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静岡県静岡市、JR東静岡駅近くの保険代理店です。
飲食店も展開しています。

日米、事前協議に合意 早くも市場開放圧力 APEC閣僚会議
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=10706

こんばんは。
11月も半ばですが、静岡はまだまだ暖かいなぁと感じる毎日です。
急に冷え込みそうで怖いですから、
準備はしっかりして冬を迎えたいと思います。


さて、ここ2回のほのぼのとした記事とうってかわって、
お堅いニュースのお話をさせていただきますね。

野田総理が先週金曜日にTPPの交渉参加を表明しまして、
12日にAPECにて早くも市場開放圧力を受けております。

ニュースでは農産物ばかり取り上げられていましたが、
TPPを理解している方は、本当に恐ろしいのは「非関税障壁の撤廃」
であると考えていました。

今回この非関税障壁の撤廃を念押しされた形になります。

この「非関税障壁」とはなんぞや?というと、
「関税以外の、自由な貿易を妨げる原因」です。


では、自動車業界や保険業界における「非関税障壁」
とは何を指すのでしょうか?

まず、自動車の非関税障壁ですが、
「車検」という制度や、「自動車税」等であると考えられます。

アメリカには州によりますが、車検がない州もあり、
あっても日本円にして数千円の世界です。
また、自動車税も国税としては存在しません。

自動車はそもそも現在関税が設けられていません。
しかしアメリカは日本の自動車市場は閉鎖的だといいます。
それは上記事項が原因でもありましたから、
TPPへの参加が正式に決まれば、
これら制度は見直す方向になるでしょう。


では、次に保険における非関税障壁です。
これは言うまでもなく「国民皆保険」という日本ならではの制度。

この制度のおかげで、
日本における民間保険は「補完」
としての位置づけで十分なわけです。

しかしこれは民間保険会社からすれば、
邪魔者以外の何物でもありません。
アメリカでは現役世代を対象とした公的医療保障はありませんし、
以前クリントン政権がその実現を目指した際に、
民間保険会社によって構想が潰された経緯がありますから、
間違いなく「非関税障壁」として認識されるでしょう。


ひどくネガティブな内容に思えるでしょうが、
「非関税障壁の撤廃」がTPPのルールにある以上、
十分想定される事態です

TPPへの参加には賛否両論あると思います。
が、政府はどんな事態が想定されうるのか、
十分な議論を交わした上で交渉参加を決めたのか、
これからいよいよ目が離せなくなりますね


小野