勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践/勝間 和代
¥1,680
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【所感】


 勝間さんの様々な本で頻出する「フレームワーク」ですが、

 自分では、なんとなくの理解で読み進めてました(^^;)

 

 ただ、それだとやっぱりモヤモヤする部分があったので、

 勝間さんがどのような定義をされているのかを知ろうと読んでみました。


 で、結果、大満足でした♪


 勝間さんの頭の中の「フレームワーク力」が何ぞや?ということが

 明確に記述されてましたし、身につけるために何をすべきかも述べられていました。


 これをきっかけに、読み終えた各著書にもう一度目をとおしてみようかと思ってます。


 これから勝間さんの本を読まれる方は、この本から始めてみると、

 著者の視点がよく分かり飲み込みやすくなるかなぁと思いました。



【フレームワーク力】
 
 何かの概念や考え方を自分なりに束ねて整理し、
 考えやすくするもの、覚えやすくするもの

 (例:空・雨・傘、PDCA、SWOTマトリクス…etc.)

 ⇒フレームワークをたくさん持つ = 判断の際、場に応じて最適な道具を使える
    ※本も、フレームワークとして残せる読み方をすれば、それで必要十分。


 フレームワーク力は下記7つの力で構成される          

  

【1.論理思考力】

 複数の事象についての因果関係を考察し、その関係性を表す考え方
 
  ①MECEに分類するクセをつける
   Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive.
   漏れなく、ダブりなく物事を分類する。

  ②ピラミッド・ストラクチャーで展開する
   階層構造。①と組み合わせMECEな階層構造をイメージすることで、
   迅速かつ効率的な現状分析が可能となる。
   
  ③すべての思考を仮説からスタートさせる
   「空・雨・傘」⇒空を見上げたら、雨が降りそうだ、"傘を持っていこう"
   仮説を①MECE+②ピラミッド・ストラクチャーに基いて設定し、
   「立案→検証→修正→検証」サイクルで回すことで結論に精度の高いたどり着く。
  
  ※「ヒューリスティック」に注意。
   因果関係のないものまで、無理矢理詭弁的な判断を実施し、論理があるように当てはめる。


【2.水平思考力】
 
 直感や想像、新しいものの組み合わせから、解の仮説をイメージする方法
 問題定義そのものを疑い、考えを広げる手法(ロジカルシンキングは絞り込む思考法)
 
  ①前提を疑う
   自分も他人も根深い前提思考、ヒューリスティックを持っていることを自覚する。
   ゼロベースでものごとを考える。
  
  ②新しい見方を積極的に導入する
   自分の考え方、見方から離れる。他人の立場から物事を見る。
   問題を言い換えて考える。
     
  ③別々のものを組み合わせてみる
   SCAMPERのフレームワークで物事を組み合わせて考える
    S(ubstitute) … 代用してみたら?
    C(ombine)   … 結合してみたら?
    A(dapt)    … 応用してみたら?
    M(odify)   … 変更してみたら?
    P(ut)     … 置き換えてみたら?
    E(liminate)  … 減らしてみたら?
    R(eorder)   … 逆転してみたら?
 

【3.視覚化力】

 何かの概念やものごとを画像にして目で分かりやすくする

  ①画像の持つパワーを理解する
   言語ではなく画像で表現することにより右脳が刺激され、
   五感が働きやすくなる。

  ②「デザイン」の力と意味を身につける
   デザインとは、受け手に「それを用いて何ができるのか」を認識させるもの。
   身につけることで、表現力、コミュケーションの幅を広げることができる。
   (ex:エレベータの△ボタンは、押せば上へ向かうことを受け手に知覚させる)
  
  ③画像と文字の組み合わせで相互の活性化につなげる
   画像と文字を組み合わせることで、こちらの情報を、相手の頭にある過去の体験の
   データベースと結びつけ、体験的に伝えることができる。


【4.数字力】

 情報を絞りもっともシンプルにした"数字"を扱う力
 数字に落とし込むことで比較が可能となる

 
  ①数字の意味を知る
   数字は具体性、信頼性を持つがゆえ、説得力が強い。
   結果、人の理性だけではなく感性に訴えることが可能。
 
  ②数字に分解する
   測定できないものは管理できない。
   測定し、管理できる塊になるまで分解することが重要。
  
  ③統計を読む
   「平均」だけではなく「分散(データのばらつき)」を考慮する。
   「相関」があるものには原因がある。相関性から共通点を見つける。
 

【5.言語力】

 言葉を使って相手に体験を再現させる能力
 全体をできるだけズレることなく伝え、相手にイメージを起こさせる
 
  ①なるべく多くの知識・説明を知る
   多くの知識・説明を知り、適切な言葉を選ぶことで、
   相手にイメージを湧かせ、五感を刺激することが可能となる。
  
  ②言葉に落とす週間をつける
   わかった気になっていることと、実際に言葉におとせるということには
   雲泥の差がある。言葉に落とすことで抽象的事象の焦点が明確になる。
  
