広島東洋カープ対北海道日本ハムファイターズのあいだで行われた
日本シリーズは、2勝を先勝されたファイターズが4連勝を果たし
見事、日本一の栄冠に輝いた。
ペナントレースも最大15ゲーム差を逆転しての優勝と
いずれも瀬戸際からの大逆転劇をみせた。
今回の日本シリーズのポイントは大谷選手の使い方だったと思います。
第1戦は先発で登板し、自身は2安打放つも敗戦投手に。
そこから、第6戦の先発が有力視されていましたが、ふたを開ければ増井投手。
これは第6戦に大谷投手で敗れたとき、第7戦は大谷選手を
代打ぐらいでしか起用できなくなり、また、第7戦で登板する投手へ
大きなプレッシャーを与えてしまうために、第7戦に大谷投手を待機させたのは
ベストな戦略だったと思う。
さらに二死満塁のチャンスで、中田選手のときに次打者はバース投手だったが、
ネクストバッターズサークルに大谷選手を送った。
これで、相手のジャクソン投手はプレッシャーを感じて押し出しの四球を出してしまった。
大谷というジョーカーの使い方を完全にマスターしての勝利だったといえると思う。