中年サラリーマンはミタ「裁判傍聴日記」 -17ページ目

中年サラリーマンはミタ「裁判傍聴日記」

刑事裁判を傍聴した、裁判所内での裁判官、検察官、弁護人、被告人、証言人のやり取り。
事件の内容などを、ザックリと書いています。
法律とは無縁の私が書いています。
変な事を書いている場合がありますので、ご了承願います。

平成25年1月某日 名古屋地裁刑事裁判傍聴part3


次の事件は、傷害罪 (新件)


 内容は、20代前半の被告人が、飲み屋やかどこかの飲食店で、客とトラブルになり仲間と、

被害者へ暴力を振って、怪我をさせた事です。


 被告人は、勾留されていなく、スーツをビシッときめておりました。

 

 情状証人の、若いお兄ちゃんが何か証言していましたが、私は前の公判の事を頭がグルグル

回っており、なんとなく傍聴していました。(すいません)


被害弁済は100万円を払っているようです。


論告求刑は、6月 だったかな?(違うかも)


次の事件は、覚せい剤取締法違反罪(判決)


 この公判で、傍聴席が、初めて満席になります。

 

 被告人は、刑務官と共に入廷しました。

被告人(60代)、見た目、体格は小柄な方ですが、サラリーマンには無いオーラを出していました。


 この公判が始まる前に、傍聴席にぞろぞろ人が入ってくるのですが、まさにその筋の方たちが、

親分?の判決を心配して、多くの子分が、傍聴席に詰めかけてきたのです。

 途端に、傍聴席の雰囲気が、豹変しました。


 私の横も、前も後ろも、ヤ○ザだらけに、なりました。


 それから、傍聴初の女性弁護士さんが、担当します。

公判が始まる前に、先に弁護側席に着席した女性弁護士さんを見ると、30代の多分既婚者

と思われます。

 意外に、ラフな服装で、スカートにセーター、ダウンジャケットでした。(弁護士バッチも付けて無かった

様です)


 初めて見た、女性弁護士から、この展開は想像しておりませんでした。


公判へ戻ります。


 検察官の最終意見から、被告人は以前にも覚せい剤で、懲役刑の前科があり、再犯性など

について述べられおりました。

 


判決懲役1年6月 執行猶予3年


 判決結果に、被告人はホットした様子でした。


 退廷の際には、女性弁護士と笑顔を交わして、判決結果に満足しているようでした。


 そして、私も安心しました。

 なぜかと申しますと、判決結果が悪かった場合、私の周りには、子分がぞろぞろいるのに、

その方たちの機嫌が悪くなったら、ヤバいじゃないですか。。


公判が終わると、傍聴席のヤ○ザさんたちは一斉に、帰りました。

 内心ほっと、しました。



平成25年1月某日

刑事裁判傍聴part2


 次の事件は、道路交通法違反、公文書等毀棄罪(こうぶんしょとうききざい)(新件)


メモをとっていませんでしたから、正確な罪名は違うかもしれません。
 内容は、乗用車で走行中に、信号無視で交通違反切符を切られました。

 しかし、被告人(20代前半)は違反切符に納得いかず、(たぶんですが、交番で

調書をとる事になり、調書を警察官が作成した。)

 被告人に署名させようとしたところ、「身に覚えの無い事が勝手に記入されており、逆上して

調書を破った」事です。


 公文書等毀棄罪については、認めるが、「信号無視は警察官の見間違いだ」と、主張。

 この日、初めての罪状否認であり、否認はこの事件だけだと記憶しています。


 ただし、道路交通法違反(信号無視で)起訴された訳ではないと思いますから、否認

事件になるかは、素人の私にはわかりません。


 検察官からの被告人質問は、「身に覚えが無い事を、警察官はなぜ書いたと思いますか」

の問いに「信号無視を認めないから、キレて書いたんじゃないですか」と、逆切れ気味に

答えたり、「警察官が信号無視で違反切符を、なぜ切ったのですか?」の問いに

「信号が接近して並んであり、手前と後ろを見誤ったんじゃないですか」等、あくまで、

信号無視については、絶対にやってないの姿勢を通していました。


 裁判官から、「最後に裁判所に伝えたい事は?」に対し、「調書を破った事は反省

しています。すいませんでした」で終わりました。


求刑 メモしていません。


次の事件は、覚せい剤取締法違反罪(新件)


