天川ゆうき|訪問看護師・生命の伴走者

はじめまして。
天川ゆうきと申します。

現在、訪問看護師として一人ひとりの暮らしや人生に寄り添いながら、身体・心・人生・自然を統合的に捉えるセラピーについて学び、実践しています。

私が目指しているのは、誰かを「治す人」ではありません。

その人が自分の中にある力を思い出し、本来の自分へ還っていく旅に寄り添う、**「生命の伴走者」**です。

ここでは、私がなぜこの道を歩むようになったのか、そしてこれからどんな世界をつくっていきたいのかを書いてみたいと思います。

①「なぜ人は苦しむのか」という問い

私は生まれつき視力が弱く、幼少期から人の表情や空気の変化に敏感な子どもでした。

よく見えないからこそ、無意識のうちに声の調子やその場の空気、人の感情の変化を感じ取ろうとしていたのかもしれません。

その一方で、長年にわたり不眠や呼吸苦、自律神経の不調に悩んできました。

そんな人生の中で、いつも心にあった問いがあります。

「なぜ人は苦しむのか」

「なぜ同じ悩みを繰り返すのか」

「なぜ自分を責めてしまうのか」

「人はどうすれば、自分らしく生きられるのか」

今振り返ると、私は自分の人生を通して「人間」という存在を研究してきたのかもしれません。

② 息を潜めるように生きていた

看護師として大学病院で働いていた頃、私はいつも周囲と自分を比べていました。

失敗してはいけない。

迷惑をかけてはいけない。

怒られてはいけない。

目立ってはいけない。

そんな思い込みの中で、自分の存在を小さくし、息を潜めるように生きていました。

その生き方と重なるように、不眠や呼吸苦、自律神経の不調にも悩むようになりました。

当時は「どうすれば症状をなくせるのか」ばかり考えていました。

しかし今は、少し違う見方をしています。

私は単に呼吸が苦しかったのではなく、

「自分はここにいていい」

という感覚を失っていたのかもしれません。

③ 私が本当に研究したかったもの

大学時代、私は一度、本気で大学を辞めたいと思ったことがあります。

卒業研究は苦痛で、研究室にもなじめず、自分だけが取り残されたように感じていました。

それでも卒業を諦めなかったのは、透析を受けながら家族を支え、私を大学へ通わせてくれた父の存在があったからです。

振り返れば、私は「研究すること」が嫌いだったのではなく、研究したいテーマが違っていたのだと思います。

人はなぜ苦しむのか。

なぜ自分を責め続けるのか。

人はどのようにして変わっていくのか。

大学の研究室では見つけられなかった研究テーマは、私自身の人生の中にありました。

④ 身体には、その人の人生が表れている

訪問看護師として、多くの方々の暮らしや人生に触れてきました。

病気や障害、老い、家族関係、孤独、幼少期から抱えてきた思い。

訪問看護では、その人が実際に生きている場所へ入っていきます。

そこには、検査データや診断名だけでは分からない、その人の物語があります。

どんな環境で暮らし、誰と生き、何を大切にし、何を我慢してきたのか。

多くの方と関わる中で、私は強く感じるようになりました。

身体には、その人の人生が表れている。

姿勢や呼吸、身体の緊張、繰り返される不調。

もちろん、病気には適切な診断や治療が必要です。

そのうえで、身体の不調が時に、

「少し休んで」

「本当の気持ちを見て」

「もう無理をしなくてもいいよ」

と、何かを伝えていることもあるのではないかと考えています。

⑤ 人は壊れるのではなく、しおれてしまうことがある

私は、人は簡単に「壊れる」のではないと思っています。

植物が水や光を失うとしおれるように、人もまた、生きるために必要な栄養を失うことで、生命の輝きが小さくなってしまうことがあります。

安心感。

愛情。

感謝。

つながり。

希望。

自分を信じる感覚。

そして、

「自分はここにいていい」

と思える感覚。

誰かにとって必要な栄養は、安心かもしれません。

本音を言葉にすることかもしれません。

何かに夢中になり、心からワクワクすることかもしれません。

あるいは、ただ静かに休むことかもしれません。

私は、その人の生命が再び芽吹くために、

「今、この人に本当に必要な栄養は何だろう」

と一緒に探していきたいと思っています。

⑥ 自然も生命を支える大切な栄養

私にとって、自然とのつながりも大切な栄養です。

海を歩く。

森の空気を吸う。

滝の音に耳を澄ませる。

植物を育て、土に触れる。

自然の中に身を置くと、不思議と呼吸が深くなることがあります。

何かを証明しなくてもいい。

誰かと比べなくてもいい。

ただ、ここにいていい。

人間もまた、自然という大きな生命の循環の中で生かされている存在です。

