アニメ「スーパーカブ」聖地巡礼とXR復活 | カッシーの旅と音楽の日々 Mk.Ⅱ

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GWの後半、白州にキャンプに行ったのですが、そこが、現在放映中のアニメ「スーパーカブ」の舞台のすぐ近くなので、ついでに「聖地巡礼」に行ってきました。

本作は原作小説は未読。漫画版のほうを読んでいて、そちらの印象はイマイチだったのですが、アニメ版はスーパーカブあるあるも的確に描かれ、物静かで穏やかな演出、美しい作画、ドビュッシーやシューマンを使ったサントラ、リアルカブのサウンドも心地よく、実に楽しめます。

なのに何でカブで行かなかったんだ!?と言われそうですが(笑)それにはワケがあります。

それは購入12年目にして、ようやくわがXR250「ゆきかぜ号」が本来の調子になったようだからです。

最近手元にやってきたヤマハTT-250Rレイドは、車歴も古く、走行も6万kmを超えるオンボロながら、排ガス規制を受ける前のDOHC空冷エンジンは実に歯切れよく吹けあがり、250ながら馬力は十分に感じられ実に楽しいバイクです。

これに比べると、2008年の最終モデルとなった我がホンダXR250「ゆきかぜ号」はいかにもパワーが足りず、特に低速は自分の知っているかつての250からかけ離れたパワー感のなさでした。

しかもエンジン始動後は十分に暖気しても最初の走りだしは全くパワーが出ず、必ずエンストする、あるいは失速~あわや転倒!になりそう、という持病があり、これが場合によっては危険なシーンもありストレスになっていました。新車時から現在に至るまで、これは全く変わりませんでした。

さらには2年ほど前からアイドリング中にストールする症状も現れ、一度修理に出し、エアクリーナエレメント交換を中心にキャブ調整もやってくれたとのことでしたが、改善は見られませんでした。

いよいよダメかと思い、元凶であろう排ガス規制に伴い装着されたエアインジェクションをキャンセルしようかと企んでいましたが、今一度手軽に調整できないかと調べたところ、キャブレターにあるパイロットスクリューを調整すれば改善される、という情報が目に留まりました。

調べると、通常パイロットスクリューはマイナスドライバーで調整するものらしいですが、ホンダ車の排ガス規制対応車のパイロットスクリューは専用工具が必要なのだと。

実車を見ると、なるほど、見たことのない形状のヘッドが回せそうになっています。ん~専用工具か~

 

でも、もしやと思い近所の2りんかんに行って工具売り場をのぞいてみると、デイトナからその工具はリリースされていましたw

 

 

レジで会計を済ませて駐車場で包装をひん剥いて早速回してみます。

 

すると、あら不思議。今まで不規則で弱々しく、今にも止まりそうだったアイドリングが、トントントンと規則的に力強く、まるでデッカイスーパーカブのようにゆったりとしたアイドリングに変わりました。走りだすとこれまでとは明らかに違うトルク感!

 

そうか、新車状態では排ガス規制をクリアできるものの、パワーダウンは避けられないため、裏技的に最初からこのパイロットスクリューの調整のみで本来の調子を取り戻せるようにセットされていたのではないだろうか?

 

白州の穏やかな田園風景の中、ゆきかぜ号は今までにない快適な走りをしてくれました。

 

これならファイナルをノーマルに戻しても大丈夫かな?

オフ車エースの座が危うかったゆきかぜ号、こうなると総合的にヤマハより好みのフィーリングです。

キャンプのレポはこの間にもう一件ありますが、後日!