 腰縄と、手錠を付けたまま、2人の刑務官に挟まれて、入廷してきた被告人(30代後半)


 この時気付いたのですが、未決勾留中の被告人は、留置場や拘置所から出頭する

訳ですが、裁判中に座る位置も若干変わります。


 勾留されていない被告人は、弁護士の隣に座ります。


 しかし、勾留中被告人は、刑務官が必ずいる理由もあると思いますが、弁護士の

前に長椅子があり、そこに3人が座ります。

入退廷する時も、未決勾留被告人は、法廷に入るための専用の出入り口があります。


 勾留されていない被告人は、入廷する扉は、傍聴者や弁護士もそうですが、傍聴席に入る

扉から入り、傍聴席の前に低い柵があるのですが、両サイドには、法廷に入る為の小さな扉

があります。

その小さな扉から、その時間に対象となる被告人や、弁護士、証人などが出入りします。


 覚せい剤取締法違反罪の、被告人は見た目は、普通な感じの労働者です。(こんな方でも

覚せい剤を使用していたのですね)

 ところで、この日本のどこに行けば、覚せい剤を買えるのですかね?(イメージ的には大阪、

西成地区に行けばありそうですが。。)

 ここは、名古屋市ですから、名古屋のアイリン地区があるのでしょうか?


 覚せい剤は、シャブと言われていますが、(骨の髄までシャブられるの隠語)と聞いた事が

あります。

 まさに、日本語的な隠語だと思いませんか?

 悪いものの隠語に、(骨の髄までシャブられる)と、悪い事の例えを謳っています。


 ここまで言っているのに、高額な上にに色々な手数料がさんざん乗せられた、高価なシャブを

買う価値が、やはりあるのでしょうね。。


 うん~ん「話のネタに、1回、打ってみようかな。。」冗談です。


 論告、求刑は検察官からさらりと述べられ、求刑1年6ヵ月


 最後に、裁判所に伝えたい事は?に対しては「特に何もありません」で終わりました。


 半数ほどの被告人は、この最後の言葉を何も言わない方がいます。

 私は、内心「ここで一世一代の反省の言葉を言っておけよ」と突っ込みたくなるのですが、

その様な言葉を言っても裁判官には通用しませんかね。


 しかし、ここで何も言わない方は、私から見ると(本当に反省しているの?)と、疑います。

大げさかもしれませんが、最後のチャンスを与えられていると思いますから、ここでの証言は

重要だと思うのですが。



次の事件は、自動車運転過失致死傷罪 (判決)


 内容は、朝、乗用車で出勤中に、右折禁止の交差点を右折した時、対向車線を直進してきた

大型バイクと正面衝突して、バイクを運転していた20歳の大学生が死亡しました。


 今日、初めて刑事裁判を傍聴して、この公判が一番印象に残る事になります。


 被告人は、(40代前半)、某大手パチンコメーカー勤務していました。(私の勘違いかも?)

