Bugatti Type 57S Coupe Atlantic 1938.このクルマ昔から気になっていたもので、木製のものは数種類製作した。初期の頃は、特徴である継ぎ目の立ち上がりラインの処理が難しくてそれをなくした状態で製作していた。その後、どうしても納得いかず、色々考えた末、治具を作り、ルータービットを使用して溝を彫り、別パーツの立ち上がりラインを付けることができた。後部の曲線部は手加工で溝を彫った。それで、一応納得できるレベルになった。
Sergio Mazza デザインのTOGA Chair1968。椅子の裏面に刻印がある。メーカーのARTEMIDE MILANOでは「This item is out of production」となっている。FRP製で大きめだが座り心地は良い。丸いクッションを置いてもずれないように手前が少し窪んでいて細かい所にも気を配っている。裏側の刻印をさがすときに背の部分に、後からグラスファイバーを貼って補強したあとがあった。背の裏が大きくえぐれている為かもしれない。下が大きく空いている為、息子が小さいとき、よく中に入って遊んでいた。(写真は孫)
GAULINO CHAIR 1/5model
Design Oscar Tusquets
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この椅子、大胆な構造で魅力的。私がミニチュアでこの椅子を作るのには原寸を採寸するほかない。たまたま部分破損したこの椅子を入手して採寸したが、ミニチュアであっても組立方法には苦労した。これだけのデザインが出来るデザイナーの才能には感服。
MERCEDES=BENZ T.80 1939
Western Models
以前、ベンツ博物館を訪れた時、斜めにディスプレイ展示されていたのを思い出して、ジャンク品を購入。片方の翼の差し込みバーが破損していたため両翼に2mmのタップをたて固定。
しっかり固定したが、つなぎ目が気になりパテで修正。いい感じになったが、実物のモデルもつなぎ目があり、やりすぎた感あり。このウェスタンモデルのホワイトメタル製品は量産品でありながら全体に手作り感があり好感が持てる。
#mercedesbenz #mercedesbenzt80
#westernmodels #madeinengrand
父が亡くなってからずいぶん経つが、私の作業場に置いてあった小さな箱の中に、父が年中弄り回していたパイプがはいっていたのを見つけた。今頃になってと思ったが、父の思い出の一品として、飾り棚におくことにした。黒かった樹脂の部分は変色してしまったが、木部のブライヤーは全く変色しておらず、綺麗なものだった。STANWELL REGO No.969-48 HAND MADE IN DENMARK と刻印してある。表面の傷のような部分を見て思い出したことがある。木部のブライヤーとはつつじ科の木の根の部分で非常に硬く火にも強いもので、木目もとても綺麗である。これをパイプのカタチに削っていくわけだが自然のものだけに細かい凹凸があり、完成したパイプの表面にキズのような凹みが残ってしまうことがある。その部分は、たぶん同質のパテのようなもので埋めてわからないようにして磨き完成させていると思う。父はそれが気に入らなくて、新規に購入すると、その、パテ?で埋めたところを探し、ほじくり返してそれを取り除くというような話を聞いたことがある。いわゆる、自然のままにしたいということかもしれない。