みなさんこんにちは、院長の村田です。
当院で行っている治療は高周波焼灼術です。保険適応の治療です。
高周波は熱により伏在静脈系を焼灼し血管内の血流(逆流も含まれます)を完全に止めます。
熱がまわりに影響を与えないように、生理食塩水と少量の局所麻酔薬を血管の周囲に注入して行います。
レーザー治療は当院では行っておりませんが、手術指導で使っていました。
この2つの機器で手術手技的に全く違いはありません。血管の太さによる適応も実は全く同じです。
治療効果や痛み、合併症について差があるかというと、きっちりとした手技で行う限りは全く同じです。
レーザーの方がカテーテルが細いかわりに張りが強くエッジが立っているので、屈曲した血管に対しては高周波カテーテルのほうが挿入しやすい印象があります。
これは波長が何nmの最新のレーザー機器でも同じです。
術前術後のしっかりした診断と、治療経験数、手技の確実さがあればどっちで治療しても良いと思います。
今日は虹がきれいでしたね!