被告人は、本業の他にアルバイトもしており(なぜか?)、アルバイトがAM1時ごろに終わりました。

 深夜ですが、その後アルバイト仲間と食事に行くことになりました。

 

 被告人は、翌日も朝から仕事があるのは分かっていたのですが、流れで同僚と食事に行き、

帰宅したのは、AM3時頃でした。

 前日、帰るのが遅くなった事もあり、寝過ごしてしまい、いつも出勤する時間より、10分くらい

遅く出勤する事となりました。


 毎日通る、通勤経路、いつもはある交差点でUターンして少し戻り、左折して会社に向かうのですが、

この日は、10分遅く出勤した事もあり、遅刻する可能性が有りました。

 そこで、この日はUターンする交差点の手前に、右折禁止の交差点を曲がり(ショートカット)して

時間を短縮させました。


 そして、今回の事故が発生して、20歳大学生の尊い命が失われました。


 この公判では、被害者参加制度を利用して、被害者の父親が検察官の隣に座り、被告人質問

などを対応していました。


 被告人側の証人に、被告人の妻が証言台に立ち、証言をはじめました。


 初めに、今回の事故で、被害者が亡くなった事に対して、被害者側家族に申し訳ないと、

お詫びをしました。 

 そして、被告人は真面目に家族のために働いており、今回の事故で以前勤めていた会社は

解雇?されたが、現在もアルバイトで家族を養っており、奥様もパートで働いているが家計は

大変な状態である事などです。

 最後に、執行猶予付き判決をお願いしました。


 傍聴席には、被害者の兄妹(お姉さん2人)、母親、被害者の彼女がいらっしており、突然

亡くなった(被害者)の、弟であり息子であり、恋人を亡くした悲しみがひしひしと伝わってきました。


 被害者側母親の、意見陳述は、事故の日に息子へ交通事故には気を付ける事をもう一度

言っておば、時間のタイミングが変わり、今回の事故に遭わずに済んだのでは?との後悔や、

将来を楽しみにしていた事、両祖父母が健在であり、自分たちより先に亡くなった孫を悲しんで

いる事を述べていました。

 

 聞いているうちに、私も目頭が熱くなりました。


 交通事故のほとんどは、加害者の故意で発生した事故では無いと思います。

 今回の事件も、被告人の過失は有り(右折禁止を右折した)ますが、ぶつけるつもりは微塵も

無かったと思うのですが、結果としては被害者のバイクと正面衝突した事故です。


 しかし、被害者が死亡した事により、被害者家族はもちろんですが、被告人家族にも辛い人生

がスタートしてしまいました。


 この公判を通して、私なりにハンドルを握る時は(毎日通勤に運転しています)、過失による

事故は絶対起こさないように、自分自身に誓いました。


 実は、こんな事を言いながら、若いころは、交通違反を繰り返し、合計3回免停処分を受けております。


 今なってに自分自身を振り返ると、交通事故が無かったことは奇跡に近いと考えると、背筋が

ゾッとしました。


 近年、交通死亡事故は全国で、年間約4,000~5,000人です。

 20~25年前は、年間約10,000人を超えていました。

(交通事故戦争と報道されていたと思います)


 当時私は20歳前後の時、同級生や、先輩、後輩の死亡事故の知らせや、葬式に参列した

記憶がよみがえりました。


 この公判で、完全に裁判とは無縁と思っていた自分が、そうでは無い事を改めて認識しました。


判決 禁錮2年執行猶予5年


続く






 

 




私は、40代のサラリーマンです。

愛知県東部地方に、20年前から在住しています。


裁判の傍聴は、誰でも出来る事は以前から知っていました。


しかし、実際に裁判を傍聴した経験は、生まれて40数年一度もありませんでした。


有る事がきっかけで、裁判を傍聴する事にしました。

特に、刑事裁判をメインに傍聴する事に決めて、裁判傍聴の感想等をお伝え出来れ

ば良いと考えています。


平成25年1月某日(裁判傍聴初めての日)

場所:名古屋地方裁判所

時間:10:15~17:10分


電車に乗り遅れてしまい、10:00~から始まる裁判に間に合わず、10:05分頃に

裁判所に到着しました。

とは言え、初めて訪れる裁判所でしたから、すぐには気付きませんでした。

HPで外観は分かっていても、実際に見ると少し違います。

何故、裁判所と気付いたかと言いますと、警察が使用しているワンボックスカーが

建物に入り、地下駐車場に入っていくのが見えて(多分被告人を搬送)、ここだな!