  ③比喩を意識する
   コミュニケートすべきは相手の無意識の中にある過去の経験である。
   限られた情報で、自分の体験・感触を相手に伝えるため、比喩を利用する。
  

【6.知的体力】
 
 思考力を最大限に発揮しようとするためには、身体を健全に保ち、心が健全でなくてはならない
 この心と身体の関係を「知的体力」と表現する


  ①身体と頭の関係を理解する
   セルラーメモリー(細胞の中に記憶が入っている)の概念に基づき、
   頭を鍛えるのと同じくらいの労力で、身体を鍛える。
 
  ②健全な精神が健全な発想を生む
   いいなと思えることを知ったら、とりあえずやってみる、
   取り入れてみる、考えてみる。
 
  ③食べ物と知力の関係を理解する
   アルコール、カフェイン、ニコチン、甘いものを断つ。
   続けることのデメリット、やめることにより得られるメリットを考える。


【7.偶然力】
 
 セレンディピティ、偶察力。偶然の中でチャンスを発見する力
 あてにしていないものを偶然うまく発見する能力
 
  ①偶然のチャンスを活かす
   新しい感覚が得られたとき、新しいことが起きたとき、
   今、自分が考えていることに何か繋がらないか考える癖をつける。
 
  ②与えられた情報の中からつながりを見つける
   ひらめきは長期記憶に対する短期記憶や外部からの刺激で起こる。
   自分の情報を整理しミッション・ステートメントを頭の中に持っておくことで、
   新しい情報が手に入った時、つながりを発見することができる。
 
  ③無理に格好をつけない
   失敗や批判を素直に吸収し、次の改善にチャンスをつなげる。
   自分に足りない情報は何か、それはどこにありそうかを見抜く力を
   つけるチャンスと捉える。

王様の速読術/斉藤 英治
¥1,500
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【所感】

 速読では、目の動かし方など、テクニカルなスキルを
 要求するものが多く、なかなか一筋縄ではいきません。
 私も正直、訓練が続かないのが目に見えてたので、
 そのような速読術の本をあえて避けてきました(^^;
 
 ただ、この本では、テクニカルな読み方を勉強するのではなく、
 「重要な箇所や自分の欲する情報にのみ焦点を絞る」ことにより、
 「100%を数時間かけて得るのではなく、重要な20%を読み短時間で内容の80%を得る」
 というアプローチをとっています。
 
 そのため、速読術というよりは、本に対する読み手の向き合い方を教えてくれる
 という感じかもしれません。
 (フォトリーディング的な読み方の説明も出てきますが、その通り実践できなくても
  時間を短縮する事には十分繋がると思います。)
 
 「本はあくまで自分高めるために活用する道具である」ということを認識させてくれます。
 
 テクニカルな速読術の本を読まれる前に、ぜひオススメの一冊です。
 
 
【読み手は王様、本は家来】
 
 ①なぜ、家来(本)の時間に合わせるのか?
  王様(読み手)は、家来(本)から必要な情報を最小限の時間で汲み取ることが必要。
  30分しかなければ、30分で必要な情報を王様に提供するのが家来の役目。
  
  ⇒家来の時間を尊重しすぎて、自分たちの時間を失っていないか?
  
 ②読む行為より、大切なのは知識の吸収
  本と初めて向き合う時間は一冊につき30分とする。
  その30分で、本の持つ意味や知識の重要度を見抜く。
  そこで「これはいいぞ」と思えばさらに30分向き合ってもよい。
  
  ⇒とにかく自分主体で本に向き合う。
   そのために、まず「自分は何を望んでいるのか?どんな知識を得たいのか?」
   を明確にしておく。
   
   
【30分で1冊を読破】
 
 自分なりの「締め切り」を持つ。これからはどんな本でも一律
 「最初は30分で読む」と決め、どこまで本の内容が分かるか挑戦してみる。
 30分は以外に長いことに気が付くはずである。
 
 ①第1段階(5分間)…プレビューの5分間
  どんな本で、どのような構造か、何が重要かを把握する。
   ・タイトル、カバー、帯から印象を得る
   ・目次には時間を掛け、どんな情報がどのあたりにありそうか推測する
   ・見出し、図表、イラスト中心にパラパラと本文を眺める
   ・まえがき、あとがきで著者の視点を理解する(どういう切り口か等)
 
