「あたし シャワー浴びたい」



紗絵は ベッドから降りると よろけながら ドアに向った。



まだ 薬が効いてるようだ。




「紗絵ちゃん 危ないよ  もう少し ベッドで横になってたほうがいいよ」



佐久間は紗絵をベッドに戻そうとするが どうしても シャワーを浴びるといって 利かない。




「じゃ~ 一緒に は・い・ろ」



紗絵は素っ裸のまま 佐久間に抱きついて 呂律のまわらない口調で甘えて言った。



いつもの紗絵ではない。 薬のせいで かなり大胆になっていた。



佐久間は紗絵を抱きかかえ バスルームに入った。



紗絵を座らせ バスタブに寄りかからせた。



膝を立てて 脚を広げている無防備な姿勢は 股の部分が丸見えで 佐久間を 興奮させた。



佐久間はボディーソープを泡立て 紗絵の 胸のピンクの突起をくるくると撫でまわした。



「んっ  あ~ 」



紗絵は興奮して さらに胸を突き出して 佐久間に寄りかかった。



佐久間の手は 背中にまわり 爪を軽く立て すーっと お尻まで降ろして行った。



お尻を軽く爪で円をえがくように 撫でまわすと 紗絵の甘えた喘ぎがさらに大きくなった。



「あは~ん  もう だめ~  お・ね…が・い  あ~」



佐久間は 紗絵のお尻をもちあげ 充分に濡れた花弁を広げ 蕾をそっと擦った。



その指は だんだんと早くなり 紗絵は 今にも絶頂を迎えそうだった。



佐久間に寄りかかっていた紗絵は 床に手を付いて 馬の姿勢になった。




「紗絵 おまえは いやらしい女だ  お仕置きだ」



そう言うと 佐久間は ニヤリとして バックから紗絵を攻めた。



佐久間のいきり立った男の勲章は 何度も紗絵の奥を突いた。



同時に 胸の突☆起をクルクルと指で撫でたり つまんだりした。



「はぁ  はぁ  はあ~ん」



「どうだ 気持ちいいだろ~」



あーーーーーーーーいっくーーーーーあせる




佐久間も 紗絵の中から勲章を出すと同時に 紗絵のお尻に 白い液を飛ばした。




佐久間は ヌルヌルとした紗絵の興奮冷めやまない場所を シャワーで洗ってあげると 紗絵は何度も 絶頂を迎えた。




(これで 紗絵はもう 俺なしではだめな女になるだろう)



佐久間は ニヤリとうすら笑いを浮かべて 将来社長になる自分を思い描いた。 




つづく…





佐久間は紗絵の耳元で優しくささやいた。



「気持いい事してあげるよ  ほら」



その声は… あの忌わしい夜の…



(まさか そんな…??)



