ご褒美
こんなに両親と生活を共にしたのはいつぶりだろうか
13のときから 父は単身赴任で
16のときには 兄も家を出ていて
18で 一人暮らしを始めて以来
実家には 帰るとか通うとかそんな感じで
4ヶ月も一緒に住むことは想像できなかった
離れてるからこそ 良好な関係を築けてた所もあるだろうし
正直、3食共に生活することは不安のほうが大きかった
実際に娘を授かり 実家でお世話になってみると
上げ膳据え膳の極楽生活やったけれど
やっぱり離れてたブランクを埋めることに 四苦八苦することもあって
柔軟で確固としてた父が 年とともに気難しくなったように感じるし
優し従順だった母が 負けん気強く感じるようにもなった
でも二人にとっての私は いい年にも関わらずやっぱり可愛いようで
何かにつけて絡んでくるし 正直疎ましく思うこともあったけれど
朝になると まず孫の顔を見て 話しかけ
目を細めながら抱いてる姿を見ると
素直に この時間を与えてくれた娘と神様に感謝したくなった
離れた場所で 家庭を持ち 仕事をしてたら
こんな時間 最初で最後かもしれない
親の元気なうちに 恵まれたこの時間
人生最高のご褒美
ありがとうございます