タイのVeeRubber社は現在
4輪車用タイヤ、軍用タイヤ、2輪オートバイ用タイヤのほか自転車用タイヤを製造しています。
そのうちオフロード走行用のブロックタイヤを木下は輸入販売しています。
現在は市場別にブランドを分けていて
・VEERUBBERブランドで4輪タイヤ 2輪オートバイ用タイヤ
・VEE TIRE CO.ブランドでMTBタイヤ
を製造していますが、さらに新しく
・VEEMOTO Tires ブランドでオフロードバイクタイヤのラインナップを構築しています!

VEEMOTO TIRESの MY25カタログPDF です。
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型名表記も VRM-xxxから Vxxxに変わり、愛称が付くようになりました。

VEEMOTO TIRESのマネージャーさんとメッセージをやり取りしたのですが
「オフロードバイクタイヤのトップブランドクラスの性能を発揮し、リーズナブルなタイヤを提供したい」とすごく意気込んでいます。
新たに開発されたオフロードタイヤはまず3つ
・FORCE ENDURO V481

FIMエンデューロタイヤでメッツラーの6DAYSがターゲット
オールマイティーなミディアムコンパウンドと
難所向けのソフトコンパウンドタイプを開発
早速取り寄せたサンプルはソフトコンパウンドでした
まずはこれまでのVEERUBBERの様に、温度による硬度変化がとても少なく低温でも柔軟で高温でもコシがあります。
TackeeやAPEXの様に表面に低反発コンパウンドの層を作るのではなく、全層が同じコンパウンドになっていて、これまでのVEERUBBERとはゴムの配合がまったく異なるようです。
SOFTのサンプルをテストしてみたのですが、リアタイヤ140/80-18はMAXIIS M7314Kと同等といえます! 凍結の溶けた勝沼で全般にグリップさせやすいのはこれですね、木の根にも当たりが柔らかいです。
フロントタイヤのSOFT 90/90-21 は柔らかいのでマディーにはいまいちな感じ、ロックや氷雪には具合良さそう!
オフロードパーク白井で遊ぶのも向いていそうです。
MIDIUMはまだ開発が済んでいないので届き次第テストします。
6DAYSはMIDIUMがオールマイティでとても具合良かったので期待できますね
・FORCE MH V483

これはかなりオリジナルなハード路面用モトクロスタイヤでパターン的にはMX53に近いかな?
ブロック表面にスパイク状の凸ブロックがでていてこれがかなり効きます。
やはりコンパウンドがこれまでのVEERUBBERと違って温度変化が少なく寒くてもカチカチになりません。トレッド部のケースは薄めでこのあたりはミシュランに近いかも。
11月30日にクロスパーク勝沼でテストしたのですが予想通り朝の凍結した大坂をスイスイ上ります。フロントの凸ブロックもかなり効いているので走っていてニュルッとした不安を感じませんでした。泥の乗ったガレでもコントロールがシビアになりませんし、個人的にはこのタイヤだけあればイイかなというレベル。
フロント V483F 80/100-21 0.8bar
リア V483R 110/100-18 0.6bar
凍結勝沼ではV481 SOFTより良かったです。
・FORCE ST V366

IRCさんほんとごめんなさいパターンはほぼM5B EVOです…
でもタイの赤土マディーに調整したらしくコンパウンドがだいぶ違い、ややモチッとしてますね
140/80-18サイズをマディのチャレンジフィールド大町で試してみました。
オイルショックと呼ばれる黒土の林間はナメたタイヤだと掘ることすらできないのですが噛んでグイグイ上ります。 再発進はバイクから降りて押しながらでも十分進みます。
柔らかいタイヤだと厳しい赤土テカテカの坂もしっかり刺さり進みますね。
サンドヒルあたりもイージーでした…
もちろんフカフカはブロックの高さも相まってグイグイ進みます。
ここまで性能が変わってくると販売中のタイヤのラインナップをガラリと入れ替える必要がでてくるので痛し痒しですね。
価格的にはこれまでのVeeRubberタイヤとそれほど変わらない価格で提供できそうです
