紗絵は彰の愛を確認したかった。 


彰も 紗絵の愛に応えたかった。


二人はお互いの身体をむさぼる様に求めた。


彰は、紗絵の茂みに顔をつけて 濡れた花弁を乱暴に吸った。キスマーク 


そして、小さな蕾を舌でやさしく舐めると 紗絵の身体は、ピクンと動いた。 


彰は、蕾を舐めながらも紗絵の濡れた小さなホールの中に中指を入れたり出したりした。



あ~ い~~汗ーーーーーーーっドンッ



紗絵の両足は、突っ張り そしてホールの中は、吸盤のように彰の指に絡みついた。


やがて ピクピクと痙攣していることが彰の指に伝わり、同時に 紗絵の上半身は、反り返った。


紗絵は、達した後のうつろな目で、彰の唇を求めた。


やさしいキ☆スの後、今度は彰の立派に反り返った主張物を紗絵は口にふくんだ。



「あ~ そ、 そこがいいDASH!



彰は、まるで紗絵を調教しているかのように 自分の気持ちのいいスポットに紗絵の舌を這わせた。


紗絵は、まだ上手くはないが、彰は 少しづつ 自分色に染まっていく紗絵を楽しんでいた。



やがて 紗絵の濡れた花弁をかき分け 彰の物が静かに紗絵の中に入っていくと ふたりは、同時に小さく喘ぎ声をあげた。



「う~ 紗絵はいいよ すごくいい恋の矢


そして 徐々に彰の腰の動きが速くなり…  やがて



「ん~ あ~クラッカー



彰の興奮しきった主張物は紗絵の中から飛び出て 白い液体が、紗絵の豊満な胸にかけられた。あせる



彰は 紗絵の胸に付いた白い液体をやさしく拭きながら



「朝っぱらから 何してんだ? おまえってエ☆ッチだな にひひ



そう笑いながら 紗絵の鼻をつんつんと指で突いた。




つづく…


 









どれだけ歩いたのか…



怒りにまかせて歩き続けたが ふと気付くと 辺りは、真っ暗で 街頭の明かりだけがやさしく 彰を照らしていた。



冷静さを取り戻した彰は 携帯も財布も あの家に置いてきた事に気付いた。




(あのくそじじぃの家に今更戻りたくね~ だけどな~……)




意を決して 来た道を戻り始めた彰の前に 車のライトが眩しく迫ってきた。




「ああ よかったあせる  ずっとお探ししていたんですが… どの道を歩いてらっしゃるのか 分らなかったものですから… 

先ほどはご気分を害されたこと お詫びいたします。」




彰の父 健一郎の第一秘書という橋本が 車から降りて 彰に頭を下げた。




「ご自宅までお送りいたします。 どうぞ お乗りください。」




運転手が後部ドアを開けて彰を誘導した。



冷静になった彰は、ここは 素直に聞き入れようと 車に乗り込んだ。



携帯も財布も彰の元に帰ってきた。



何気に携帯を開けると 恋人の紗絵からメールや着信が何度も入っていた。



ヤバイ!! こんな現実離れしたこの状況を どんなに説明したって どうせ 信じてもらえないだろう…)




彰は紗絵に 今日の出来事について説明する自分を 何度もシュミレーションしてみたが どれもしっくりいかなくて 結局 急な仕事が入って 携帯に出られなかった という言いわけに落ち着いた。



車の中は、静かに時間が流れ やがて 彰は、深い眠りについた。

 




カーテンから漏れる眩しい光に目覚めた彰は、今 自分が いつもの住み慣れた自分の部屋にいるという安心感に包まれていた。



(そうだ 昨夜は あの橋本というやつに送ってもらったんだ   ああ いったい昨日はなんという いやな一日だったんだ  今日も仕事が休みで良かった  こんな へんな疲れを残したまま 仕事どころじゃないからな…)



昨日の現実離れした出来ごとを思い返しながら 布団の中でいつまでも うだうだ していると 玄関のチャイムが鳴った。


だらだらと玄関まで行き ドアを開けると ふてくされた顔の紗絵が立っていた。



目の前の彰を突き飛ばし 部屋の中に入るや いなや 紗絵の怒りが爆発した。



「なんで 携帯にでないの爆弾 何回 電話やメールをしたと思ってるのメラメラ あたしの電話にでられない なんか ヤバイ状況の中にいたってこと!?パンチ!