と、思いました。


無事、裁判所に到着し、1階カウンターに置いてある開廷表をパラパラめくって

見ました。

裁判所に入った直後は、ほとんど人の姿は無く、「今日裁判やっているの?」と、

思いました。

もちろん、報道関係者も見ません。


開廷表は私しか見ていませんでした。(意外に人が少ない)

「開廷表は、地裁用に刑事2冊、民事2冊それと高裁用1冊があります。」

刑事、民事2冊の開廷帳は、それぞれ同じものが2冊です。


その日、地裁刑事は4か所の法廷で開廷していましたが、602号法廷以外は1~4件

の事件でした。

602号法廷は10:00~17:00まで事件が埋まっており、602号法廷に向かいました。


エレベーターで6階に上がり(広いエレベーターで一人)602号法廷前に到着

しました。

法廷入口上部の赤い表示灯に、「開廷中」が点灯していました。


いよいよ、傍聴初体験スタートです。

分厚い扉を静かに開くと、ニュースで見た事がある、法廷が見えました。

傍聴席は4列×3段ブロックが3つあり、計36席です。

2人が傍聴していました。(少ない・・・)

ほぼ中央、前から2番目に座り、傍聴しました。


窃盗罪、1回目の公判中で、弁護士が被告人質問の最中でした。

内容は、仲間と共謀して空き巣を数件行い、被告人は見張り役と運転手を

やっていたものです。


ここからは、法廷の様子を観察した感想です。


裁判官が若くて以外に(失礼)イケメンでした。

30代半ばと思われる、裁判官は今までの裁判官のイメージを覆す方でした。

裁判事務官についても、20代後半くらいの方で、ナイナイの矢部と石田純一を

足して2で割ったような、この方もイケメンでした。

また、裁判事務官は、40~50分間くらいで交代するのですが、もう一人は女性

の事務官で裁判所の職員とは思えない(これも失礼)、色っぽい方でした。

(30才前後?)


検察官は30代半ばの男性の方でした。

声が高くて、威圧感が無く、検察官のイメージが少し落ちました。(失礼)

公判の検察官は、被告人を追い込む、鬼のような人とイメージしていましたが、

そうでもありませんでした。


17時10分ごろまで、602号法廷で傍聴していたのですが、この日、裁判官と

検察官は全て同じ人が対応していた事に驚きました。


裁判官は、裁判後に検察官や弁護士から提出された資料を検討すれば

良いと思いますが(これはこれで資料が膨大で大変ですが)、検察官は、

公判のその場で1件1件の事件を把握して、冒頭陳述なり、被告人質問

なり、論告求刑と行わなければならず、本当に大変な職業だなと思いました。

(事前に、全て事件の内容を全て把握して来ているのでしょう)


ここから、公判の続きです。


大柄の被告人本人は、空き巣実行には向いていないのを自覚?

見張り役をやった事などを認めていました。


検察官の証拠調べは、被害者宅に残された、被告人や共犯者の足跡などが

述べられていました。


検察官の被告人質問しているなかで、大事な核心的な質問があっても、

(黙秘権で?)簡単に流される場面も多く、もどかしさを感じる事も多々ありました。

弁護士の被告人質問を聞くことにより、ある程度、具体的な犯行内容を理解

出来るようになります。

意外に思ったのは、検察官からでは無く、弁護士から犯行内容を聞くことになった

事です。

これは、弁護側から先に述べる事により、被告人から、有利な証言を引き出す

目的があるのかな?と感じました。


後半に、検察官から論告求刑が述べられて、最後に裁判官より被告人を証言台前

に立たせて「最後に裁判所に何か伝えたい事がありますか?」と問うのですが、

被告人は「特に何もありませんと」答えて終わりました。


まだ、続きがありますから今回はこの辺で終わります。