電機メーカー各社が新卒採用で外国人の比率を高めている。各社はここ数年の間、国籍を問わず優秀な人材の確保に努めてきたが、特に中国やインドなどが急速な経済発展を遂げる中で、アジアの人材を求める動きが加速している。
ソニーは日本の新卒採用に占める外国人の割合を2012年春には30%(70人程度)まで伸ばす方針だ。外国人比率は10年の4%、11年の14%から飛躍的に高まることになる。その狙いは優れた技術者の確保にある。これまで中国やインドの理工系大学で行ってきた学生のスカウトを、今後はベトナムやインドネシアなどでも行い、幹部候補生を育てたい考えだ。
NECは12年春の採用から新卒者に占める外国人の比率を従来の2倍の10%に高める方針を打ち出した。具体的な数値目標を掲げたのは初めてで、「海外事業強化を全社的に進める中で、その牽引(けんいん)役となることを期待している」(同社)という。
日立製作所も12年春に外国人の新卒採用を11年度の2倍以上となる70人まで増やす方針。外国人比率はNECと同様に10%にまで高まる見通しだ。
一方、パナソニックはすでに国内の新卒採用に関しては国籍や男女の区別をなくし、「実力本位の採用を進めている」という。さらに海外では今春、前年比5割増となる1100人の外国人を採用する予定。これは日本国内の新卒採用予定者の4倍弱の規模に相当する。
各社とも、各国の製品ニーズをくみ上げるためのマーケティング(市場調査)や海外企業との交渉にあたる人材の確保が課題となっているほか、設計・開発の現地化を進めるにあたって、技術者の増員も急務となっている。(フジサンケイビジネスアイ)
→このところ急速にグローバル採用のニュースが多くなってきました。我々の会社にもグローバル人材マネジメント関連のお問い合わせが増えてきています。
私個人としても以前在職していた会社でグローバル人材採用のお手伝いをさせていたいておりましたが、この1年で随分と様子が変わってきています。人材ビジネスにおいても外国人採用をサポートするような機能とノウハウが必要となってきますね。
間もなく公開されるソーシャルネットワーク。フェイスブックを題材にした映画ですが、私も同様のSNSに登録しています。(メンテしていませんが・・・。)外国人のヘッドハンターは積極的にSNSを活用して優秀な方々を日々ヘッドハントしています。日本の人材ビジネスでも求職者獲得ツールとして積極的にSNSを活用する日はそう遠くないでしょう。