紗絵の意識は ボーっとしていて 記憶を手繰り寄せる思考回路は 佐久間の指の動きによって 切断されてしまったようだった。 




紗絵のセーターは 胸まで捲くられ 佐久間の手は 紗絵の背中にまわり ブラジャーのホックを 器用に外した。



ぷっくりとした乳☆房が 露わになり ピンクの小さな突起を佐久間はつまんだり さすったりした。



「あっ  はぁ~ ドキドキ



佐久間が飲ませた うさんくさい薬が 紗絵の思考を鈍らせ ただ 感度のいい体にしていた。



ピンクの突起は佐久間の舌で舐めまわされ 紗絵は身体をのけぞらせ 佐久間の次の動きをねだっているように 大胆に股を広げた。



つづく…

ベルトコンベアーに乗せられて 大きなキャスト付きの鞄が流れてくる。



彰は 待っていた鞄が目の前にくると コンベアーから降ろし ころころと転がしながら 歩いた。



ロサンゼルスから日本の成田空港に着いたばかりの彰だった。



きちんとしたスーツを身にまとい 堂々としたその風貌は 2年前に紗絵と別れた時の姿ではない まるで別人のような彰がそこにいた。



彰は2年前 父親の会社に転職したのだ。



興信所の戸田に父の話を聞いてから 父に対し憎悪の気持は消え 逆に尊敬へと変わっていったのだった。



度々の父の説得によって 将来 会社を継ぐという約束を交わし まずは ロサンゼルスの支社に勤務を命ぜられ 2年間務めてきたのだ。



自己流ではあるが 英会話の勉強もしていたのもあって、彰にとっては さほど苦にはならなかった海外勤務だったようだ。



空港の外に出ると 会社の迎えの車が待機していた。



彰は新米社員といえども 将来は会社を背負っていく身  そのため 仕事上の教育も厳しいが 待遇も 良くしてもらっていた。



彰の父の会社は世界に名を轟かせる 大企業である。



そんな事は 彰も知らなかったのである。



もともと 父親には会いたくなかったわけで、第一秘書の橋本がくれた名刺など よく見ずに捨ててしまったのだから 知るわけがない。



もっとも はじめて 父親の別荘に無理無理 連れて行かれた時は あまりにも立派な豪邸や 贅沢な食事に ただものでないという事は 薄々気が付いてはいたが。




そんな こんなで 彰のセレブ界デビューがはじまったのである。




そして 彰が紗絵から受けた屈辱を いつか返すその時期を狙っていたことを そのころの紗絵には 知るよしもなかった。







そして 紗絵は相変わらず あの時の心の傷から 立ち直っていないようだったが

親が決めた結婚が着々と進められていた。



紗絵の父親の晴彦が言ってた ”どこの馬の骨ともわからんやつ” は 実は世界に名を馳せる大企業の御曹司だったことなど 晴彦はまだ知らない。



自分の会社の社員と紗絵との結婚を喜んでいた。






紗絵はクリスマスがくると あのレイプの時の恐ろしさが身体に蘇えってきて 部屋に閉じこもってしまうのだ。



その日 紗絵の婚約者の佐久間が 紗絵の部屋を訪ねてきた。



紗絵の父と母は 芝居を観に行くから 留守にするということで、 紗絵が心配だからそばにいてあげて と頼まれたのだ。



” トントン ” ドアをノックする音に 紗絵はベッドから起きずに どうぞ と返事だけした。




「気分はどう?」




「あまり 良くないわ」




「そうか~ 今日は そんな紗絵に 気分が良くなる飲み物 持ってきてあげたよ」




「な~に 」




「うん 漢方薬なんだけどね これを飲むと 気分がすっきりして 気持よくなるんだって  友達が教えてくれたんだけど  どう? 飲んでみる?」




「苦いんじゃ やだな」




「大丈夫 ジュースに混ぜて飲むといいらしいよ」



佐久間は 用意したオレンジジュースに 薬を入れて 紗絵の口に優しく運んであげた。


暫くすると 紗絵の目がうつろになってきた。




「ねぇ 何だか 気持いい感じ ちょっと 身体がふわふわしてる」




「嫌なこと忘れられるよ  少しベッドに横になるといいよ」




佐久間は 紗絵を抱きかかえ ベッドに寝かせた。



紗絵の唇に佐久間の唇が重なって そして佐久間は舌を絡めた。



紗絵が佐久間に抵抗もせず 身をまかせたのは 初めてだった。



(いいぞ~ 薬が効いてきたみたいだな…)







つづく…


 



彰の部屋に入って戸田が目にした光景は 万年床に 至る所に脱ぎ捨てられた汚れた服  屑かごに入りきれないであちこちに転がっているビールの空き缶  テーブルの上には 山盛りの煙草の吸殻  そして パックに入ったコンビニのおかずの食べ残し  



一瞬にして 戸田の頭に 彰の荒んだ生活が目に浮かんだ。




「すいません 今 ちょっと 片づけますから」



慌てて 彰は 脱ぎ散らかした服を拾い集めて 洗濯かごに入れていると 戸田もビールの空き缶を拾って近くにあったスーパーの袋に入れていた。




「あ~ 申し訳ないです  ほんと 汚くしていて…」




「ははは 男のひとり暮らしなんて そんなものですよ」




戸田は 少しでも彰の気持ちを楽にしてあげようとした。



彰は冷蔵庫から ペットボトルのお茶を取り出し コップと一緒にテーブルまで運んだ。




「それで さっきの話の続きなんですが 聞かせてもらえますか?」




彰はコップにお茶を注ぎながら 落ち着かない様子で戸田に聞いた。




「あ~ さっきは お母様が先に 家を出たってところの話まででしたね




「はい  以前 戸田さんが僕に会いに来た時に、僕が2歳の時に父が家を出たって 仰ったじゃないですか~  なのに その前に母が家を出たって事は いったいどういう事ですか?」 




「そうなんですよ 実は お母様は 他に好きな人が出来て その人と一緒に駆け落ちをしたんです。 その時 2歳だった彰さんをお母様の実家に預けたままで


でも その恋は 2か月位で破局したんです  結局は 相手の男がまた別に女をつくって 二人は別れた。   相手の男は お父様の会社の従業員でした。女ぐせが悪い男だったようです