(おっしゃるとおりでございます  確かにヤバイ状況でございました はい汗トホホ)



「ゴメン ゴメン 昨日は、急な仕事が入って 電話に出られなかったんだよあせる 気が付いた時は、もう遅い時間だったから   ホント ごめんガーン



「あたしがどれだけ彰の声が聞きたかったか分かる?」




(さあ? どれだけって聞かれても…ねぇ なんの単位で答えればいいでしょうか?)




「ホント ゴメン 今日は、じゃあ 映画でも観にいこうか? それから 美味しいもの食べてさあ~……」



そう言い終わらないうちに 紗絵は 彰に抱きついた。



ちょうど 布団の上に彰が下に倒れる形になった。




紗絵は、何かを吹き飛ばすように 彰の着ているジャージの裾をまくりあげると 筋肉質な分厚い胸にキ☆ス攻撃をした。




彰は、突然の紗絵のキ☆ス攻撃に 男の持ち物がもう黙ってはいられない とばかりに 固く大きく主張した。




紗絵のコートを剥ぎ取り ブラウスのボタンを外すと白いふっくらとした胸がブラ☆ジャーに包まれて彰の顔の前に突き出た。



彰は紗絵のブラ☆ジャーをはずし 豊満な白い胸をそっと揉んだ。



いつのまにか 彰が紗絵の上にきていた。




紗絵の乳☆首は、彰のやわらかいキスで固くなり まわりをそっと舐めると 紗絵の口から 喘☆ぎ声がかすかに漏れた。


「あ~  彰 大好き」


彰の手は 紗絵の内腿をやさしく撫でて そのまま パン☆テイーの中の茂みに伸びた。


その湿地帯の中のホールに彰の指が入ると ネバネバ ヌルヌルとしていて ホールの入り口の小さな突起物をやさしく指で撫でると 紗絵の喘☆ぎ声が さらに大きくなった。


紗絵の手も彰のパンツの中に…


立派な主張物を紗絵の柔らかい手で包みこむと 上下にそっと動かし始めた。


「あ~ いいよ 紗絵は 最高だよ」




つづく…










最近仕事がきつくて~あせる

妄想ストーリーも 妄想できないくらい くたくたで 家に帰るなり バタンキュウで ぐぅぐぅ

てな  訳で ごめんにょ~しょぼん

元気になったら また 妄想爆発するざんす~DASH!

お盆休みも終わって あ~また 仕事か~しょぼん

てな 感じで 会社に行ってきましたよ~


次は、9月の連休を楽しみに音譜 またボチボチ 仕事しますかね~


さて さて  妄想ストーリーのつづきですよ~




ジグソーパズル ⑥怒り




健一郎は、彰に会えた嬉しさで 彰の表情の変化に気付くことなく 一人夢中で話を続けていた。



彰は、ただ 「はい」 とか 「そうですね」 とか 返事をするだけだった。




食事も終盤に差し掛かって デザートが運ばれて来たころには 彰の押さえていた怒りがついに爆発した。



ざけんじゃねぇ爆弾  あんたはいいよな  こんないい暮らし してよ  だけどなぁ 俺と母さんは、あんたのお陰で どれだけ苦労してきたと思ってんだ!!  あんたの暮らし 見せつける為に俺を呼んだんか




