マーシャルランナー としての 八ヶ岳スリーピークス ドクターランナーの活動を見て | Road to フルマラソン 〜多摩からの発信〜

Road to フルマラソン 〜多摩からの発信〜

ウルトラトレイルランナー・ババチャンが伝えるフルマラソンを走るために必要な知識などを地元・多摩地区から発信します。

マーシャルランナー??

そう、なかなか馴染みのない言葉ですね。

なにをするかもわからないけれど、

知人に勧められるままマーシャルチームに参加し

てきました。

これがチームマーシャルだ!!


さて、とは言ってもマーシャルランナーってなん

やねん(ノ゚ο゚)ノ

簡単に言ってしまえばコース上のパトロールをす

るランナーのことです。

ケガをしているランナーはいないか、

道に迷ってるランナーはいないか、
困ってるランナーはいないか・・・

そんなことをキョロキョロしながら走るランナー

のことです。


山に入るんだから自己責任でしょ・・・
間違いなく私もそう思います。

とは言っても大会側の心配も痛いほどわかるので

す。
トレイルランニングの大会が安全に運営され

るのに必要なランナーです。



というわけで、これまでに出たレースでは1人も

見たことなかったけど、オモシロそうだから手を

挙げてみました。多分、上級救命講習レベルが必

要だと思います。目安として。



最初の10kmは特に何もなく、タラタラと早歩

きよりちょっと速い程度のスピードで走ってい

ました。

10km地点でドクターランナー(1人しかいな

かった)の奥井先生に声をかけられ、ゴールま

で一緒に行くことになりました。



奥井先生は、いかにも「お医者さん!」って感じ

のお医者さんでした。専門は女性の骨盤の先生だ

そうですが、いろいろ外科的な手術や往診なども

行なっているそうです。

「ケガしてるランナーいないですか~?」

ず~っ
と声をかけ続けていました。


10km地点までの間に1人肉離れを起こしたラン

ナーの手当をしてきていました。

10km地点以降は、1名が膝の靭帯損傷、1名が

ふくらはぎの肉離れ、と合計3名のケガしたラン

ナーの治療に当たりました。スゴいと思いまし

た。自分ではなんとかもう少し走れるかもしれな

い・・・でもやっぱり痛い・・・そんな自分で自

分のケガについて判断できないランナーっていっ

ぱいいます。だけど山ではそれが命取り。


「よく頑張ったね・・」って優しく下山を促すこ

とができるドクターランナーは、今後のトレイル

レースで必ず必要になってくるのかなと感じまし

た。


これまでレース出ているのが当たり前だと思って

ましたが、こうして支えて下さるドクターやマー

シャルがいて防ぐことができる事故というのは多

く存在したように思いました。


今回、ドクターランナーやマーシャルランナーを

導入した八ヶ岳スリーピークス運営関係者は素晴

らしかったと思います。

HPや事前の噂などから初心者向きのレースとい

う雰囲気が漂っていましたから。


ただ、1つ言えるのは、ドクターランナーは1名

では足りません。

ドクターランナーとしては、前から8割くらいの

あたりを走るのが理想かなと思って走り始めても

走り始めてすぐにケガをするランナーが出たりし

た時などに、集団までダッシュで追いつかなけれ

ばなりません。


なので例えば20km当たりにつき1名のドクター

を入れるなど、複数名を動員すべきだと思いまし

た。まぁ予算的にも人員的にも厳しいのはよくわ

かりますが・・

現在、ロードからトレイルに流れている人口がど

んどん増えてきているため、山の走り方を知らな

い人のケガや事故については、今後配慮すべき問

題になってくると思います。




少し長くなってしまいましたが、そんな印象を受

けた八ヶ岳でした。

もちろん初めての第1回からここまでやってしま

う八ヶ岳スリーピークスにエールです☆