当然男は会社を辞めましたがね


その後 お父様は 彰さんの事を思い お母様に家に戻ってきてもらい 暫くは 一緒に生活していたみたいですが 結局 お母様は 自分を責め続け 夫婦の中は冷めきって とうとう 離婚ということになり お父様は彰さんの為に 家をお母様に譲られ お父様が家を出て行かれたようです。



お母様は生活費は一切お父様から頂かないと強く 拒否されて とうとう家も売り 彰さんを連れて 引っ越しされたということです。」




「そうだったんですか  戸田さんが最初に僕のところにきて 父の事を聞くまで 僕は父は事故で亡くなった と母からずっと聞いていました。

もちろん 大人になって それはうそだと思いましたが でも あえて母に聞こうとも思いませんでした。



僕は 居なくなった父をずっと恨んでいたように思います。 だから あの日 父に会った日も…」




彰は父との再会の一部始終を戸田に話した。




「それは お父様には 可哀そうなことをしましたね~

でも また 会える日がくると思いますよ   その時は お父様を 労わってあげてください」




戸田は 彰の心中を察して 優しくほほ笑んだ。






この日の夜 彰は一人 父の事を思い出していた。


あの日 父と再会した日 ひどい暴言を吐いて 飛び出した。


なんて事をしたんだろう。


もう一度 会って 父に謝りたい そう 思っていた。



(本当に悪かったのは 父さんではなく 母さんだったなんて…  なんであの日

父さんは何も言わなかったんだ  馬鹿だよ 父さんは…)




彰は自分を責めた。




つづく…

 





あの日 紗絵から一方的な別れを メールで送りつけられた彰は 今までの自分を情けなく思った。



(お嬢様の気まぐれに付き合ってただけだったんだ… ただ それだけ  飽きれば

はい さよなら  そんな関係だったんだ  なんで それに気が付かなかったんだ  馬鹿だよな 俺…   )




でも すぐにまた 怒りが込み上げてきた。



(馬鹿にしやがって…  ちくしょう爆弾  ぜってぇ 許せねぇ!!)



そんな 不安定な感情が続いていたある日、仕事帰りにふと寄った定食屋で 一人の男に声をかけられた。



「富岡 彰さんじゃないですか  こんな所で偶然ですね」



それは 以前 彰の元を訪れ 父の生存を知らせにやってきた 興信所の男だった。



「ああ こんにちは」



彰はチラッと男を見ると 素っ気ない挨拶をして 目の前に置かれたトンカツ定食をガツガツ 食べ始めた。



彰の隣のテーブルに座った興信所の男は 素っ気ない彰にこれ以上声をかけるのは 悪いと思ったのか 煙草をふかしながら 広げた新聞の活字に目を落としていた。



間もなく 男にもざる蕎麦が運ばれてきた。



お腹を満たした彰は隣のテーブルの男に目をやった。



ちょうど蕎麦を食べ終わった男に めずらしく 自分から声をかけた。



「え~っと  あの時の… 」



彰は 声をかけたが 名前が出てこない。



「はい 戸田です。」



男は気を利かして自分から名乗った。



「その節は どうも…  あれから お父様とはお会いになりましたか?」



「はい 突然 車に乗せられて 拉致されましたよ」



彰が冗談を言うのはめずらしいことだった。



さきほど挨拶のあと 戸田から ずけずけと 話しかけてこなかった事が 彰にとって

居心地のいい相手と判断したからだろう。



「ははは それは 大変でしたね。 でも お父様もきっとお喜びになったことでしょうね。 本当は 彰様を引き取りたかったと仰っていましたからね。」



(父がこの俺を引き取りたかっただって?…)



彰はその言葉が気になった。




「えっ? だって 父は 母と小さかったこの俺ををおいて 家を出て行ったんじゃ…」




「ええ 最終的には そういう形になりましたが…  実は 初めに家を出ていかれたのは お母様の方でして…  」




「その話 詳しく 聞かせていただけませんか?」




「そうですね もう お母様も亡くなられていらっしゃる事だし  私の調べてわかった事 すべてお話しましょう」



「じゃあ これから 僕のアパートに一緒にどうですか



「わかりました じゃあ お邪魔します」



そして 戸田は彰の分の会計も一緒に支払って 二人店を出た。



「すみません ご馳走になってしまって」



「ああ 気にしないでください 彰さんのお父様から 多すぎるほどの報酬を頂きましたから」 




そして 二人は彰のアパートに向った。



つづく…