noriちゃんのブログ

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木、特にチーク材を主にミニチュア椅子、自動車、動物などの作品を作っています。詳しくはhttps://nori-art.comにて掲載しております。

GAULINO CHAIR 1/5model

Design Oscar Tusquets

#gaulinochair #bd #oscartusquets #oscartusquetsblanca

この椅子、大胆な構造で魅力的。私がミニチュアでこの椅子を作るのには原寸を採寸するほかない。たまたま部分破損したこの椅子を入手して採寸したが、ミニチュアであっても組立方法には苦労した。これだけのデザインが出来るデザイナーの才能には感服。

MERCEDES=BENZ T.80 1939

Western Models

以前、ベンツ博物館を訪れた時、斜めにディスプレイ展示されていたのを思い出して、ジャンク品を購入。片方の翼の差し込みバーが破損していたため両翼に2mmのタップをたて固定。

しっかり固定したが、つなぎ目が気になりパテで修正。いい感じになったが、実物のモデルもつなぎ目があり、やりすぎた感あり。このウェスタンモデルのホワイトメタル製品は量産品でありながら全体に手作り感があり好感が持てる。

#mercedesbenz #mercedesbenzt80

#westernmodels #madeinengrand

 

父が亡くなってからずいぶん経つが、私の作業場に置いてあった小さな箱の中に、父が年中弄り回していたパイプがはいっていたのを見つけた。今頃になってと思ったが、父の思い出の一品として、飾り棚におくことにした。黒かった樹脂の部分は変色してしまったが、木部のブライヤーは全く変色しておらず、綺麗なものだった。STANWELL REGO No.969-48 HAND MADE IN DENMARK と刻印してある。表面の傷のような部分を見て思い出したことがある。木部のブライヤーとはつつじ科の木の根の部分で非常に硬く火にも強いもので、木目もとても綺麗である。これをパイプのカタチに削っていくわけだが自然のものだけに細かい凹凸があり、完成したパイプの表面にキズのような凹みが残ってしまうことがある。その部分は、たぶん同質のパテのようなもので埋めてわからないようにして磨き完成させていると思う。父はそれが気に入らなくて、新規に購入すると、その、パテ?で埋めたところを探し、ほじくり返してそれを取り除くというような話を聞いたことがある。いわゆる、自然のままにしたいということかもしれない。

「THE SHAKER FURNITURE シェーカー家具大全 宇納正幸 白木克洋 西川栄明

誠文堂新光社」

私は以前からシェーカーの椅子に興味があって、数点ミニチュアを作っている。その後の椅子のデザインに大きな影響を与えたものである。恥ずかしながら、私はシェーカーの椅子などはそれなりに興味を持って調べたが、シェーカー教については詳しくは知らなかった。この本はその点についても解説してくれている。

先日、医院にて診療費をの支払いで、980円だったので、1000円を支払い20円のおつりをもらった。何気なくポケットに入れて、家に帰って着替えた時、あらためてその20円を見て少し驚いた。一枚は令和六年、もう一枚は昭和二十七年。製造から70年以上経過している。平等院も細部が摩耗してよくわからなくなっている。長い間、日本中を回ってきてもよく頑張っているといった感じ。自分もほぼこの年代に近く、令和六年製と比べ、人間も長い時間を生きているとからだの摩耗もしてきていると感じた。

私の作るミニチュア椅子の製作を依頼したポルトガル在住のデザイナーの方が、完成した作品を受け取りに私の家まで来られた。これは、たまたま1年前に私が注文を受けたものが完成したのと、ポルトガル在住の依頼者家族の日本旅行の時期が一致してたことで実現した。彼らは家族旅行であり日本での旅行計画があったのだが1日を私の家に来るために割いてくれたということだった。私の家が鎌倉といういわゆる観光地にあり少しだけ近くを案内した。後日、彼のアトリエに私の作品を展示した写真を送ってくれた。

私が小さかった頃、おもちゃを作ったり、色々なものの穴あけに使っていたハンドドリル。今はボール盤、電気ドリル、ハンドルーターなど子供の頃には考えられなかったツールが存在しており、夢のようである。このハンドドリルは以前住んでいた家を整理していて出てきたもので、終戦後、父が住んでいた向島近辺の焼け野原で見つけ、他にあった色々な部品を釣り付け改造したものである。最近、この古いハンドドリルに「MOHAWK MADE IN USA」の刻印を見つけ、この名前をWebで検索したところ、型番No.2500M-Sであることを確認した。このメーカー(Mohawk-Shelburne)復元した純正品が掲載されてあった。

亡くなった父が使っていたと思われる長さ約70mmのスプリングコンパス。このコンパスは余分な飾りのない美しいカタチをしている。通常のスプリングコンパスと違うのは針の取付部の構造と針の形状。ダイヤルを回すことで、出てくる針の長さを調節できるようになっている。針は先端が中心でなく、内側になっていて半径を決めるとき精度が出しやすいようになっている。今思うと、父はこういうこだわりのあるモノが好きで、道具として使うことと、そのものを分解したり調整したり自分なりに改造したりするのが好きな少し変わった人間だったのかもしれない。

40年以上前に販売されていたオーストリア製の卓上旋盤。それを完全にオーバーホールしたものを購入した。私は小さいものの加工しかしないし、工房は狭いのでこのような小型の旋盤はもってこいだ。形状も古いので当たり前だがクラシックな感じが心地よい。このような工作機械は古くなってもメンテナンス次第で長く使える。

家に2種類のサボテンがある。この花は開花後、比較的長い間咲いている。写真は2013年に初めて咲いた時のもの。1つで我が家でサボテンの花が咲くのは初めてだった。それから毎年少しずつ花が増えていき11年経過して8つの花が咲いた。株自体も大きくなり今後が楽しみ。