健一郎は、突然の彰の変貌した形相に 言葉を失った。



怒りと悔しさと情けなさとで、彰の身体は震え 手にしていた スプーンを放り投げると椅子を蹴飛ばし そのまま 階段を駆け下り外に出て行った。



涙があとから あとから 出てきて もはや 止まることなく ただ ただ あてもなく 歩き続けた。



(ああ なんで あんな男に会いにいってしまったんだ…  なんでだ…  ちきしょードンッ



つづく…





お盆休みもそろそろ 終わりに近づいてきたね~

朝から晩まで ごろごろしている そこのあなたパンチ! そろそろ 仕事モードに切り替える準備だけは しとかないと ヤバイよ~  あ~ あたしもだ  べーっだ!ヘヘ


えっ!? 前置きはいいから はやく ストーリー始めろってかビックリマーク

はいはい




では、ジグソーパズル ⑤  はじまりま~す。





彰を乗せた 黒塗りのロールスロイスは、静かに滑るように都心の高層ビルを次々と後ろに見送って行った。



やがて 高層ビルのかわりに見えてきたのが 並木道に立ち並ぶ 丸太小屋風なお洒落なカフェ… 手作りのアクセサリーを並べた小さな店… 


どれもが 自然の中に溶け込んでいる。


都心とは違う 静かな時間がゆっくりと流れているようだった。




木漏れ日の中を通り抜けると目の前に大きな門が現れた。


センサーがキャッチしたのかスーっと開いて ロールスロイスは、奥に入って止まった。


彰が目の前に見たものは、昔の洋画に出てくるような レンガ造りの大きなお城のような建物だった。



( ここが 父親だという男が住んでいる家なのか…)



彰は、驚きを隠せなかった。しかしそのあとすぐに言い知れぬ不安が彰を無口にした。



運転手が後部座席のドアを開けてくれたので、彰は、ハッと我に返ったように車の外に出た。



「さあ 着きました。 ここは、会長の別荘です。」 



秘書の橋本が そう言いながら 彰を玄関まで、エスコートしてくれた。


玄関の前に立ったと同時にドアが開いた。


中年の小太りの女性がエプロン姿で、にこやかに出迎えてくれた。



「会長が二階のお部屋で、待っておられます。 どうぞ」



女は、二階に案内しようといたが、橋本がとめた。



「その前に お着替えをどうぞ  こちらにご用意いたしておりますので。」


橋本は、そういうと 彰を一階のゲストルームに案内した。



前もって 興信所の調べで、彰の体のサイズは、チェック済みだったのか 彼にぴったりの英国制のスーツがオーダーで仕立てあがっていた。



着替えが済むと 二階の一番大きな部屋へ通された。



秘書の橋本がドアをノックした。




「どうぞ お入りください」 応答したのは、若い女性の声だった。



橋本がドアを開けると 車椅子に腰かけた白髪頭の老年の男が腕に点滴の針を付けた状態でいた。



車椅子の後ろに立っているのがさっき応答してくれた看護師だった。



車椅子に腰かけている老年の男こそが 会長と呼ばれている男で、彰の父、健一郎だった。



「おお  おお  彰だね  よく来てくれた  ありがとう   さ、さ  そこに座って」



健一郎は、堀の深い顔立ちで、目は大きくきりっとしていたが 優しく息子に微笑むその目じりには、しわが刻みこまれていた。



闘病生活のせいか 少しやつれて見えるが その風貌は、どっしりと落ち着いた紳士であった。



さっきから 黙ったままの彰が ついに口を開いた。



「あの… 俺 やっぱり…」 



彰が腰を浮かしたところで、



「お食事のご用意が出来ました。」



ドアの向こう側で 知らせてくれたのは、さっき玄関で出迎えてくれた中年の女性の声だった。



彰は、今やっと 昼食を食べそこなったことに気付いた。



緊張と驚きと不安が一緒になって 腹が空いてる事も忘れるほどだった。




( まあ いいや  今更 ジタバタしても しょうがないな… 飯でも食ってくか… )



そう 思うと急にお腹の虫がグーグー鳴りだした。




二階の大広間に用意されたのは、白いテーブルクロスの上に一輪の真っ赤なバラ そして ワイングラスと ウォーターグラス ナイフとフォーク スプーンなど フルコースのセッティングになっていた。



まるで、高級レストランに来たかのように錯覚するほどであった。



二人が席に着くと ウエイターがワインのボトルをグラスに注いだ。



( これが 良く言う セレブの暮らしというものか… )



彰は 心の中で皮肉った。



( どれだけ 母さんと二人 苦労してきたか… 

 どれだけ みじめな暮らしをしてきたか…  あんたには、わかんねぇだろうよ …)



