勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践/勝間 和代
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【所感】


 勝間さんの様々な本で頻出する「フレームワーク」ですが、

 自分では、なんとなくの理解で読み進めてました(^^;)

 

 ただ、それだとやっぱりモヤモヤする部分があったので、

 勝間さんがどのような定義をされているのかを知ろうと読んでみました。


 で、結果、大満足でした♪


 勝間さんの頭の中の「フレームワーク力」が何ぞや?ということが

 明確に記述されてましたし、身につけるために何をすべきかも述べられていました。


 これをきっかけに、読み終えた各著書にもう一度目をとおしてみようかと思ってます。


 これから勝間さんの本を読まれる方は、この本から始めてみると、

 著者の視点がよく分かり飲み込みやすくなるかなぁと思いました。



【フレームワーク力】
 
 何かの概念や考え方を自分なりに束ねて整理し、
 考えやすくするもの、覚えやすくするもの

 (例:空・雨・傘、PDCA、SWOTマトリクス…etc.)

 ⇒フレームワークをたくさん持つ = 判断の際、場に応じて最適な道具を使える
    ※本も、フレームワークとして残せる読み方をすれば、それで必要十分。


 フレームワーク力は下記7つの力で構成される          

  

【1.論理思考力】

 複数の事象についての因果関係を考察し、その関係性を表す考え方
 
  ①MECEに分類するクセをつける
   Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive.
   漏れなく、ダブりなく物事を分類する。

  ②ピラミッド・ストラクチャーで展開する
   階層構造。①と組み合わせMECEな階層構造をイメージすることで、
   迅速かつ効率的な現状分析が可能となる。
   
  ③すべての思考を仮説からスタートさせる
   「空・雨・傘」⇒空を見上げたら、雨が降りそうだ、"傘を持っていこう"
   仮説を①MECE+②ピラミッド・ストラクチャーに基いて設定し、
   「立案→検証→修正→検証」サイクルで回すことで結論に精度の高いたどり着く。
  
  ※「ヒューリスティック」に注意。
   因果関係のないものまで、無理矢理詭弁的な判断を実施し、論理があるように当てはめる。


【2.水平思考力】
 
 直感や想像、新しいものの組み合わせから、解の仮説をイメージする方法
 問題定義そのものを疑い、考えを広げる手法(ロジカルシンキングは絞り込む思考法)
 
  ①前提を疑う
   自分も他人も根深い前提思考、ヒューリスティックを持っていることを自覚する。
   ゼロベースでものごとを考える。
  
  ②新しい見方を積極的に導入する
   自分の考え方、見方から離れる。他人の立場から物事を見る。
   問題を言い換えて考える。
     
  ③別々のものを組み合わせてみる
   SCAMPERのフレームワークで物事を組み合わせて考える
    S(ubstitute) … 代用してみたら?
    C(ombine)   … 結合してみたら?
    A(dapt)    … 応用してみたら?
    M(odify)   … 変更してみたら?
    P(ut)     … 置き換えてみたら?
    E(liminate)  … 減らしてみたら?
    R(eorder)   … 逆転してみたら?
 

【3.視覚化力】

 何かの概念やものごとを画像にして目で分かりやすくする

  ①画像の持つパワーを理解する
   言語ではなく画像で表現することにより右脳が刺激され、
   五感が働きやすくなる。

  ②「デザイン」の力と意味を身につける
   デザインとは、受け手に「それを用いて何ができるのか」を認識させるもの。
   身につけることで、表現力、コミュケーションの幅を広げることができる。
   (ex:エレベータの△ボタンは、押せば上へ向かうことを受け手に知覚させる)
  
  ③画像と文字の組み合わせで相互の活性化につなげる
   画像と文字を組み合わせることで、こちらの情報を、相手の頭にある過去の体験の
   データベースと結びつけ、体験的に伝えることができる。


【4.数字力】

 情報を絞りもっともシンプルにした"数字"を扱う力
 数字に落とし込むことで比較が可能となる

 
  ①数字の意味を知る
   数字は具体性、信頼性を持つがゆえ、説得力が強い。
   結果、人の理性だけではなく感性に訴えることが可能。
 
  ②数字に分解する
   測定できないものは管理できない。
   測定し、管理できる塊になるまで分解することが重要。
  
  ③統計を読む
   「平均」だけではなく「分散(データのばらつき)」を考慮する。
   「相関」があるものには原因がある。相関性から共通点を見つける。
 

【5.言語力】

 言葉を使って相手に体験を再現させる能力
 全体をできるだけズレることなく伝え、相手にイメージを起こさせる
 
  ①なるべく多くの知識・説明を知る
   多くの知識・説明を知り、適切な言葉を選ぶことで、
   相手にイメージを湧かせ、五感を刺激することが可能となる。
  
  ②言葉に落とす週間をつける
   わかった気になっていることと、実際に言葉におとせるということには
   雲泥の差がある。言葉に落とすことで抽象的事象の焦点が明確になる。
  
  ③比喩を意識する
   コミュニケートすべきは相手の無意識の中にある過去の経験である。
   限られた情報で、自分の体験・感触を相手に伝えるため、比喩を利用する。
  

【6.知的体力】
 
 思考力を最大限に発揮しようとするためには、身体を健全に保ち、心が健全でなくてはならない
 この心と身体の関係を「知的体力」と表現する


  ①身体と頭の関係を理解する
   セルラーメモリー(細胞の中に記憶が入っている)の概念に基づき、
   頭を鍛えるのと同じくらいの労力で、身体を鍛える。
 
  ②健全な精神が健全な発想を生む
   いいなと思えることを知ったら、とりあえずやってみる、
   取り入れてみる、考えてみる。
 
  ③食べ物と知力の関係を理解する
   アルコール、カフェイン、ニコチン、甘いものを断つ。
   続けることのデメリット、やめることにより得られるメリットを考える。


【7.偶然力】
 
 セレンディピティ、偶察力。偶然の中でチャンスを発見する力
 あてにしていないものを偶然うまく発見する能力
 
  ①偶然のチャンスを活かす
   新しい感覚が得られたとき、新しいことが起きたとき、
   今、自分が考えていることに何か繋がらないか考える癖をつける。
 
  ②与えられた情報の中からつながりを見つける
   ひらめきは長期記憶に対する短期記憶や外部からの刺激で起こる。
   自分の情報を整理しミッション・ステートメントを頭の中に持っておくことで、
   新しい情報が手に入った時、つながりを発見することができる。
 
  ③無理に格好をつけない
   失敗や批判を素直に吸収し、次の改善にチャンスをつなげる。
   自分に足りない情報は何か、それはどこにありそうかを見抜く力を
   つけるチャンスと捉える。