一昔前、デビューしたての若い税理士の方からご相談、というか営業を受けました。
「先生の顧問先や相談者の方をぜひご紹介ください!」
「いやいや、先生って。。。(笑)僕は資格持ってないし、アナタが先生でしょう。」
「それはともかく、お会いするだけでもいいんです。ぜひ!」
若い人の強引なくらい熱心なのは気持いい!大歓迎なのですが。。。
「税理士としての専門分野は?何が得意ですか?」
とおききすると。。。
「何でもできます、どんな方でもOKです。」
。。。
あらら。。。
これでは、どんな方をご紹介していいのやら。。。
どんなビジネスでもそうですが、「○○が得意です」、「○○のプロです」、「○○が専門分野です」、と言ってほしいものです。
全般的に何でもできるのはわかっています。
でも、その中で「○○が専門」と言っていただければ、ものすごく紹介しやすいのです。
その専門分野は、自分ができることで絞るのもよし、お客様によって絞るのもよし。
例えば税理士さんであれば。。。
●「とにかく処理が早く、データをいただいてから3日で月次決算を仕上げます。」
●「今までにほとんど間違ったことがありません。10年間で99.7%。」
●「年商10億円前後の製造業の企業さんが得意です。」
●「節税なら誰にも負けません。」
●「社長と飲みにいったり、ゴルフのお付き合いが得意です。」(笑)
などなど。。。
そうすると、このお客様だったら、この税理士さんがいいな、とばかりにはまっちゃうんです。
税理士さんにお願いするのは「ニーズ」。
必要だからお願いするんですけど。。。
どんな税理士さんにお願いするのかは「ウォンツ」。
人によって、早さを求めるのか正確さを求めるのか、相談相手が欲しいのか、税金を節約したいのか。。。イチバンの要望は違います。
ベテランになればいざ知らず、スタートするときは「○○のプロ」と明確に言い切ってほしいものです。
「○○のプロ」と「何でもできます」。
みなさんはどちらを選ばれますか?
例えば僕のコンサルタントとしてのスタンスは、起業前から、起業後5年程度。
売り上げは10億程度まで。業種は問わないが小さなお店が得意。
と言った具合です。
何でも屋さんにならない。
マーケティングの基本です。
こんなこと、大学で勉強します。
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