- バカの壁 (新潮新書)/養老 孟司
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自分個人としては、読解力がないためなのか、
理解するのが非常に難しい印象でした。
正確には、まとめを書くためにササッと読み直したら、
結論までの1本道が蛇行して見えたというか
道幅が異様に広く感じたというか…
各章各段落で言っていることはよく分かるのですが、
「じゃあ、そこが結論にどう結びつくの?」と
いうのが上手く追えませんでした。
なんとか繋げたのが下記なのですが、
なかなか全てを包含するまとめではないかもしれません。
結局、各章は最終章最終段落のための
詳細説明って認識でイイのかなぁ?
違う意見を持った方がいたらご教授下さいm(_ _;)m
【バカの壁とは?】
世の中には、話が通じない関係というものが数多く存在する。
それは、互いの間に「バカの壁」が存在するためである。
「バカの壁」とは、"自分と立場の異なるものを排除する"
という考え方であり、「一元論」である。
【一元論の例】
①「わかる」
"知識"を得て、その"真理"まで理解した気でいる。
都合の悪い情報は遮断する。分かろうとしない。
②「個性を伸ばす」
"組織の求める個性"のみが必要とされ"個性"とされる。
都合の悪い個性は個性と認めない。
※結局、"共通了解"が個性の基盤に必要である。
しかし、そこを意識出来ていない。
"共通了解"を伸ばすことこそ必要では?
③「万物流転 情報不変」
万物は日々変化する。自分も昨日の自分とは別人である。
しかし、"自分は昨日と不変"と思い込む。
これに対し、一度出力された情報は不変であるが、
"自分は不変"という自己同一性を維持するため、
"情報こそ変化する"という認識をする。
ex) 余命半年と言われる
⇒桜が告知前後では違って見える。
⇒世界がまったく変わってしまう。
=インプットされる情報が変化した訳ではなく
自分自身が変化している。
④「無意識」
"無意識(例:睡眠中)"を人生の一部と捉えない。
勿体無いと感じる⇒"意識"中心の考え方。
※2人の自分がいることの理解は心を助ける。
⇒迷いや悩みは意識と無意識2人の自分の対立。
いずれも自分自身である。
⑤「共同体」
現代では、大きな規模の共同体が崩壊する一方、
小さな規模の共同体が数多く存在する。
閉じられた共同体では、独自の理念が育ち、
外部の論理に理解を示さない場合が増えてくる。
【多元論を考える】
「わかる」「話せばわかる」「絶対の真実がある」
という考え方は、自分の考えを基軸とした一元論に
陥りやすい。
著者の提示は「多元論」に基き、"自分外の世界も
寛容する考え方を持つ"ということになるのではないか。
ただ、具体的にその考えを持つことで得られるものや、
最低限の方向性は明確には示されていないように思う。
※最低限の方向性
一言論は良くないが、全共同体が属する様な共通理解をもつ
最底辺の共同体およびその方向性が必要なはず。

