観光と非現実感が折り重なる夢

母とヨーロッパの小都市の湖と骨董屋やレストラン、書店のある地区を観光している。言葉が通じて書店で売れている英語のペーパーバックを一冊買って帰国の飛行機の時間が近づいて来る。空港に向かうシャトルの駅から夜の観光地と湖が見えて車内には日本人がちらほら乗っている。ペーパーバックを手に持っていると外国人の親子連れが話しかけて来てヒット作なのだとわかる。シャトルを降りると空港の出発階に直結していて日本へ戻る飛行機に乗る。

気がつくと飛行機は羽田の近くに着陸したようだが滑走路上でなく空港近くの工業地帯の空き地に停まっている。空港の滑走路は見えるが海や工場や障壁があってそこへ歩いて行くのは不可能に思える。機内からは直ぐに出されて飛行機はどこかへ飛んでいく。

飛行機を降りた後、窓の外に工場地帯が見える古い待合室のベンチに座るが、空港に行かないと入国手続きも手荷物の受け取りもできないので母や他の日本人とこれからどうなるのか心配だと話し合う。しばらく待っていると通路とその先の階段に誘導され4人乗りのロープウェイのような乗り物に母と2人で向かいの席にコートと荷物を置いて乗る。

ロープウェイで空港に行けるのかと思っていると寂しい人工島に着いただけで、やはり空港は見えているが水面の向こうにある。着いた建物に小さな商店や書店があって旅行中に買ったペーパーバックの日本語版を見つける。ここにも座れるロビーと案内所がありスタッフがいるが、どうしたら空港に行けるのか聞いても自分はこの建物だけの案内係で分からないと言うので案内所の電話で航空会社と飛行機が空港に着かなかったのでどうにかして欲しい、と交渉する。いつの間にか一緒だった乗客は居なくなり、着陸から1時間半以上経ってもまだ空港に着くことができないままでいる。