いつの日か『お前は、ほんっとに、いかにも典型的な日本人って感じだよな。』って言われて、素直に喜べるところまで、誇り高き日本人になりたい。
明治時代以降、多くの日本人は、常にガイコクに憧れてきた。でも、やっぱガイジンにはなれなくて、それでもなお、なろうとして、でも、やっぱしガイジンとの差を感じて凹んで、挙げ句の果てに、隣の国よりはマシだよね、と日本人同士慰めあってたりもする始末。
明治時代以降、日本人が欧米に見習ってスーツにしたのはいいものの、結局足短いし、頭でかいし、どう考えたって、欧米人のスーツスタイルにはかないっこない。
昨今の日本のファッション雑誌で取り上げられてるモデルは、異様に濃い日本人だったり、ハーフだったり、それこそ、まんまガイジンだったりする。んで、だいたいちょっとオシャレな髭が生えてる。
そんなん、日本のサラリーマン、髭生やせないし、どうしろと言うんだ?というわけで、そろそろ、日本のサラリーマンも、せめて髭くらいは解禁していい。
結局、今の日本のサラリーマンスタイルは欧米人が仕立て上げたもので、欧米人にとってかっこよいものとしてデザインされたもの。それをそのまま日本人が採用してサマになるわけはない。欧米人の方がかっこよくなるよう初めから設計されてる。
思いもよらず、現代社会のそんなマトリックスの中で活路を見出せないモテない少年達は、とりあえずゾンビの眼差しで受験勉強、とりあえずゾンビの眼差しで就活。
髭の受験生。髭の就活生。
髭の首相。髭の知事。
いっせいのうで髭。
スーパーマクフライ