前回からの続き

我々一行は薬王院の宿坊で泊まらせていただきました。子供たちは嬉しくて寝る寸前までおおはしゃぎ!皆さんに遊んでいただきました。しかし、お寺で寝起きするというのはなんて気持ちいいのでしょう!参加された皆さんはゆっくり休めたでしょうか?

翌朝は5時キッカリに目覚まし、いや、鐘が鳴り響き、どんなお寝坊さんも叩き起こされ、朝のお勤め&座禅へ本堂へGO!まだ薄暗くシーンと静まりかえった肌寒い薬王院境内は凜として、なんと神聖だったでしょうか!!

さて我々一同は(うちの子供達も)お堂の決められた場所に二列で正座で座りしばらく静寂に浸っている突然と気が狂ったような法螺貝の雄叫びと和太鼓のずっしり低音の鼓動と共に我らの深田師匠を含む数名の僧侶が一列になりお出ましになり(カッコいいー!!あせる)、それぞれの定位置に腰を降ろすとお経を唱えはじめました。我々も必死に合掌して祈ります。それから東日本大震災で亡くなられた方々、被災者の方々とこれからの復興へ全員で祈りました。そうこの時「日本人と祈り」というフレーズが頭をよぎりました。世界中のどの民族もそれぞれの神や仏に独自のやり方で祈りを捧げてきたはずですが、自分の日本人としての内なる神への求め方は「正座、合掌、祈り」
に象徴されていて、我々日本人の奥底にある伝統的なその心構えと献身的な作法は、とても神聖で強く美しいと感じました。

その後引き続き深田師匠の指導のもと座禅でしたが、子供達がお勤めですでに正座で30分も静かに座り続け(普段はまったくじっとしてられないので僕もびっくりしましたが。お経のあといちばん年配のお偉い僧侶に子供たち二人共褒められてました。)とにかく外に出たがったので座禅は妻タリヤと参加者皆さんに譲って僕は子供達とまだ早朝の静まりかえった空気の澄んだ薬王院の中を散歩しました。
参加者のみなさん座禅はいかがだったでしょうか?

7時からは九段下早朝コンビ僕とりさ先生担当のアシュタンガヨガ~ビギナークラスとマイソールクラスを並行して行いました。今年もヨガ初めて!やアシュタンガ初めて!の人達が多かったのはじめの一時間は二人で交代でデモと指導を交えビギナークラスに重点をおき、マイソールクラスになれている人達はセルフプラクティス。後の一時間二人マイソールクラスのアジャストと指導を行いました。お寺で、畳でのアシュタンガヨガいかがだったでしょうか?初めての方々はキツかったかな…?




りさ先生は解剖学的な身体の動きに詳しく、タッチも優しく、最後のシャバーサナの時には気持ちいいマッサージもしてくれてとっても良い先生なんですよ。

さてさて、アシュタンガヨガの後は10時から精進料理の朝食♪身体に優しい美味しいおかゆでしたー。

休憩の後は11時からリサ先生のヨガスートラ講座、サンスクリット語の発音とスートラの解説、それからうちの子供たちをモデルに使って子供の身体と呼吸、横隔膜の動きについてのためになるお話でした。とてもよかったです。その後僕も少しヨガの流派や練習の取り組みかたなどについてお話させていただきましたがなんせ座禅にヨガに朝食の後お腹いっぱいで一時間の座学でみんなの目が実にまったり眠そう、という訳でシャバーサナ5分。

12時からは法話の時間、前半30分は深田師ではない別の僧侶のお出まし。高尾山から富士山への回峰行での修行中水が足りなくなった話など修行体験談などのお話をいただく。後半は我らの深田師匠の質疑応答タイム!お坊さん、山伏として、またお寺の外での生活観などとても面白いお話が聞けました。

さて今回のリトリートも後は最後に全体写真を撮って一旦解散ということになりました。



いやぁ、相変わらずしょうこさんのつくるイベントは忙しすぎてあっという間に終わります。疲れたー。でも面白かったー。また来年もやろうねー。という訳で今年も大成功、参加された皆さん本当にお疲れ様でした。ここまで読んでくれた皆さんもお疲れ様でした。



これにて高尾山薬王院ヨガリトリートのお話はおしまい。

これでいっちごさっけどっぺんぐらりんなべのしたガラガラ(昔ばなし風にね!)



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