結局どれほど感動したのか失望したのか、そのあたりはあいまいにしたまま、アランは黒いゴルフをナメクジが這うようなスピードで運転して早々に退散していった。
しかし、われわれはこの口論に触発されたかたちで、この週末をフルに使ってかなり詳細な別荘改造計画を練りあげた。
まず部屋割りだが、ケイトは二階の庭を見下ろす小部屋を自分の書斎にするとすでに決めていた。
わが輩も異存はない。
したがってわが輩は、屋根裏部屋か主寝室のいずれかを仕事部屋にすることになるが、屋根裏部屋がどのようになるか見当がつかないので、決定はしばらく留保することにした。