ふと、目が覚めた。
時計を見る。まだ少し眠い。
しかし、二度寝する理由はなかった。
今日は抽選を受けに行く日だからだ。
整理券を握り、パチ屋へ向かう。
何番を引くかなんて、起きた時点では分からない。
良番を引くかもしれない。
クソ番かもしれない。
そもそも狙い台が取れないかもしれない。
それでも行く。
人生は、ギャンブルだからだ。
毎回勝てるわけじゃない。
クソ番を引く日もある。
狙い台を取られる日もある。
高設定を掴んだと思ったら、
普通に負ける日だってある。
それでも、打ち続ける。
店を調べる。データを見る。狙いを考える。
そして、また抽選を受ける。
重要なのは、チャンスが生まれる場所まで自分から行くことだ。
動かなければ、何も起きない。
パチ屋に行かなければ、良い台には座れない。
街に出なければ、出会いも生まれない。
カードを引かなければ、次の一手も始まらない。
結局、人生は試行回数のゲームなのだ。
もちろん、ただ数をこなせばいいわけじゃない。
勝ちやすい場所を探す。失敗から学ぶ。やり方を変える。
それでも、最後は試行回数を積む。
期待値を追うこともあれば、
期待値のない勝負に飛び込むこともある。
それでも俺は、動いている人間の方が、
何もせずに可能性を待っている人間より面白いと思っている。
勝ったり、負けたり、たまに意味の分からない奇跡が起きたりする。
そんな日々を記録していく。
これは、期待値のない人生を生きる一人のギャンブラーの日常。
今日も抽選を受けに行く。
良番を引ける保証はない。
それでも、家で寝ているよりは可能性がある。
6
人生もスロットも結局は、
レバーを叩かなければ始まらない。