そう思うと悔しくて彰の目に 涙がにじんできた。



そう 彰は、今日なぜここにきたのか 自分でも理解できなかったことが 今 わかった。



健一郎に憎しみと怒りをぶちまけるためだったんだ…と




つづく…

街には暖かそうなコートを着た人が行き交う季節になった。




北川家の家のリビングから紗絵と父親の晴彦が言い争う声が聞こえてきた。



「パパは、おまえの為を思って 言ってるんだよビックリマーク




「あたしの為? そんなの ただのパパのエゴじゃないの!?   あたしを本当に思ってくれてるなら 好きな人と一緒にさせてくれるはずよ」




「おまえは、世間知らずだから 分からないんだ   将来のことを考えてみろ  佐久間は、おまえだって よく知ってる 仕事が出来るいいやつだろ

おまえと一緒になって 将来は、この会社を継いでいけば なんの苦労もなく 幸せな生活が出来るんだよ

どこの馬の骨とも分らんやつより ずっと いいだろ」




「パパに彰の何がわかるの!?  確かに彼は、学歴もないし 母子家庭で育ってきたから苦労はしてる  でも その分 一生懸命に仕事してるし 大学出てる人より ずっと ずっと 何でも知ってるし 頭もいいし  それよりなにより 優しいの

あたしにとって それが一番なの」




「まあいい そのうち わかる時がくる    卒業まで まだある    

よ~く考えときなさい」





紗絵の父親 晴彦は、紗絵に自分の会社でもっとも仕事ができる佐久間との結婚を薦めていた。


佐久間は、30歳 独身 大学を出てから 二年間アメリカの車の部品工場で、アルバイトをしてきた。


帰国してすぐに就職した先が 晴彦が経営する 車の部品を輸入する会社だ。


晴彦は彼に将来 会社を継いでもらおうと考えていた。






一方 紗絵の恋人彰は、そのころ自分の父親がどんな人なのか 気になりだしていた。


あれから 興信所の男から何度か連絡はあったが、どうしても 会いに行くところまでは、気がすすまなかった。




(今更会ったところで、どうなんだ…)




けれど 病気をしていると聞いて 生きているうちに 会っておかなければ…


そう 揺れ動いていた。



今日は仕事が休みで 朝から 何度も 洋画の映画のDVDを観ては なにやら ノートに書き写していた。


彼は 独学で、英会話の勉強をしていた。


それには、彼なりに考えた勉強法が… 


好きな洋画のDVDを吹き替えなしで何度も聞くことだった。


紗絵との約束は、今日は、なかった。


彼女は、卒業旅行の打ち合わせで 大学の友達に会う事になっていたからだ。


その朝 彼女の家で何を話しあっていたかなんて 彰には、知る由もなかった。



「ピンポーーーン 」   昼過ぎになって、彰の部屋のインターンホンがなった。



ちょうど コンビニに遅い昼食でも買いに行こうとして玄関に向かっていたところだったので 尋ね人にとって さほど待つこともなく ドアが開いた。


ドアの前に立っていたのは、英国製のいかにも高そうな シャキっとしたスーツをきた50歳くらいの紳士だった。




「富岡彰さんですか」



「はい そうですが…」



「わたくし あなたのお父様の富岡健一郎会長の第一秘書を務めております 橋本と申します。」 




男は、そう 自己紹介すると 名刺を丁寧に差し出した。


会長…? 誰が…?  あなたのお父様の…?  富岡健一郎… 秘書…?




彰は、その男が話した言葉を断片的に 頭の中で繰り返した。


いったい 何があったというんだ。


何か悪い夢でもみてるのか?




「何度か興信所のものに 使いを出していたんですが…   会長がどうしてもあなた様をお連れするようにと…  」





アパートの二階の通路の柵から下を見下ろすと 黒塗りのロールスロイスが止まっていて中には運転手がじっと座って待っていた。


外にはひとり スーツを着た男性が合図を待っているかのように見上げながら待機していた。




「今からすぐに お父様のところへ お連れいたします。  支度は、いりません  着替えなどすべて こちらでご用意させていただいておりますので   お屋敷に到着されてから お着替えくださいませ。」 




(どうしたというんだ… )  



