前回は変光星とは明るさの変わる星という話をしました

今回と次回でその変光星の明るさの測定を明治大学天文部ではどのように行っているかを紹介していこうと思います(^-^)/
比例法①
私たちが使っている方法は比例法といいます

明るさのほぼ変わらない星2つと、自分が変化を調べたい変光星を見比べることでおおよその変光星の明るさを調べる方法です

ちなみに星の明るさは等級という単位で測ります
この等級は
大きくなるほど暗い星
小さくなるほど明るい星
であることを示します


等級が1の時は1等といいます
例を出していきます(/--)/
春の星座として乙女座のスピカという星があります
この星の等級は1.0等です
また、うしかい座のアルクトゥルスという星の等級は-0.1等
しし座のデネボラの等級は2.1等です
突然ですがここでクイズです

この3つの星は全て人の目でよく見えるのですが一番明るい星はどれでしょう

正解は…
アルクトゥルスです!
1番等級が小さい数字なのでこれが最も明るい星になります


等級についてわかっていただけたでしょうか

星について調べていくと視等級や絶対等級という数値が出てきます
こちらについても少しずつ紹介していきます

それでは次回の比例法②では春によく観測ができる変光星を例に上げて比例法の具体的な説明を続けていきます
楽しみにしていてください(^-^)/
最近の観測風景↓

広報 長澤