雪’なんていやだわ」と乗り気ではありません。
特に芸能界では‘消えてなくなる’は縁起が悪いですものね。
お母様は由紀さんのマネジメントをやめ、子離れし、
きものの着付けの先生として新しく第一歩を踏み出すところでした。
でも、由紀さんは本格的なレコードデビューを前に、
「今までどおり、面倒をみてほしい」と頼み込んでマネージャーになってもらったそうです。
その着物に詳しいお母様のマネージャー初仕事が
芸名を考えることでした。
そこで 結城の紬から「結城」が浮かんだそうです。
先生からも
「雪につながる音はいいね」と賛成。
下の名前も考えなくてはなりません。
結城が冬なら、夏のきものは紗や絽。
紗を織るのはどうかしら?と「紗織」
「結城紗織」となりました。ただし、これではあまりにも重過ぎる。
そこで「結城」が「由紀」になり、「紗織」は「さおり」になったそうです。
由紀さんのインタビューでは、織物の町 桐生 で生まれたから、
着物にちなんだ名前がいい とおっしゃっていたこともあります。
お母様いわく
「きものの王者と言われる結城と、夏を代表する織物、紗から取った名前なんですよ。
名前に恥じないようにがんばってちょうだいね」
由紀さんの著書では
立派な芸名が、どこかで私を支えているようです。
とおっしゃっています。
もし「雪」になっていたら、これほど息長くご活躍していたでしょうか?
名前って重要ですよね~。
着物・織物に縁のある由紀さん。
♪縦糸横糸を大切に織り続けていたい
という「真綿のように」もすばらしい曲です。
その曲については、また次回…。