彰は、橋本の勢いに押され 言葉を発することを忘れたかのように ただ 呆然と橋本に就いていくしかなかった。



階段を下りると 運転手が外に出て後ろのドアを開けた。


車内は、運転席と後部座席の間は、分厚いガラスで仕切ってある。


冷蔵庫も設置されてある。




「冷蔵庫の中のものは、ご自由にお召し上がりください」




橋本が 冷蔵庫を開けて 彰にお茶を差し出した。


運転席の隣には、先ほど外に立っていた男が座っていた。



普通であれば、こんなビップな歓迎をうけることに 気持も高揚するはずである。

が… 彰は、昼食を食べてない事も忘れるほど 頭の中が混乱して ただ 黙ったまま 車内の静寂な空気に包まれていた。







      



高いビルが立ち並ぶ夜の街を通り過ぎ 都心から少し離れた静かな住宅街の奥までいくと 彰のアパートがある。

外階段のある二階建ての小さなアパートだ。


彰は、アパートの前の駐車場に車を止め 途中で買ってきたコンビニの弁当が入ったビニール袋を手にもって 外階段を上っていった。二階の通路を歩いて真ん中の205号室のドアを開けた。


玄関を入ってすぐ脇が台所になっている。

既に 電気がついていて 鍋に火をかけながら 食器を並べている若い女がいた。


「おかえり~  びっくりした?」

「うん 来るんだったら電話くれればよかったのに」

「だって 驚かせたかったんだもん」

「外に車止まってなかったけど?」

「うん 車調子悪くて 修理だしてるの だから 料理教室の友達に車で連れてきてもらったんだ~」

無邪気に笑うその女は 彰の恋人で 大学に通っている22歳の苦労知らずのお嬢様だ。

ひょんな事から知り合って 付き合いだして1年がたった。


女の名は、北川 紗絵

実家は中小企業を経営いていて 頑固な父と趣味に明け暮れる母 アメリカに留学中の高校生の妹 そして2歳になるチワワが一匹いる。


幼いころから 何不自由ない 暮らしをしてきた紗絵と 母の苦労を見ながら 慎ましく暮らしてきた彰とは、まったく違う世界の二人だったが お互い魅かれるものがあった。



「ねぇ  今日はね 料理教室で ポトフだったんだけど もう一度 おさらいで 作ってみたの  食べてみて」

「サンキュー  コンビニ弁当だけじゃ 物足りないからな 助かるよ~」


紗絵は、週に一回 料理教室に通っていた。 時々 彰にこうして食事を作ってあげていた。

時には お世辞にも 美味しいとは言えないものもあるけれど 紗絵の屈託のない笑顔が調味料になった。

彰にとって紗絵は、 母が亡くなって 孤独な日々の心の穴を埋めてくれた天使だった。

逢う度に 紗絵は、学校であった出来ごと 友達の話 愚痴… なんでも 彰に話した。

彼は、いつも聞き役だった。

そして 今日も 料理教室で起きた失敗談や大学の友達の失恋の話などを聞いていた。


彰は、今日会った興信所の男の話もまた 心にしまっておくだけになった。



「さ~てと そろそろ帰らなきゃ 門限うるさいからね」

「じゃあ 家まで送ってくよ」

「ありがとう」



紗絵を乗せた車は、30分後に閑静な住宅街に到着した。

紗絵の家の近くの空き地に車を止めると ふたり 抱き合ってキスをした。

なごり惜しむように 彰は紗絵の頬やおでこ、首筋にも軽くキスをして 彼女の体から離れた



「ねぇ 今度の休み 久しぶりに 映画でもいかない?」

「そうだな 行こうか  何やってるかなぁ  ネットで調べとくよ  後でメールする」

「分かった じゃあ 楽しみにしてるから」

「おやすみ」

「おやすみぃ~」


紗絵の細い後ろ姿が何度も振り向いては手をふった。




その晩 彰は、父の夢を見た。

2歳の時に別れた父の顔は、暗くてよく見えなかった。懸命に目を凝らして見ようとするが、見えない。

父が手を差し伸べてくれるが 何かの力で、体が引き戻される。

やがて その父の姿は、霧の中に消えていってしまった。



はっ と 目を覚ました彼の額には、油汗が光っていた。



つづく…


 





