駅を降りるとすぐにワイン祭りの会場です。
土曜の夕方、7時ちょっと前。思ったよりすごい人出です。
移動遊園地も来ていて、ドイツ名物高速回転観覧車もありました。
ワイン祭りは10日間ほど続きます。屋台とはとても思えない、立派なお店。
新酒はNeuer Weinといいますが、右側のポリタンクに入っています。
冷蔵ケースには瓶入りのワインも大量に入っていて、おそらく新酒かと思います。
勝手がわからず、Neuer Weinは発酵継続中でまだ甘いので、まずは手始めに普通のリースリングを頼んだら、特にグラスを指定しないと、500㏄入りのグラスにどかんと注がれました。これで5€くらいだったか。グラス代3€(回収場所が別にあって、そこに持っていたらグラスと引き換えに3€返してもらえます)。
テーブル席はすべて埋まっていたので、隅っこで立ち飲みしていましたが、500㏄の普通のワインはそう簡単に飲みきれません(いきなり2/3ボトルですし)。美味しいかと言われると、出来立てのワインなので、縁起物。値段だってそういう値段ですし。
グラスを片手に場内をうろうろ。フリーカンデル(ハンバーグみたいなの)サンドを頼んで、これを夕食にしました。サイズもなかなかで、飴色になるまで炒めた玉ねぎも入れてくれてました。4.5€だったかな。
移動遊園地、観覧車だけでなく回転ブランコとか。写真には出てないけど、射的とか、クレーンゲームとかいろいろ出てました。
さてぐるりと1周、小一時間かけてワイン1/2ℓ飲み干しました。
せっかく来たので同じ店でNeuer Weinを、別名Feder Wisserという名前もついている濁りワインですが、発酵途中でアルコール度は5-11度。
これはかなり甘かったのでアルコール度はそれほどでもなかったはず。
お祭りに来ている皆さん、もっとガンガンに飲んでいる感じがしましたが、
日本人のお酒好きとはいえそんな量は飲めないほうなので、この途中でギブアップでした。
とはいえ1ℓ弱。250㏄でも頼めるのですが、来場するおっさんで、そんな小グラスで飲んでいる人いませんでしたし。
駅から快速に乗ってマンハイムに戻り、速攻で寝ました。
さて翌朝です。この日の帰り便は16時発のICE。ワイン祭りにもう一度行くつもりですが、そんなに早く行っても時間持て余すのと、飲み続ける体力はないので、マンハイムで、日本の方がやっておられるケーキ屋さんへ。
中心部からはトラムで5駅ほど。町中ですが少し見つけにくいところにありました。Googlemapないとなかなか見つけられないかも。
店に入ったら冷蔵ケースは空っぽ。あれ、予約制だったかと思ったのですが、
冷蔵ケースが故障中だそうで、その日に作っているケーキを持ってきてくれました。
タルトやチーズケーキ、バームクーヘンに買ったので写っていませんが、シュークリーム。
シュークリーム(抹茶とカスタード)にバウムクーヘンを購入。
店内にカフェがあれば一個食べていきたかったのですが、なかったので、お持ち帰りです。
トラムで10分ほどのマンハイム中央駅に戻り、さすがにシュークリームはつぶれそうなので
コインロッカーに、着替えのリュックなども預けて、再度Neustadtへ。
同じ屋台で、赤のNeuer Weinをお願いしました。おつまみは、新酒と一緒にいただくのがこの地域(Pfalz地方)お約束の玉ねぎパイ。12時半くらいですが、空いていました。日曜日はもう少ししてから混んでくるみたいです。
お昼はこれまた昨日と同じ屋台で、トンテキのサンドイッチを。ソーセージがメインなのですが、ポークステーキという文字を見つけ7€で。
同じく玉ねぎ炒めがついていて、ステーキのサイズがでっかい。見事に一食分の量でした。
肉食べて、ワインも進みます。前日の白Neuer Weinは甘かったけどこちらはそこまでの甘さはなく、
濁り加減もそんなになかったです。
1/2ℓのワインと厚切りポークステーキサンドでおなかも一杯。酔いも感じるので、お祭りを離れて市の中心部に寄ってみました。
歩行者用信号のサインが独特です。
なかなかにぎやかな商店街が。およそ5万人の町だとのことですが、日本の5万人の地方都市だと商店街は寂れていることが多いと思うのですがドイツは地方も栄えている感じがします。
趣のあるカフェ、黒猫印です。日曜は休業でした。
木組みの家が残っています。歴史的なモニュメントには説明板がついていましたが18世紀くらいの建物が
残っているようです。直訳で新町ですが、歴史は古く13世紀から町が存在していたそうです。
横丁が美しいです。
マルクト広場に。教会と市役所がある、歴史を感じる中心部です。
噴水に教会の塔。
教会の内部もお邪魔しました。
50年ほど前に作られた、伝説上の動物(怪物)がモチーフの噴水。マルクト広場からは歩いて5分くらいのところでした。
旧市街も1時間ほどで見て回れました。静かないい雰囲気の町。あと電車まで時間があるので会場に戻ってきました。
雲一つない青空。
別の店で、Neuer Weinの白をついつい頼んでみたのですが、別のグラスでした。こちらは
地域の名所が描かれているコップ。250㏄を頼むつもりだったのですが小グラスは無地だったので。こちらに。
こちらは濁り色が強く、味も甘さ控えめ。
発酵がどんどん進んでいるので、店によっても日によっても味わいが変わるはず。
この白は味見程度しか飲めず、ペットボトルに移し替えて持って帰りました。
家についてから飲んだのですが、炭酸が強くなっていて、コーラを開ける時みたいに。
お店で瓶入りの新酒を買う時もふたに空気穴があいていて立てて持ち運ばないといけないのですが、
発酵の力強さを感じました。
来週末も別の町の新ワイン祭りに行ってみようと思います。