【薬膳の基礎】気血水(津液)とは
こんにちは。
薬膳料理研究家の神田美紀です。
前回、気と陰陽について書きましたが、
なじみのない方にはチンプンカンプンかもしれません
私も薬膳の勉強をはじめたとき、はじめに基礎理論を学ぶのですが、
”????”の連続で、私、薬膳料理勉強したいのに、何で哲学的なこと?!
と思いました。でもそういう考えがベースにありできた中医学であり、薬膳であるので、
もう少し、理論的な部分を書きますね。
今回は気血水(きけつすい)についてふれてみたいと思います。
気は前回をご参考に→
血(けつ)とは血液と血液が全身に栄養と潤いを運ぶ働きのことをいいます。
水(すい)とは津液(しんえき)ともいうのですが、体内にある血液以外のすべての水分のこと(汗、唾液、尿、リンパ液など)です。
そして、人体は気血水3つの要素で構成されていて、それぞれが過不足なく、体内にスムーズに巡っていることが重要です。
これらのバランスが崩れると不調があらわれます。
陰陽のバランス、気血水のバランスを整えることが健康を保つうえで大切と考えます。
気が不足している状態(気虚)ですと気を補うものをとりますし、
気が滞っていたら、理気といって気のめぐりをよくするものをとります。
血が不足している状態(血虚)という状態なら血を補うものをとりますし、
血が滞っている状態(お血)なら、活血という血の巡りのよくするものをとります。
月経期は理気活血といいましたが、気も血もめぐりをよくするものをとるといいということです。
水が不足している状態(陰虚)という状態なら潤いを与えるものを補い、
水が停滞していたり多すぎる状態ですと、水を排出しやすいものをとります。
3つのバランスがととのっていることが大事なのです。
今回は気血水のことをお話しました。
次回は五行について書きますね。
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