- 起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術/勝間 和代
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【所感】
線を引きながら読んだら、どこも重要に思えて線だらけになってしまいました(^^;
まだまだ、まとめる技術が足りないですねぇ…。
内容としては、勝間さんの座右の銘「起きていることはすべて正しい」の下、
日頃、どう振舞うことで成功に近づけるかが、精神論ではなく技術論で書いてあり勉強になりました。
ただ、実践できそうなところもあれば、やはり実践するには
勇気の要る部分(特定の人と付き合わないようにする部分など)もあり、
まずは、できるところから実践しつつ、ある程度自分を高めて(パーソナル資産を集めて)信頼を
得ることが重要かなぁと思いました。
【テーマ】
メンタル筋力
どんな境遇にあっても不運すら幸運に変え、
運を実力にできる力(考え方、決断力、行動力)。
この「メンタル筋力」は下記4つの技術を総合した能力である。
①脳内フレーム120%活用法
②即断即決法
③パーソナル資産増強法
④勝間式人間関係の兵法
これらは、習慣と訓練で誰でも習得可能なものである。
すなわち、運を実力に変えることは誰にでもできるのである。
そして、この4つの技術の根底にある考え方が、表題の
「起きていることはすべて正しい」
⇒「いま起きていることを否定したり、こうだったらいいなあと
夢想しても仕方がない。それよりは、起きていることから、
何を学び取り、どのように行動すれば、いま一瞬のこの時間を
最大に活用できるか」を考える。
である。
【セレンディピティの技術】
セレンディピティ力とは、どんな状態にあっても思わぬところから
幸運を見つける力であり、メンタル筋力の向上で手に入る。
このメンタル筋力は「技術-再現性-継続性」の3本柱でつけられる
①メンタル筋力を強くする心構えを作る
(1)うれしがりすぎない、悲しがりすぎない
⇒物事の結果は努力に対して確率分布する。
思ったよりいいことが起きているときは危険と感じるべき。
悪いことがあるときは、自分の振る舞いに不適切なことがあったと考え、
それを発見するチャンスだと前向きに捉える。
(2)現状を多面的な視点から受け入れる
⇒客観的な数値として捉える。自分の強みや弱みを知る。
自分の中の自分と、人から見た自分が狂わないように意識する。
(3)メンタル筋力が強い友人とつき合う
⇒親しく付き合う友人を、自分のメンタル筋力にあわせ、
ある程度入れ替える。
(4)利他の精神を養う
⇒自分が所属する集団の効用がどうしたら最大になるかを考える。
その最大化への貢献が明らかであれば、自分の効用も自動的に最大化する。
(5)小さな成功体験を積み重ねる
⇒目標設定を的確に行う。簡単な課題かつ得意分野から始め、
課題を徐々にステップアップすることで成功体験を積む。
(6)失敗の芽をあらかじめ摘んでおく
⇒失敗になりそうな予兆があれば、その失敗の芽を摘んでおく。
すでに着手している場合も、積極的にやめることを考える。
その際、これまでに掛かったコストではなく、これから掛かるコストを意識する。
(7)能動的に考える時間を増やす
⇒自分の頭で考える時間を増やす。
自分の出す結論については、完璧主義を捨て、
ある程度で構わないという姿勢をもつ。
②ストレスを上手にコントロールする
「自分がしたくないことはしない」姿勢を持つ。
どうやったら自分がしたくないことをしないようになれるのかを、
人生の目標の一つとして掲げる。
③徹底した疑似体験の量を積む
疑似体験は、自分の体験に比べ濃度が薄くなることを意識し、
とにかく量を体験する。
1つから得られるものが薄くとも、量を体験することで、
その量を質に転換する。
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」
【脳内フレーム120%活用法】
認知には、意識的なものの他に、無意識で行っている認知が数多く有り、
世の中に偏在する情報を組み合わせることで「虫の知らせ」「直感」を
生み出している可能性がある。
この、潜在意識を上手く活用する手法を考える。
①潜在意識と成長パスの関係を理解する
日常生活の些細な細かい決定も、自分では意識していない無意識層において
潜在意識が働くことで行われる。
・積極思考(自主的に何か物事を決め、将来のパスを自ら切り開く)を実施する。
・目標に向かって仮想思考を繰り返す。
⇒潜在意識は与えられる機会を使い尽くし問題を解決しようと働く。
②自分のデータベースを強化する
潜在意識に格納されているデータをすぐに顕在意識に持ってこれるよう
タグ付けを行う(≒虫の知らせ)。
顕在意識がロジックで物事を言葉に落として考えるのに対し、
潜在意識は"勘"を活かす。そのため"感じる"ようなパターン認識が有効。
・五感(映像、音声、感触など)を使って情報を取り込む。体感する。
・情報に対するエピソードやフレームワークなど、まるごと飲み込む。
③自分のデータベースを行動に活かす
セレンディピティは与えられた機会を最大限に活かす、やりつくすことで身につく。
