これに続きです。
何かと情報量の多い(?)宮殿ツアーでした。ダウンロードしたアプリからの音声ガイドでセルフツアーをしましたが、係員に案内してもらうツアーもあるようです。
この宮殿がオランダ王室から離れたのは2回。最初はナポレオンのフランスにオランダが侵略されたとき、もう一度はナチのSSの施設となり、ドイツ軍のけが人を収容する施設として利用されていた時。そのため、1944年に英国軍の空襲の対象になり、宮殿の一部が損壊したそうです。戦後、ナチス占領の記憶を残すため、失われた部分は復旧しないで利用されていたとか。
庭園からの写真では左右対称でないことは判別しないのですが、屋上から見比べたら確かに異なっていました。
広大なゴシック庭園。
遠目に宮殿を望みます。晴れ間も出てきました。
着いたときにスキップした厩舎の方に行ってみます。実はここが最初に通るべきところで、この奥にチケット売り場やショップもあります。帰りに通ったら呼び止められてチケット見せることになりました。
厩舎には、CDラジカセが残っていて、まだ現役のころ馬番が楽しんでいたのでしょうか。厩舎に染み付いた臭いは残っていました。
厩舎の脇には歴代の車両コレクションが。これもなかなか見ごたえが。
メルセデスのオープンカーです。戦後そんなに経っていない時期だったので、ドイツの車を王室が購入していいかどうか、オランダ国会で問題になったそうです。
これは先代の女王愛用のマイカー。歴代フォードが採用されていたそうで、AAというのが王室ナンバー。一応特注で乗り降りがしやすくなっているそうですが、ぱっと見、庶民の車フォードの普通のセダン。日本人感覚だと、天皇のマイカーがカローラだったみたいな感じですよね。
このママチャリも先代女王の愛車で、ハーグの街中にこのチャリで出没されていたとか。
敷地外にあるモニュメント、カナダとの友好のシンボルだそうです。
バスで来るときに気になった、マルクト広場の市場に立ち寄りました。午後2時くらいになっていたのでやっているか心配でしたが、特に店じまいの時間でもなく、普通に営業中でした。
オランダといえば花屋さんが多いイメージです。食事と服にお金をかけず、可処分所得をインテリアに全振りするオランダ人(最近は変わってきているようです)、花屋さんも多いわけです。
懐かしのストリートフードをお昼代わりにいただきました。
ベトナム春巻き(Loempia)をピリ辛ソースで。
白身魚(キブリング)のフライを、ニンニク乳化ソースで。小にしたけどかなりの量で、これでお昼になりました。
帰りはApeldoornからバスでArnhem、奇跡的に接続がよく、五分後の代行バスでOberhausenに。車だと2時間弱の距離なのですが、5時間弱かけて帰ってきました。路線バスに3時間半も座っていたので腰が…。