これまでに、契約解除の申し出をしたにもかかわらず、支柱線の撤去がなされないまま1年以上が経過したNTTの問題についてお伝えしてきました。
しかしその後も、NTTからの誠意ある対応は見られず、南舘さんの土地は実質的に不法占拠されたままの状態が続いています。
そんな中、南舘さんがこれまでの契約に関する書類を開示するよう求めたところ、NTTから書類が送られてきました。
しかしその中身を見て、目を疑うような事実と、大企業の恐ろしい実態を目の当たりにすることになりました。
今回は、送られてきた書類から発覚した「2つの大問題」について書かせていただきます。
問題その①:解約を求めているのに「承諾書にサインしろ」という矛盾
まず届いたのは、令和8年6月5日付の、NTT東日本(岩手エリア統括部)からの文書です。
そこには、はっきりとこう書かれていました。
「2025年3月末までに撤去の意向を頂いておりながら、現在に至るまで本件電柱が残存している状況となっております。ご迷惑をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。」
「設置許可を頂けていない状況の中、設備が設置されたままとなっており……」
驚きました。
NTT側は、自分たちが地権者である南舘さんの同意を得ないまま、1年以上も土地を無断で使用し続けている(不法占拠している)事実を、自ら文面で認めているのです。
ところが、その後に続く文面に目を疑いました。
「昨年度及び今年度分承諾書を改めて同封させていただきますので返信用封筒にて送付頂きたく併せて宜しくお願い申し上げます。」
……何を言っているのでしょうか?
南舘さんは、2024年9月にすでに「契約解除」を申し出ています。土地を貸さない、早く撤去してくれと言い続けているのです。
NTT側も「設置許可を頂けていない状況」と分かっているはずです。
それなのに、「許可していない昨年度と今年度分の『承諾書』にサインして送り返せ」というのです。
もしこの承諾書にサインをしてしまえば、南舘さんが「無断設置を許した(承諾した)」ことになってしまいます。
解約・撤去を求めている人間に対して、契約を継続させるための書類を送りつけ、サインを迫る。 これは謝罪の皮を被った、地権者を騙すような行為ではないでしょうか。
問題その②:あまりにも重大な犯罪行為の影:過去の契約書、偽造疑惑
問題はこれだけではありません。さらに恐ろしい事実が発覚しました。
NTTから送られてきた過去の「土地等使用承諾書」の写しを確認していた時のことです。 平成17年、平成20年……と遡っていく中で、平成23年(2011年)11月19日付の承諾書を見た南舘さんは、
「これ、私の字じゃない……」
そこに書かれていた「南舘俊男」という名前、住所、そしてすべての文字が、南舘さん本人の筆跡とは明らかに異なるものだったのです。
もちろん、南舘さん自身、この書類にサインした記憶などありません。
これは一体どういうことでしょうか。
地権者である本人が関知しないところで、誰かが勝手に名前を書き、判子を押し、契約書を「偽造」して手続きを進めていた可能性が極めて高いということです。
公共性の高いインフラを担う大企業が、過去にこのような、およそコンプライアンス(法令遵守)とは程遠い手法で個人の土地の契約を捏造していたのだとしたら……。
そして、それが今もなお、悪びれもせず引き継がれているのだとしたら、これは一担当者の過失ではなく、企業ぐるみの重大な闇と言わざるを得ません。
最後に
南舘さんは、体調が優れない日々(ワクチン後遺症)の中でも、勇気を持ってこの不条理と戦っています。
今回の件で、NTTという企業の不誠実さが、単なる「対応の遅さ」ではなく、「矛盾した書類での言いくるめ」や「過去の不正疑惑」にまで及んでいることがはっきりとしました。
地権者の権利を無視し、過去の書類に偽造の疑いまであるのです。
私たちは、この大企業の身勝手な振る舞いを決して見過ごしてはならないと思います。
今後、NTTがこの「偽造疑惑」と「矛盾した要求」に対してどう説明するのか、徹底的に注視し、追及していく必要があります。
みなさんは、この大企業の対応について、どう思われますか?