 ②第2段階(5分間)…写真読み
  (1)本から浮かび上がってくるキーワード
  (2)自分で持っているキーワード
  といった2種類のキーワードを得る。
   ・見開きを2秒でパッパッっと眺めていく。読もうとせず見ていく。
   ・全体の印象、キーワード、見出し、イラストが目に飛び込んでくればよい。
   ・文字をイメージで認識する。(「赤」「い」「花」の文字ではなく、赤い花のイメージ)
   ・どこが大事そうか、見当をつける。

 ③第3段階(20分間)…スキミング
  重要な2割を読んで、8割を獲得する。
   ・本を眺め第2段階で得た「ここは大切そうだ」という点を速度を落としきちんと読む。
   ・価値が無い部分は捨てる。
   
   ※「読まなかったところにすごく重要なことが書いてあったらどうしよう」という
    不安を捨てる。あなたが読み取れなかったキーワードは、今のあなたには、
    理解ができないものである。
本はいつでも読み返すことができる。

 
【優良は最良の敵】
 
 ①100%の理解を得るために100%の時間を使う ⇒ 効率:1
 ②80%の理解でよいから20%の時間で済ませる ⇒ 効率:4
 
 ②の方が4倍も高い効率を得られる。
 「全部読む」こと自体が目的になってはならない。
ビジネスプロフェッショナルの仕事力/岡島 悦子
¥1,575
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【所感】

 著名な方々が勢ぞろい、且つ、ページ数も限られているだけあって、

 要点のみが凝縮されているといった印象を受けました。


 個人的に面白いなと思ったのは、

 石田淳さんの【チームを活性化させる情報の仕掛け】 に記述されている

 「目標を成果ではなく行動ベースで設定する」
 と、田坂広志 さんの【ウェブ革命が働き方を進化させる】 で述べられている

 「人間力の重要性」

 です。

 

 「目標を成果ではなく行動ベースで設定する」方法は、

 より多くの人の適切な目標設定を実現できそうだと思いましたし、

 「人間力の重要性」では、仕事ができるだけでなく、1人の人間としての魅力が

 より高見を目指すためには必要だということを改めて考えさせられました。


 全体的にサクサクッと読めた感じがしましたが、得る部分は多かったです。



【情報を使いこなす力量で差が付く】 - 御立尚資

 ①結果から逆算して発想する
  結果として何を達成するのかをまずはっきりさせる。
  それをはっきりさせた上で、必要な能力を作る。
  
 ②ゴールまでのプロセスを組み立てる
  自分の持っている技術で一番リスクの少ないやり方を考え、
  それに集中して目的までのチェックポイントを設定していく。
 
 ③仕事の設計に「5割」の労力を割く
  仕事は、長期的に安定的に成果を出せるようゴールを見定める。
   ・企画のフェーズで、何がこの仕事の目的か?
    誰にどう動いてもらうか?を考えることに
    全思考量の5割を使う。
   ・十年後のありたい姿を見据えた上で、現在の仕事に取り組む。
    
 ④3倍のスピード感で仕事をこなす
  ・無駄のない仕事ができるよう事前に徹底的に準備する
  ・結果の出し方を言語化し、プロセス化し、何度も繰り返せるようにする
  
 ⑤自分より上の役職レベルの視点を持つ
  大きな視点も小さな視点も持ち合わせた上で本質をとらえる。
  上司視点で物事を捉えることで、上司が何を望んでいるかが分かる。
  
 ⑥自分の立場を離れて大局に立つ
  物事の異なる側面を同時に見る。
  自分より上あるいは下の感覚を身につけることで、
  矛盾した二面性や二義性を統合し昇華できるようになる。
  
 ⑦「突っ込まれる性格」が成長の武器になる
  いろいろな人が注意しやすい性格になることで、
  周りから教えをうけることができ成長に繋げられる
 

【ライバルの前例をレバレッジする】 - 本田直之

 ①余計な情報を排除する
  「何のために情報を得るか」を明確化し、必要の無い情報を切り捨てる。
  「どの情報が必要か」よりも「どの情報が不要か」という劣後順位を明確にする。

 ②インプットした情報を記憶に刻み込む
  仕入れた情報を他人に教えることで、情報の整理をせざるを得ない状況を作る。
  メモに残し、自分にとっての究極のストック情報として集約する。
 
 ③人脈にレバレッジをかける
  自分を知った上で、参考にできるタイプの人を見つける。
  その人に教えを直接請う。
  その人に貢献することを考える。⇒自然と見返りが得られる。
 
