つばめ去る

第四十五候「玄鳥去」。
新暦：９/１８－２２日ころ。

「大津絵に
　糞落としゆく燕かな」－蕪村

「玄鳥」は燕の別名。
秋風が吹くこのころに燕は日本を去ります。
藤沢周平の短編にも「玄鳥」という短編があります。
現在ではその数は激減。
寂しい限りです。
稲作で害虫を食べるため益鳥とされ、
江戸時代には雑草駆除に糞が使われたり、
商売繁盛の象徴でした。

旬の魚は「はぜ」。
「舌平目」。
季節の花は「芙蓉」。

野菜は「葉唐辛子」。
佃煮にするのが定番。

旬のくだものは「梨」。

次節は「秋分」です。

くらしのこよみ　七十二の季節と旬をたのしむ歳時記

くらしのこよみ 七十二候の料理帖

日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―

猫ごよみ365日: 今日はニャンの日? 猫といっしょに季節のある暮らし