ピンときたもの(感じたこと)に行動を起こす癖をつける。
(1)3毒( 妬む、怒る、愚痴る ) は"行動を起こす"上での最大の敵。3毒追放を実践する。
・妬む ⇒ 妬まない:相手がなぜ上手くいくのか"敬い"、相手を分析する。
・怒る ⇒ 怒らない:自分が怒っても相手の心が変わらなければ意味は無い。
相手に要望を伝え、信頼する。
・愚痴る⇒愚痴らない:愚痴ると被害者意識につながり現実逃避を起こす。
問題を解決する方向で考える。
(2)目標は20~30%高めに設定
やや厳しい状況で、自分の持つパーソナル資産を最大限に活かす。
【即断即決法】
情報洪水の中で、どのように本質的な情報を掴み取るのか、
本質以外の部分を捨て、どの部分に集中して行動すべきか、
1%の本質をつかむ方法を考える。
①「捨てる」ことの重要性を心から理解する
捨てないということは、捨てることによって得られる便益を失っている、
機会コストを大量に生じさせてしまっているということである。
・意思を持ってやめてみる、捨ててみる
・自分の得意なことを見極め、得意でないことには時間を使わないようにする
・やることを効率化するのではなく、やることを「減らす」(=一番の効率化)
⇒減らしていくことで、何が重要なのかが浮かび上がってくる。
②捨てるための「技術」を覚える
(1)自分の強み・弱みを理解する
得意分野以外に時間を費やすのは無駄。
ストレングスファインダーで強みを見つける。
弱い部分については、積極的に開示し、周囲に助けてもらう。
(2)フレームワークと「ラベリング」を活用する
フレームワークに対して言葉を作って、思い出しやすくする。
(SWOT分析、3毒追放など)
(3)数字でシンプルに考える
数字でざっくりと情報をつかむことで、物事がシンプルに理解できる。
目標に対して、数字で逆算する。
(4)ラテラル思考で広げる
自分の思い込みや前提を疑い、回り道や抜け道を探すことで選択肢を増やす。
(5)ディープスマート力で深める
自分の得意技を磨いていくことで、ディープスマート力を高める。
決断に対して、成功時失敗時共に検証を実施し、経験値を深める。
③決断し、捨てることを「日常化」する
「分母となるよい情報、よい出会いを増やすこと」で
捨てることの抵抗感を取り去り、1%の本質を残すことに近づける。
疑似体験を情報としてインプットし、自分の体験と合わせて昇華する。
情報を基に、仮説⇒検証⇒実行を繰り返し、想像力を身につける。
【パーソナル資産増強法】
偶然から幸運を探す能力は、そのセレンディピティの種となる
パーソナル資産を増やすことに直結する。
パーソナル資産を如何に増やすかを考える。
①パーソナル資産の大切さに気付く
自分のパーソナル資産は有限である。目標達成には、あるものを組み合わせるしかない。
それを使い尽くすためにどう行動するか、使う先を何処に絞るかを意識する。
②パーソナル資産の好循環を作る
「経験、技術、お金、人脈」はパーソナル資産の重要な4つのダイヤである。
(1)経験
ディープスマート力やラテラル思考力に繋がる。
未知の経験をなるべく手に入れる。選択肢に迷ったら、
新しい方、リスクが高い方を選ぶ。
(2)技術
あらゆることは「技術」に落とし込むことが可能である。
訓練により「無意識レベルにまで高めた技術」を身につける。
(3)お金
将来のリターンが得られる可能性があるものに積極的に投資する。
(4)人脈
自身のパーソナル資産だけでなく、他者のパーソナル資産を
使うことが可能になる。
⇒パーソナル資産リッチになることで、持っている組み合わせが増え
困難な問題にもチャレンジすることができ、さらに資産を得られるという
好循環を構成できる。
③得られたパーソナル資産を使い切る
「起きていることはすべて正しい」
⇒起きていることはすべて、自分に対するメッセージ、あるいは
何らかのチャンスとして受け止めよう。そして、そのメッセージを分析し、
そこに対して自分の持っているパーソナル資産を正しく割り当て、
使いきり、最大の成果になるように行動を続けよう
【勝間式人間関係の兵法】
①「わがまま」と「成功」の関係性を理解する
成功とは、
「自分の能力を最大限に発揮し、周りの人の助力を得ながら、
自分の好きなことを達成し、それで他の人に貢献できること」
⇒成功は「わがまま」に生きていることができる土壌があってこそ実現できる。
「いい人」になりすぎて、言われるがまま自分のパーソナル資産を配分しない。
必要以上に相手に迎合せず、好んでくれる人たちとだけ付き合うと割り切る。
②アサーティブな振る舞いを身につける
アサーティブな振る舞いとは、「相手も自分も大事にする自己表現の技術」である。
⇒相手をたたきのめさず、たたきのめされず、中長期的な関係を築き、
自分の言いたいことを言いながらも、また握手できる関係のイメージ。
③自分の応援団を増やしていく
他人への貢献ができればできるほど、周りに応援団が生まれ、サポートしてくれる。
「Giveの5乗」すなわち、自分ができることについては、なるべく多くの人に
知恵なり、人脈なり、考え方なりを供給する。
自分の力をまず醸成し、それを還元し、応援団をつける。