 
【ナレッジ発信して相乗効果を狙う】 - 勝間和代

 ①Give5乗の法則
  得た情報は、自ら積極的に周囲に発信する。
  結果、視野や見識、人脈が広がりさらによい情報が得られる。
  
 ②相乗効果により大きな効果を得る
  チーム全体が少しずつ努力すれば、相乗効果で大きな結果が得られる。
  チーム全体の成果が最大となるよう心掛ければ、結果的に自分の成果も大きくなる。
  自分のみ成果の最大化を行っても、取り分は限られる。
 
 ③試すことを躊躇しない
  単純にやってみて、ダメであれば不可逆なもの以外は元に戻す。
  躊躇している時間がもったいない。
  
 ④他人の視点を重要視する
  意見を頂くことで、他人から見えている自分を疑似体験できる。
  相手の反応で、自ら発信した情報の価値、表現のわかりやすさが見えてくる。
  どのような情報を相手が有意義に感じるかわかる。
  

【チームを活性化させる情報の仕掛け】 - 石田淳

 ①目標と行動の結びつけ
  個々目標と行動の結びつけ方を最適化する。
  「結果だけを求め、やり方を示さない」状況は意欲の低下を招く。
  
 ②目標に対しベストな行動を選択する
  目標を達成するための具体的な行動目標を設定する。
  結果の情報ではなく結果を生むプロセスにフォーカスする。
   ※「売り上げ1000万円」⇒「既存顧客を1日5件訪問」
 
 ③行動を変える5つのステップ
  (1)ピンポイント
    結果に直結する行動を見つけ出す。
    業務における一連の行動の中から、一番重要な要素に絞り込む。
  (2)メジャーメント
    ピンポイントの行動をどの程度行ったかカウントする。
    感覚的ではなく、できるかぎり数値化する。
  (3)フィードバック
    自分がどの段階にいるか、結果に何処まで近づいているかを示し、
    自発的意欲を維持する。
  (4)リインフォース
    望ましい行動をとったとき、本人が望むものを"ごほうび"として与える。
    「ほめる」「表彰する」などを実施し、金銭的報酬は避ける。
  (5)評価
    ピンポイントの行動を実践しどの程度目標が達成できたか評価する。
   
 ④部下の心に響くコミュニケーション
  人を動かすには、その人が何を望んでいるかを正確に把握する必要がある。
  相手の話を聞き、共感する、ほめる、認めることで信頼関係を築く。
 

【"心"が消費と生産をクリエイトする】 - 糸井重里

 ①「思う」
  「考える」つまり技術を習得するだけでは"すごいもの"は得られない。
  すごいものを得るには、まずは「思う」こと。そのためには「経験する」こと。
 
 ②消費者が生産を導く時代
  消費者が求めるものは、"消費者が生産手段を持つ者に働きかけ生産されたもの"。
  すなわち、この時代にイニシアチブを取るのは"消費することを楽しんでいる人"である。


【ウェブ革命が働き方を進化させる】 - 田坂広志

 ①ビジョンが問われる時代
  これからの時代求められるのは、時代の先を見通し、いち早く変化できる人。
  仕事力を単なるスキルやテクニックと思っている人は活躍できない。

 ②ネット革命による権限の移行
  情報の主導権は特定の人々から一般層へと移行している。
  結果、情報を持っているだけの人は重宝されなくなる。
  持っている知識から価値を生み出す人が重宝されるようになる。
  
 ③「衆知創発」のマネジメント
  世の中に存在している情報は、ほとんど検索システムで手に入るようになる。
  ナレッジ・コミュニティにおいて「知の創発」を促し新たな情報を世に発信できるか?、
  個人サイト、ブログ等で人々の知識や知恵を借りることができるか?
  「この人になら知恵を貸してあげたい」と思わせる人間的魅力が必要となる。
 
 ④感性共有革命
  近年ネット上では、動画配信が可能となり「感情」「感覚」「感性」の伝達が可能となった。
  今後はロジカルシンキングに代表される「考える力」に加え「感じる力」が必要となる。
  
 ⑤「人間力」を磨く
  これからのプロフェッショナルに求められるのは、究極的には「人間力」である。
  これを磨くには、
   (1)「感じる力」や「感性」を磨く
   (2)「自身の内面」を深く見つめる習慣をみにつける。
  頭で考えた「判断」はしばしば裏目に出るが、心が感じた「直観」はあまり間違わない。
  自分の魂が求める進路を進むことで、大きな壁に突き当たった時も
  壁を越える力が湧いてくる。
  
 
【情報が錯綜する中で決めきる力】 - 冨山和彦

 経営に関する内容が主なので割愛。