最後の授業 ぼくの命があるうちに DVD付き版/ランディ パウシュ
¥2,194
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【所感】

 人生の素晴らしさを語り、そして人生を最後まで楽しみ尽くしている
 著者の姿や言葉は、とにかく心に響きました。
 
 その前向きな姿勢に勇気をもらうと共に、
 日々を無駄にすることなく夢へ向かうことの大切さを教えられた気がします。
 
 また、何よりも家族を想う父親としての姿が美しく、
 家族への言葉を綴った最終章「最後に」は胸を締め付けられる思いでした。

 独り身の自分でそうなのだから、きっとお子さんや、奥さん/旦那さんを
 お持ちの方には、より心に響くものがあるのではないかと思います。

 とにかく読み終わった後に「読んでよかったな」と思わせてくれる本でした。
 (個人的には、DVD⇒本⇒DVDの流れをお薦めします。)


【テーマ】
 
 「僕はこうして夢をかなえてきた」

  夢をかなえる道のりに障害が立ちはだかったとき、
  僕はいつも自分にこう言い聞かせてきた。

  レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。
  僕たちの行く手を阻むためにあるのではない。


  その壁の向こうにある「何か」を
  自分がどれほど真剣に望んでいるか、
  証明するチャンスを与えているのだ。


【夢をかなえようとしているきみたちへ】

 ①時間を管理する

  ・時間をお金と同じように明確に管理する
    ⇒見当違いの細かいことに時間を費やすな。

  ・計画はいつでも変えられるが、計画がなければ変えることもできない
    ⇒人生を細かいステップに分ける
    ⇒大きな仕事を細かいステップに分ける。

  ・代理を頼む
    ⇒人は重要な部分を任せれば、責任感を持ってすばらしい仕事をしてくれる。

  「時間はあなたのものだ。そしていつか、
     思っていたより少ないと思う日が来るかもしれない。」


 ②仲間の意見に耳を傾ける
 
  ・自分を評価する方法を伸ばす
    ⇒自分を正確に評価できなければ、よくなっているのか、
     悪くなっているのか、知りようもない。
  
  ・本物のフィードバックを得る
    ⇒自我では、自分を適切に評価できない。
     周囲から得られる合理的データを得る。


 ③きみはもっとできる

  ・ハードルを高く設定する
    ⇒適当なハードル設定では、持ちうる最大限の能力を引き出せない
 
  ・チームワークが成功の大切なカギ
    ⇒素晴らしい成果を残すチームには、絆がある。
     きみたちは一人ではなにもできない。

 
【人生をどう生きるか】

 ①自分に夢を見る自由を与える
   ⇒インスピレーションは究極の武器である。
    人間の限界を押し広げてこそ、大きな問題を解決する可能性が見える。

 ②ときには降参する
   ⇒つまらない根くらべをしていられるほど、人生は長くない。
  
 ③不満を口にしない
   ⇒不満を言うことに費やすエネルギーの1/10を、
    その問題を解決することにまわす。
    私たちはみんな、時間もエネルギーも限られている。
    不満を言うために時間を費やすより、目標達成することを考える。  

 ④チームワークの大切さを知る
   ⇒初対面は礼儀正しく
   ⇒共通点を見つける
   ⇒集まる時は最高の状態で
   ⇒全員が発言する
   ⇒自意識は最初に封印
   ⇒代案形式で問いかける

 ⑤人のいちばんいいところを見つける
   ⇒ほとんどすべての人には長所がある。
    とにかく待つことだ。いつか見えてくる。

 ⑥「最初のペンギン」になる
   ⇒最初に飛び込むペンギンには新しいことに挑戦する勇気がある。
   ⇒経験とは、求めていたものを手に入れられなかったときに、手に入るものだ。
    失敗したことがある人は、たいてい失敗を回避する方法を知っている。

 ⑦相手の視点に立って発想する
   ⇒自分たちが想像しているものを実際に使う人の立場に立って考えることが重要。

 ⑧「ありがとう」を伝える
   ⇒感謝の気持ちを示すことは、人間がだれかのためにできるいちばん簡潔で、
    力強いことのひとつである。
    人は敬意と思いやりに満ちたことをすることができ、それが相手に感謝され
    いい結果を生むこともある。

 ⑨ひたむきに取り組む
   ⇒最高の近道は長くかかる。一生懸命にやること、それだけだ。

 ⑩準備を怠らない
   ⇒否定的に考え、起こりうる最悪のシナリオを想定する。
    不足の事態に備えてこそ、楽観的になれる。

 ⑪誠実であれ
   ⇒人はさまざまな理由で嘘をつく。
    しかし、短期的な戦略の多くは、長期的には非効率である。

 ⑫思いやりを示す
   ⇒利益と損失を計算する方法はひとつではない。
    示した思いやりが、将来的に何十倍もの利益を生むこともある。

 ⑬自分に値しない仕事はない
   ⇒いかなる仕事にも一生懸命に臨む。
    その仕事をしようとしないならば、ほかの仕事ができるという証拠がどこにあるのか?

 ⑭決してあきらめない
   ⇒どうしてもほしいものがあるときは、決してあきらめてはいけない。
    助けてくれる人がいるなら、力を借りればいい。
    壁がそこにあるのは理由があるからである。

 ⑮責任を引き受ける
   ⇒権利は共同体から発生し、その見返りに共同体に責任を負う。
    この権利と責任の関係を忘れてはならない。

 ⑯楽観的になる
   ⇒精神状態が"楽観的"であれば、物理的な状態を改善することに繋がる。


 【最後に(省略)】

  著者の家族への、溢れんばかりの想いが述べられています。
  (全文にも言えることですが)ぜひ実際の著者の言葉で読んでください。