世界各国のボーイズレッスン映像を見ていると、お約束的によく出てくるのがエシャペ・ソテ・バッチュ(バッチュは二回)だ。
このバッチュ、演目で見る事はあまり多くないような気がする。
今考えて思い付くのは、ブルノンヴィル版シルフィードニ幕のジェームスVa(後述するが少し通常のやり方と違う)、ラコット版シルフィードニ幕のジェームスVa、ファラオの娘ニ幕グランコーダの移動攻撃くらいか。
ブルノンヴィル版のエシャペのどこが違うかと言うと、動作足を右足とすると、通常は二番の後のバッチュが後→前→右後ろ五番着地なのがブルノンヴィルは前→後→右前五番なのだ(わかりにくい話でごめんなさい)。
これはエシャペの後のザンレールを右→左→右にしたかったからだと思われる。
ちなみにザンレールを右三連発もしくは左三連発にしたいダンサーは通常のやり方をやっているようだ。
さて、演目の中ではマイナーな存在のこのバッチュ、何故ボーイズレッスンで重要視されているのだろう?。
無論、怪人にはわからない。
しかし、何か重要な理由があるんじゃなかろーか。
これをやらないと、次の段階には行けない何かが、このバッチュの中にあったりだとか・・。
理屈はわからないが、一応怪人もたまに練習したりはしている。
キツいし、ムズいし、あまりカッコいい動きでもないし、本当はあまりやりたくないのだが( ̄∀ ̄)。
このバッチュの先に何かがあると信じて、やってみようかなと・・。
明日に向かって打て!、という心境の怪人なのである☆。