じゅうまんおくど いみ
※十万億土 意味
よ あみだぶつ ごくらくじょうど
この世から阿弥陀仏がいるという極楽浄土にいたるまでの間に
むすう ぶつど てん ごくらくじょうど
無数にあるという仏土。転じて、極楽浄土のこと。
はな いみ もち
ひじょうに離れている意味にも用いられる。
ぶっきょうご おく おお たんい い じゅうまんおくど
▽仏教語。『億』はひじょうに大きな単位の意で、『十万億土』は、
おお いみ
ひじょうに多いという意味。
小学校3年生で習う漢字200字
小学校4年生で習う漢字200字
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ハル・春・HAL
きみ
~君がボクにくれたもの~
にかいめ つうがくろ か まあたら ふく
二回目の通学路が変わり、真新しいせい服にもうすぐ
とお あいけん し
そでを通すころ、ボクの愛犬が死んだ。
ほんとう せかい ちい こと き
本当に、ボクという世界が、とても小さかった事に気づいた
かん うしな き
しゅん間でもあった。失ってから気づくもの・・・・。
み も けいけん
それがどんなことなのかを、ボクは身を持って経験した。
あいけん なまえ
その愛犬の名前は・・・ハル。
よ う ごがつ はる
ボクがこの世に産まれたのは、5月という春のかおりが
なが
まだそよそよと流れるころで、ハルはクリスマスよりも
すこ まえ さむ ひ う
少し前の12月の寒い日に産まれた。
たち かぞく はる ひざ
だけど、ハルがボク達の家族になったのは、春の日差し
きも ひ
が気持ちのいい日だった・・・
なまえ き
だから名前の決めてはこうだった。
とう はる かぞく
お父さんが、春に家族になったし、
としお なまえ
”年老いてもかわいい名前がいいからハルにしよう”
い とし と い
と言い、年を取ったら”ハルばあちゃんだね”と言うと
こいぬ かぞく えがお
子犬のハルが1つくしゃみをして、家族みんなが笑顔
になったから。
しゅるい いぬ ぜんたい からだ いろ
ハルは、バセンジーという種類の犬で、全体の体の色は、
ちゃいろ しろ
茶色と白だ。
め め あいだ しろ みじか け はなさき とお
目と目の間には白くて短い毛が、鼻先まで通っている。
とお おと き おお べんり みみ
遠くの音まで聞こえる大きくて便利な耳。
りくじょうせんしゅ あし はや ひく いち いっき はし
陸上選手のように足が速くて、低い位置から一気に走る
なが あし まえ たいはい
その長い足を前にしたら、ボクはいつも大敗した。
きょねん おととし か
去年も一昨年も勝てたことがない。
こ
そんなハルはとてもいたずらっ子だった。
ころ はな つ
ボクがゆかに転がるほどボクに鼻を付けてにおいを
こいぬ よ は
かいできたり、子犬だから良くとがった歯でかんだりもした。
けんし
ハルの犬歯はとてもとがっていていたかったけど、
くすり つ
薬を付けるほどじゃなかったんだ。
はじ とき からだ
初めてかまれた時はおどろいて、いっしゅん体が
かた とくい
固まったり、なれるまでは得意のおにごっこをする
む がわ
かのように、ソファの向こう側にかくれたりして、
たたか かた おぼ
ハルとの戦い方を覚えた。
どうしてこんなにかみついてくるんだろう?って
かあ き こいぬ とき は
お母さんに聞いてみると、子犬の時は歯が
あま い よ
むずかゆくなるらしく、”甘がみ”と言って良くかむらしい。
こと し
だけどボクはそんな事を知らなかったので、ふざけて
はなさき ゆび なんど だ い あそ
ハルの鼻先に指を何度も出し入れして遊び、
いた おも
こりもせずかまれて痛い思いをしてた。
ボクはハルに、
しゅじん わ
『ボクが主人だって分かってるのかな?
あそ
いっしょにいたずらをしたり遊んだりする、
あくゆう おも
ただの悪友だって思ってるのかな?』
ときどき ちい もん おも おも
なんて時々、小さいながらにぎ問に思ってたと思う。
たと ことば はな き
例えハルが言葉を話せたとして、そんなことを聞いて
いま そうぞう わ
みても、今となっては想像でしか分からない。
とき
だからかまれた時にくやしくて、ボクがハルにかみ
かえ か まめ ちい
返す代わりに『豆みたいに小さいくせにっ!』と、
い かあ
ボクが言うとお母さんは
まえ おな まめ わら
『お前も同じくらい豆みたいじゃないの。』と笑ってた。
ぜんぜんめいれい き
でも、全然命令を聞かないし、あまりにもたくさんかむので、
りょうしん かんが はじ
ボクの両親はハルのしつけについて考え始めた。
いぬ あんがい たん たん かんが
犬だから案外しつけはかん単だろうと単じゅんに考えて
くろう
いたけど、かなり苦労したみたい。
あいて あそ こと おし たいへん
ハルを相手に遊ぶ事や、トイレを教えることは大変で、
おぼ どうぶつびょういん そうだん
なかなか覚えないから動物病院に相談をすると、
きょうしつ くんれん だ
しつけ教室があるらしく訓練させに出そうか?