彰は、手渡された名刺をみて その男は 興信所から来たんだと分かった。

しかし、なんでまた 興信所が???…


彰が聞くより早く 男が先に要件を話し出した。


「富岡 彰さん… ですよね   実は、あなたのお父様の富岡 健一郎さんから 依頼されまして、ずっと あなたを探していたんです。」


「俺には、父親はいないけど…  なんかの間違いなんじゃないの?」



二歳のときからずっと 母ひとり子ひとりで つつましく暮らしてきた彰には、いきなりの衝撃だった。

お父さんは、事故で、死んだ  そう子供の時に聞いてから 少しは、疑問に思っては、いたけれど それを今まで 突き詰めて聞く気もなかった。


父親がいないのが 当たり前のように 今まで 母親とふたりで生活してきたのだ。


それを 今になって…


彰にとって どうでもいいような話だった。 その話をしにきた男もうっとうしく思えた。


「突然で、驚かれたと思います。 しかし もう 小さなお子さんに話してる訳じゃないので、率直に申しあげます。   彰さん あなたのお父様は、あなたとお母様を置いて 家を出たのが 25年前になります。 いろんな事情があったのだと思いますが

その後 あなたとお母様も 引っ越しをされて お互い音信不通になったと聞いてます。」


「…………」



「2年前 あなたのお母様がご病気で亡くなったとか   お父様も今ご病気で、一目あなたにお会いしたいと願っておられます。  あなたにすれば、 何を勝手なことを…とお思いになるでしょう。 それも充分 分かってのことで  あなたを探してほしいと 懇願されまして…」



黙って聞いていた彰が 口を開いた。

「話は分かった。  でも俺は そんな親父は知らないし 会うつもりもないから。」


きっぱりと断って、食べ終わった弁当の空き箱をビニール袋に押し込むと さっさと プレハブの休憩所に入っていった。





つづく…





最近寝不足が続いてる

何故かって~
新しいPC と日々戦っているのだ

んな訳で 気が付いたら 外が明るくなっていて…

ここんとこ 睡眠時間 3~4 時間

目はショボ ショボ 状態

そんな中 先日 脳外科の定期検査に行ってきたっちゃ~走る人

で、先日 MRI を撮ってきた
あたしの頭ん中 濃動脈瘤のちっちゃいやつがあって 今はまだ手術ができないらしく 定期的に検査を受けてるってわけ
 

あの検査中 トンネルの中ってすっごい音なんだ~
ガーン ガーン って まるで 鉄管工事よ

耳栓とヘッドホンヘッドフォンはするんだけどね

それでも やっぱ もれてる

そんな中で

なんと…

このあたし

熟睡してしまった(笑)

どんだけ 眠かったんだ~ あたしショック!


以下  妄想の世界へ



ガ~ン ガ~ン ガガガガ ダダダダ
辺り一帯 大きな音が空まで響いていた

彰はビルの建築工事の作業場にいた
クレーン車を運転する彰の腕は陽に焼けて 真っ黒で作業場で鍛えられた筋肉は汗と皮脂で光って たくましく見えた


ウーーーーーーDASH!
昼を告げるサイレンの音が現場の音に負けまいと 大きく鳴り響いた


鉄骨がぶつかる音や ドリルを回す音 さまざまな 機械的な音が ひとつ消え ふたつ消え やがて 静かな 安らぎの時にかわった


彰はクレーン車から降り 首に巻いたタオルを取ると ヘルメットで汗だくになった頭と脂ぎった顔を乱暴に拭いた


プレハブで出来た休憩所に向かって ぞろぞろと作業員たちが歩いていく

彰もその中に紛れた

それぞれ 弁当を取り出して食べる者 コンビニに走る者 煙草をふかすもの

色々だった

彰は朝のうちにコンビニで買っておいた弁当を冷蔵庫から取り出し 持参の水筒を持って 外へ出た

プレハブの裏に積んであるブロックが 彼の椅子になった

彼は 水筒のお茶をコップに移さずに直接 口をつけて ガブガブ飲んだ

彼は 作業員たちと仕事以外はあまり口を交わす事はなかった

休憩時間はこうして ひとりでいた
口数は少ないが 目の奥は強さを感じるものがあった
彰が弁当を食べ終わった頃 ひとりの男が彼のもとにやってきた

少し、くたびれたスーツを着た50半ばの男だ

作業員ではないことは明らかだ


男は彰に名刺を手渡した 



つづく……