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映画

落下の解剖学

アカデミー賞でずいぶん話題になったということで見てみることに。こちらはけっこう長く上映していたわりにあまり興味をそそられなかった私が悪いが、夕方の一本に間に合って良かった!

映画は始めから度肝を抜かれる音量のミュージック。これが私も好きな曲だったから良かったけど、この音量がずっと続くの?とヒヤヒヤも、そうではなくて何より。

やわらかいフランス語が耳に聞こえて心地よく、しかし英語も入ってくるので戸惑いつつも映像は雪の美しい景観やフランスの法廷の様子であまり見たことのない映像が興味を損なわれないで良かった!

ある意味、テレビドラマのようでもありそうな感じで、はじめに流れた音楽もずっと意識の中にあったり、また決着ついたようにみえた問題も実はなにひとつ真相にはたどりつけていないような??ラストにも疑問が残ったまま??こういう作品が長く心に残っていくのかも…。


流転の地球~太陽系脱出計画

予告編を見て、これも見たいと思った映画。

なんとなく上映期間が短そうと思いながらも一週めを見送ったら案の定、近隣映画館は最終上映時間になってしまった。

とりあえず日比谷では昼間の部があったので行ってみたら、通常料金なのに席はほぼ埋まっていた。ほかももう少し期間長めに見積もってくれると有難いんだけど。

それでもなんとか悪くない席に空きがあったから良かった!

で、

映画のほうは久しぶりに心地よい中国語を聞けて良かったし映像も迫力があって大画面で見られて良かった!

が、上記映画と同じく英語も入ってきたり、登場人物の話が入れかわり立ちかわりあっちゃこっちゃの展開速く、私の頭ではついていけない( ̄▽ ̄;)

これは吹き替え版のヘルプが欲しかった~。

いろいろ頭の中でわちゃわちゃ使ってたからか、疲れて瞼が閉じて…。さらに話がわからなくなってしまったではないかの3時間。

ざっくりとの内容はわかったような気も、こんなことには絶対になってほしくないなぁ。太陽フレア問題??とかも近くあるとかいってるし、大地も揺れ続けてるけど落ち着いてくれますよーに。

というか、宇宙計画が地球破壊の一因にもなってるような気がするけど…。

そしてまた見終えてから調べてみたらこの映画、2019年にパート1上映からのパート2だったらしい。そりゃ話についていけないのも納得( ̄▽ ̄;)


ゴーストバスターズ~フローズンサマー

その昔、一世を風靡した?当時の作品は見ていなかったけれど、ちょうどテレビで最新作の1作前を放送したのをちょびっと見したら面白かったので映画館へ行ってみた。

やはりこうした作品は大画面で見るに限る!

ホントはテレビ同様の吹き替え版が良かったけれど、残念ながら時間合わず字幕版。

それでも難しい内容じゃないから違和感なくラストまで楽しめた。

ずっとギャグ満載の浮わついた映画かと思っていたけど実際はそうではなかった。

最初の作品とかもそうだったのかな…。

思い込みとは時に損してしまうなぁ、と改めて気づかされた。


霧の淵

何かの映画評で水川あさみ氏の演技が良いとあったのと、なんとなく地方の景色と映画自体が良さげな気がしたので見に行ってみた。

時間的に日比谷のフラット映画館の上映だったのがかなりビミョーだったけど、上映時間も短めの作品。疲労もそれほどなく見られて良かった!

作品は思ったとおり緑が美しく、食事シーンもなんだか良く、確かに芝居もあまりに自然体で普通に家族の生活を垣間見ているような感じが不思議だった。

最近のスクリーンいっぱいではない作り、フィルム版??こちらも始めは違和感ありだったのがいつの間にか気にならなくなっていた。

ストーリーに関しては、このての作りはけっこう苦手でモヤモヤが残ってしまうはずなのに、今回は逆に想像力が活性化されたような不思議。

実はこうだったのか?ああだったのか??など、鑑賞して時間が経ってからでもなんとなく考えてしまうような…。

地方の衰退のこととか実際のニュースでも目にする内容にリンクしつつ、少しあちらとこちらの境界線に自分も近づいているからなのか…。

スカッとする作品を大画面で見るのが娯楽としての映画としてはやはり良いけど、時にはこうしたタイプのしっとりしたものも悪くない気がしてきた!


陰陽師0

久しぶりに鳥肌がたったくらい私好みの映画だった。以前のシリーズとは別物と思ったのはデジタル技術も上がってきたからかな。

いつの間にか山﨑賢人氏の芝居力も格段に上がってきて、映画「空海」の印象が強く残っていた染谷将太氏の配役も良かった。

そしてそれ以上に感情を揺さぶられたのは奈緒さんの演技。この俳優さんのことはあまり知らなかったのでノーマークでいたら、とんでもなく素晴らしかった!

あまりにも芝居が素晴らしかったので映画自体の格がなお一層上がった!!

監督さんや作り手さん側のことも全然知らなかったので、こちらも久しぶりにプログラムを購入したら、監督さんや関係者さんに女性が多かったことに納得。

そして監督さんのインタビューのなかに、私が揺さぶられた奈緒さんの演技と同じシーンかはわからないけど、編集作業で彼女の役柄の部分ではいつも泣いていたと書かれていて、プロでさえも揺さぶられた芝居だったのか、と改めて感嘆。

映画の質も映像も隅々までいきとどいていたソフトな感じと、ラスト近くのVFX?はうっかり声が出たほど凄い出来ばえで、映像でも陰と陽が素晴らしかった。また見たい作品。

どんどんシリーズ化上映して欲しい!!!