かんが
と考えたみたい。
ほか か ひとたち はなし
だけど、他のバセンジーを飼っている人達の話を
よ くんれん はじ すだ はんとしかん
読んでみると、訓練を始めて巣立つまでの半年間
かえ い き こえ
から帰ってきても、言うことを聞かないなんていう声を
き じぶんたち ちから そそ
聞いて、自分達で力を注ぐことにした。
すうかげつ いもうと う たの
それから1年と数ヶ月して妹も産まれて、楽しさも
にばい
2倍になっていった。
いもうと う きょうだい えがお
妹が産まれて兄弟がふえたってことは、笑顔も
ふえるってことだ!
じぶん い
(おぉ・・・自分で言うもなんだけど、
いま い こと い
今、良い事言ったなっ!!)
いもうと せきはん うめ す
妹はお赤飯と、梅ぼしが好きだ。
はる やま さ こうばい いろ
それから春の山に咲いている紅梅のピンク色も
す い えんぶん
好きなんだ。ついでに言えば、塩分たっぷりの
しおあじ す
塩味のせんべいも好きなんだ。
こうぶつ あさ
ボク?ボクの好物はね、浅づけのきゅうりではなく、
こ
きな粉たっぷりのあげぱん!
す じつ い いちばんす
でもまぁ、それも好きだけど、実を言うと1番好きなのは、
かあ いちばんだいす
お母さんがにぎったおにぎりが1番大好きだ。
こうぶつ なん
ハルの好物って、何だったのかな・・・
し かんが
ボクが知っているものはいくら考えてもいくつもなかった。
いぬ
犬ガムでしょ・・・ミルクでしょ・・・それから~・・・ダメだ・・・
あじ いぬ おも
あとは味ちがいの犬ガムしか思いうかばないや。
ほか なに とくべつ いちど かんが
その他に何か特別なものはないかともう一度考えてみた。
す いぜん
う~ん・・・あっ!好きなものじゃないけど、以前あげた
いぬ た
ものでダメだったのが、犬が食べちゃいけないもので、
はな まえ だ とき む
ネギを鼻の前に出した時はそっぽ向いたっけ・・・
た なつ あつ ひ こおり
ゆいいつ食べたのは夏の暑い日にあげた氷だ!!
まえ こおり す ひょうてんか まふゆ
「お前、そんなに氷が好きなの?でも、氷点下の真冬
た い さら
だったら食べないよな?」って言いながらお皿に
い あたま
たくさん入れて頭をなでた。
むぎちゃ
そうだっ!!麦茶もあげたっけ・・・
すこ いろ おも で おも
ボクは少しずつ色んな想い出を思いうかべた。
はなし すこ お あいか
その話はまた少し置いとくとして、とにかく相変わらず
こと あた あそ はじ
かむ事をやめないハルにボクは新しい遊びを始めた。
しゅやく わるもの ば へや
ボクが主役で、ハルを悪者やお化けにして、部屋は
か かいだん つか とうじ み
もちろん、ろう下や階段まで使って、当時見ていて、
せんたい めん つ
テレビではやっていた戦隊もののお面まで付けて
たたか
やった戦いごっこだ。
しょうわ あそ い ぐんたい へいし せんしゃ
昭和の遊びで言ったら、軍隊ごっこの兵士と戦車、
だいじん へいみん
大臣と平民なのかな・・・
いもうと ぐん
まぁ、ちょっとびみょうではあるけど、ボクと妹が郡なら、
むら
ハルちゃんは村だな!
ぐん まち し あいだ
(郡って町と市の間ぐらいのことなんだけど・・・
たと
例えがわかりづらいか・・・)
おも げんき ま
なんて思ってたら、ハルちゃんの元気さに負けて
さん さん たち ほう
いつもこう参!こう参!とさけぶのはボク達の方だった。
ふたり あそ もっと おお ばこあそ
二人で遊ぶ最も多かったものはダンボール箱遊びだった。
かあ ちょっけい
お母さんがよく直径70センチもあるダンボールハウスや、
にもつ きゃく の かしゃ つく
荷物やお客さんを乗せるような貨車を作ってくれた。
かしゃ でんしゃがた にもつ きゃく の でんしゃ
貨車とは電車型をしていて、荷物やお客を乗せる電車だ。
らくが よ
ダンボールハウスには、落書きをたくさんしても良かった
はな かん か
から、お花やマド、げん関のドアも書いた。ボクはその
うち ちゃいろ か いんしょうぶか
お家に茶色のペンでハルちゃんも書くと、とても印象深い
いえ じぶん
家となったので自分でうれしくなった。
たい いえ
ハルちゃんをしょう待して、いっしょにお家ごっこをした。
かしゃ み はこ いもうと の
それから貨車には(パッと見はただの箱)妹を乗せたり、
むり の
無理やりハルちゃんを乗せて、
しゃこ
『車庫にもどりまーす!オーライオーライ~』
い あそ す
なんて言いながら遊んでたけど、直ぐにジャンプして
で い
出て行っちゃたり、ダンボールをかじられてボロボロに
あそ
なってしまった。こればかりして遊んでいたので、
あそ
遊んではかじられてボロボロになったら
お なが ま ていちゃく
終わりという流れがいつの間にか定着していた。
あそ いま むかし あそ
こんな遊びはもう今となっては昔の遊びなのかも
しれないな・・・