だから私は、自然そのものも、これからのセラピーの大切な一部にしていきたいと考えています。

⑦ 私は誰かを「治す人」ではない

私は、誰かを治すことも、人生を代わりに生きることもできません。

しかし、その人の中に眠っている生命力や可能性を信じることはできます。

私は、クライアントの人生の伴走者であり、証人でありたいと思っています。

たとえ本人が、自分の光を見失っていても。

何度も同じ場所に戻ったように感じても。

その人の中にある力と可能性を、信じ続ける存在でありたいのです。

私が人生を変えるのではありません。

その人自身が、自分の人生を歩いていく。

私はその隣で、一緒に立ち止まり、ときに迷いながら、本来の自分へ還る旅に寄り添いたいと思っています。

⑧ 学びは人を決めつける「答え」ではない

現在は訪問看護師として活動しながら、

原始反射統合、アロマセラピー、タッチフォーヘルス、東洋医学、心理学、インナーチャイルドケア、音叉や声についての学びなど、さまざまな分野に触れています。

私にとって、それらは人を分類するための答えではありません。

その人の人生を理解するための、一つひとつの「レンズ」です。

身体というレンズ。

心理というレンズ。

幼少期というレンズ。

香りや声というレンズ。

自然というレンズ。

一つの理論だけで、人間のすべてを説明することはできません。

大切なのは、理論よりも、その人自身です。

身体・心・人生・自然という複数の視点から、その人の本当の声に一緒に耳を澄ませていく。

それが、私の目指すセラピーです。

⑨ 罪悪感から創造へ

私は長い間、罪悪感や自己否定を抱えて生きてきました。

「あのとき、こうすればよかった」

「自分が悪かった」

「もっと頑張らなければならなかった」

と、自分を責めることもありました。

しかし今は、後悔や懺悔だけでは人生は変わらないと思っています。

過去をなかったことにする必要も、傷ついた経験を無理に「良かったこと」に変える必要もありません。

大切なのは、その経験を抱えながら、これから何を創っていくのか。

私はそれを、

「罪悪感から創造へ」

という言葉で表しています。

私が考える統合とは、人生からマイナスを消すことではありません。

人生で起きたことを、自分と誰かを支える力へ変えていくことです。

傷ついた経験があるから、誰かの痛みに気づけることがあります。

迷った経験があるから、迷っている人の隣に座れることがあります。

過去を否定するのではなく、抱きしめながら未来を創っていく。

私は、そんな生き方を大切にしています。

⑩ 半農半セラピストという夢

私には、将来の夢があります。

家族とともに自然農法を実践しながら、

「半農半セラピスト」

として生きることです。

土に触れ、植物を育て、自然とともに暮らしながら、一人ひとりの人生に寄り添う。

自然の力を借りながら安心を取り戻し、自分自身とつながり、本当の声に出会う時間をつくっていきたいと思っています。

人生には、その人にしか咲かせることのできない花があります。

誰かと同じ花を咲かせる必要も、同じ速さで咲く必要もありません。

今は土の中で根を伸ばしている途中かもしれません。

一度しおれてしまったように感じているかもしれません。

それでも、その人の中にある生命まで失われたわけではありません。

必要な水や光、安心できる土壌と出会うことで、人は再び芽吹くことができます。

あなたの生命が再び輝くために、今、本当に必要な栄養は何ですか。

私はその答えを知っている人ではありません。

その答えは、きっとあなた自身の中にあります。

だから私は、一緒に問い、一緒に感じ、一緒に探していきたい。

私自身も、まだ人生の途中です。

これからも学び、迷い、成長しながら、一人ひとりの中にある生命力と可能性を信じ続ける伴走者でありたいと願っています。


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ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。

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「安心できる時間の中で、身体と心を見つめたい」

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天川ゆうき
訪問看護師・生命の伴走者

大切にしている言葉

「罪悪感から創造へ」

「報恩と感謝」

「身体には、その人の人生が表れている」

「統合とは、人生からマイナスを消すことではない。人生で起きたすべてを、自分と誰かを支える力へ変えていくことである」