LinkedInのIPOやGrouponのFilingが話題になっている。

当方もよくチェックしている下記のブログで非常に面白い
記載があった。

http://wallstny.exblog.jp/

当方は、この数年間の米ベンチャーのM&AでのExitからIPO
にシフトしていると見る。

昨今話題になる企業は、インターネットバブルの時にIPO
した企業群とは明らかに業績の実績数値や伸びが異なる。

Googleが買収できなかったGrouponのIPO時の時価総額、
そして未来を脅かすFACEBOOKがIPOした時の企業価値が
どのくらいになるのか楽しみである。

その一方で、次世代のベンチャー企業がどのような新たな
テクノロジーやビジネスモデルで世界と戦うのか。

それら企業達を日々探す毎日は楽しい。

久しぶりにシリコンバレーにも行かねば!!
大阪や京都出張に行く事が多くなっている。

投資候補案件が増えているのがその理由。

最近、東京よりも関西系ベンチャーの方が元気が
ある気がしている。

この数年IPO企業数そものもが少なくなっているので
致し方ないが、2000年~2006年頃までは関西地域の
ベンチャー企業のIPOも多かったと記憶しているが、
この3,4年は殆どなかった。

この地域で来年にはIPOする企業も増えてくるだろう。

特に京都は、任天堂、日本電産、京セラの発祥の地。

さてさて、世界に通じる京都企業が出てくるのか。

是非、投資して1社でも応援していきたい。



先日、ある証券会社のセミナーの座談会で名古屋の葬儀会社
ティアの富安社長が話をしていた。

セミナーのテーマはそれはそれであったのだが、司会の方が
やや強引に「起業をしましょう!」という話の展開にしていた。

ティアの社長の話は初めて聞いたが、情熱的でさすが上場した
社長さんであり起業家だと思った。
最近彼が執筆した本は名古屋の書店ではベストセラーになって
いるそうだ。

当方も過去十数年ベンチャーキャピタルに在籍して投資をして
きているが、失敗も沢山したが、成功した社長達に共通する資質
をティアの富安社長に感じた。

それは、事業や会社、従業員に対しての情熱や想いを伝える
気持ちである。そして、何事もあきらめないことが重要だと。

葬儀業界は古い業界だから料金体系やその中身が一般人には
全く不透明、だからティアは明朗会計にした。業界を変えよ
うとしたのだ。

投資して失敗した社長達は、確かにその想いは弱いし、あきら
めたから成功しなかったのだ。

私もこれからもそんな起業家、社長に投資をしたい。

久しぶりにいい社長に会った。