チーズはどこへ消えた?/スペンサー ジョンソン
¥880
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【所感】

 ページ数も文字数もそれほど多くなく、
 ホントにサクッと読めてしまいました。
 
 短い物語なだけに、伝えたいことも明確で、
 頭にスッと入ってきます。

 初めは立ち読みして「こんな薄い本に900円も払えないなぁ」
 と思ってましたが、下の一ページを何度も見返したかったので
 購入しました。

  「もし恐怖がなかったら何をするだろう?」

 何事にも保守的な自分に、はじめの一歩を踏み出す勇気をくれる
 一言です。

 2匹と2人に自分を重ね、物語を読んでみて下さい。


【登場キャラクター】

 ・スニッフ … 状況の変化に敏感なネズミ。
 ・スカリー … もう1匹のネズミ。考えるよりもまずは行動。

 ・ヘム … 変化に怯え、変化を認めず、変化に逆らう小人。
 ・ホー … うまく変化の波に乗ろうとする、もう1人の小人。


【物語の流れ】
 
 2匹と2人は、チーズを求め、迷路をさ迷う。

 そして、2匹と2人はチーズの山を見つけ、
 毎日のようにそこへ通うようになる。

 しかし、ある日そこを訪ねるとチーズはなくなっていた。

 すぐさま次のチーズを見つけに動き出す2匹のネズミ。

 現実を認めず「明日になればチーズは戻ってくるのでは?」と
 なかなか動き出そうとしない2人の小人。

 2匹と2人の結末は…?


【まとめ】

 「チーズ」 … 私たちにとって大切なもの。 仕事、家庭、財産、健康。

 「迷路」  … チーズを追い求める場所。 会社、地域社会、家庭。

 
 状況の変化に、どう対応し「チーズ」を手に入れるか?
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  ①変化は起きる
   ⇒ チーズはつねに持っていかれ、消える。

  ②変化を予期せよ   
   ⇒ チーズが消えることに備えよ。

  ③変化を探知せよ
   ⇒ つねにチーズの匂いをかいでいれば、
     古くなったのに気が付くことができる。

  ④変化にすばやく対応せよ
   ⇒ 古いチーズをあきらめれば、それだけ早く
     新しいチーズを楽しむことが出来る。
 
  ⑤変わろう
   ⇒ チーズと一緒に前進しよう

  ⑥変化を楽しもう!
   ⇒ 冒険を十分に味わい、
     新しいチーズの味を楽しもう!

  ⑦進んですばやく変わり 再びそれを楽しもう
⇒ チーズはつねに持っていかれる。
 ----------------------------------------------
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)/山田 真哉
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【所感】


話題になっていたので読んでみましたが、個人的には
それほど心に響くということはありませんでした。

きっと、自分自身が「これは会計の入門書だ」という意識を事前に強く持っていたので
より深いものを求めてしまったのかなと思います。

身近な例を挙げて会計に対する抵抗感をなくすという意味では、
違わない内容になっていると思います。


【まとめ】

①利益の出し方(さおだけ屋)

 ・企業とは継続することが大前提(ゴーイング・コンサーン)であり、
  そのためには「利益」が必要である。

 ・利益の出し方は「売り上げを増やす」「費用を減らす」の2種類のみ。

 ・費用の削減はパーセンテージではなく「絶対額」で考える。
  (1億円に対する1万円削減も、10万円に対する1万円削減も同じ1万円の利益)


②連結経営(ベッドタウンの高級フランス料理店)

 ・商売の原則は等価交換。同じ価値のものを交換し合う。

 ・企業は本業のみで儲ける必要はなく、副業で儲けても経営が成り立つ。

 ・本業と副業は、密接に係わり合い、相乗効果の高い状態が望ましい。

 ・「ローリスク・ハイリータン」を狙う。
  自社の得意分野で、予算内の投資で勝負する。


③在庫と資金繰り(在庫だらけの自然食品店)

 ・「在庫」があると損をする(在庫コストがかかるため)。
  
 ・加えて「資金繰りのショート」の危険性が発生する。
 
 ・資金繰りショートとは、
   (1)仕入れ代金を払う期日が迫っている。
   (2)しかし、商品は売れていない。
   (3)期日に支払いが間に合わず倒産。
  という状況。

 ・資金繰りのショートを防止する鉄則は、
  「支払いは遅く、回収は早く」である。
  (支払いを遅らせるため手形を利用)

 ・「早く代金を回収する」「遅く代金を支払う」は、
  企業がキャッシュを保有している状態を長く作り出し
  「無利息でお金を借りている」のと等価の状態である。

 
④機会損益と決算書

 ・商売の基本はチャンスゲイン(売り上げ機会の獲得)

 ・機会損益とは、新たな売り上げ機会を失うこと。
  この機会の損失をゼロではなく、マイナスと捉える。

 
⑤キャッシュ・フロー

 ・お金があることと、儲かっていることは別次元。

 ・常に手元にお金がある状態を作るにはどうするかを考える。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)/梅田 望夫
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【所感】


 本書は、「個人」として情報化社会を生きる術が主に述べられている。
 本書内で言う、「大組織の中の人」にあたる一介の会社員 には、

 チョット物足りなかった。
 
 日本全体・日本の大組織における情報技術に関して
 方向性を示しているという点で、野口悠紀雄氏の書かれた
 「ジェネラルパーパス・テクノロジー」の方が
 読んでいて面白いなと感じた。 


【基盤】


 ネット空間における知と情報は、 「もうひとつの地球」と呼べるくらいに
 大きなものになろうとしている。
 「リアルの地球」と「もうひとつの地球」が存在する時代を

 私たちはどう生きるべきか?


【ネット空間の特性】


 ネット空間には2つの特性がある。それは、
  ①1人の小さな力を増幅させる。
  ②学習の高速道路化
 である。

 ①1人の小さな力を増幅させる
  これまで自分ひとりの力では手の届かなかった物に
  力を及ぼせる。自由な創造的行為の可能性が誰にでも
  開かれた。
   ex)オープンソースプロジェクト、ブログ

  ※オープンソースPJでは、同じ志向性をもつ者が集まり、
   最先端のソフトウェアが構築されている。
   そこには、誰にでも参加の権利が与えられているが、
   内部には完全な実力主義による秩序が存在する。
   PJへの貢献度の大きいものには大きな権限、
   同じ志向性をもつ者からの大きな賞賛が与えられる。
   参加者はこの充実感を求め無償で働く。   

 ②学習の高速道路化
  ネット空間では、あらゆる知識が得られる。
  能動的に動けば驚異的な速度での学習が可能(高速道路化)。
  

【ウェブ時代の働き方】


 働き方には2つの道が現れる。
  ①学習の高速道路上で他のものと競争し勝ち残る。
  ②高速道路を途中で降り、個を輝かせる。

 ②では、自分にしか生み出せない価値を作り、
 提供することで、新たな方向性を作り出すことである。
 自分の志向性を見つけ、コモディティ化(差の不明瞭化)
 を防ぐことが重要である。


【自分的まとめ】

 ・ネット空間では、あらゆるひとに自由な創造行為の
  可能性が提供され、小さな力を増幅させることもできる。

 ・自分の思考にあわせいくらでも学習が可能。
  そこで同じ方向性の下競争するか、新しい方向性を
  創り出すかも選択可能。

 ★如何に能動的に動けるかがいずれにおいても重要。
 ★リアル空間の価値観に依存しない。

 ★まずは自分の志向性を見つけ出すことが重要!!!!!!