僕は君の傍に。
君は僕の傍に・・・・。
だから信じて。
例え君を騙すようなことになったとしても・・・・
僕だけを信じて欲しいんだよ。
ねぇ、神様・・・僕らの何が一体間違っていたと言うの?
ただ、がむしゃらに頑張って突っ走てきたって言うのに。
やりたいことも我慢して、食べたいものも、好きだって言うことさえも諦めて
ここまでやって来たっていうのに・・・
これ以上僕らから何を奪おうというの?
そんな風にしか僕らは成長できないのか。
頭では分かっていることなのに、不確かな心がぶつかり合うと
少しだけ反れた道をいつの間にか歩いてるんだ。
最後に分かった事・・・
それは、僕らは我侭だった。
誰かにあともう一歩、歩みよることが出来なかった。
世界が一変したあの日・・・・
僕らは還る。
あの日に・・・・
失ったものが大きすぎて何がなんだか分からない。
でも、彼女が綺麗なままで良かった。
そんな風に思えた。
ソンギュヒョンの後ろ姿が痛くて・・・痛くて・・・痛くて。
ごめん・・・まだ何も言えないよ。
ただ・・・僕らはこれからもINFINITEで有り続けたい。
有り続けなきゃいけないんだよね?
まずは、その唇を探し出してみせるから、待ってて。
僕の物語はまだ始まったばかりだから。
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あぁ・・・またあの港町にある割と大きな工場から聞こえる機械音。
その音で起こされたようにズキズキと頭が痛む・・・
どっかで工事でもしてんのかな?
そうやって今がどこにいるか、近くに工場があったのかって、夢と現実の境を見つける。
ここは・・・どこだっけ?
あ、そうだった・・・ツアーで来てたんだった・・・
ってことはホテルか。
そう思いながら、体を起き上がらせて、隣で寝ているソンジョンの寝顔を確かめる。
「ふぅ~・・・」
トタッ・・・トタッ・・・トタっ・・・
昨夜の疲れで足取りは重いけど、タオルを肩に引っ掛けて
熱いシャワーを浴びようと、部屋に付いている浴室のドアに手を掛けた。
カチャン・・・
パタッ・・・
鏡を見ながら寝癖を更にグチャグチャにかき混ぜて、自分の顔を
覗き込みながら頬を撫で回した。
少なめのため息が漏れそうになった瞬間に、俺はすぐにその日パジャマにしていた
Tシャツを素早く脱いだ。
すると益々グチャグチャになった髪の毛が逆だって、まるでパンクロッカーのようだった。
すると背後から来る気配を感じて、鏡越しにその気配を確かめようと
目を細めじっと見つめた。
俺が確認したかったのは、こんな驚きじゃなくてそこには何もないという事を
確認する作業な筈だった・・・それなのに。
「ぅあっ!」
それは予想に反した出来事であり、ここから俺の調子が狂いだした瞬間でもあった。
俺は漫画みたいに足を滑らせて、尻餅をついてしまった。
すごく・・・滑稽に。
パチャ・・・ポチャン・・・パチャ・・・
「レ・・・レナ・・・?」
ゆっくりと起き上がり、お風呂に入っているのかと思ったから、
敢えて鏡越しに覗き込んだんだ。
するとそこには居ないはずのレナが鏡越しに見えたんだよ。
その時の俺は怖いとかはなくて、なんで?
てっしか思い浮かばないと言った方が良いだろうか・・・そんな気持ちだった。
顔を半分だけ浴槽から出したその顔は確かにレナだった。
「レナ?何・・・してるの?」
「プクプクプク・・・・」
「だって・・・ここって・・・なぁ、お前家で留守番してるって言ってたよな?」
「・・・?~~~~~?」
「いや・・・そういうわけじゃないけど・・・。」
変な奴・・・そう思いながら、なんだか今日はいつもと違う気がした。
それは鏡越しだったからなのだろうか?
それでも、最初に鏡越しで目が合ってからは、恥ずかしくてもう鏡は見ていない。
下を向いたり、天井と会話したりしてたんだ。
だけど、ここで急にここから出て行ったら、余計に後でぎこちなくなるかもしれないし、
何しろカッコ悪い・・・
だから、俺は敢えて会話を続けた。
”俺はお前を見ても何も思っていませんよ?”と気取って。
でも・・・この時俺は気が付いてなかった。
この、目の前にいるレナは口を水に沈めていたことに・・・
「まぁ、いいや。マネージャーか誰かに無理言って着いて来たんだろ?
ったく・・・しょうがない奴だな。ソンジョンが驚くといけないから言っておくぞ?」
「コポ・・・・コポポポ・・・・」
「っていうか早く出ろよ。俺もシャワーを浴びたいんだから。
ちょっちょっちょっと!今は出るなよ?俺が部屋へ戻ってからだからな?
・・・・・そうか。分かってるならいい・・・ほんっと昔っからそういうの
気にしないっていうか無神経っていうか。」
「~~~~~~~~~!!!!!!」
「わぁ~かったわかったって!はいはい・・・そうですね。
だからってなんで俺が守らにゃいかんのだ?幼馴染だからって・・・?
まぁ、いいや。とにかく早くしろよ~。」
レナがお風呂に入ってるもんだから俺のシャワーはほぼ諦めるしかなかった。
仕方がないから、早起きしてしまった俺を恨みつつ、部屋に戻ってからは鏡の前で
ダンスのチェックがてら、体の動きを見ることにした。
指先まで力が入る。
痺れるような手や足先を細かく回し動かして、いつか海外で習ったダンスを
思い出していた。
軽く汗が滲んで来た頃、にソンジョンが起き出して、洗面所に行こうとしていた。
このソンジョンは顔を洗いに行くんじゃない。
ただのトイレだ。
俺は顔を洗わないコイツをソンギュヒョンが何度も苦虫を潰したような顔をしているのを
目撃しているが、ソンジョンの言い分によると、朝は洗わなくていいらしい。
一体どんな言い分があるのか・・・
顔にいい油分が出てるからわざわざ洗わないんだと!
俺は特にそれを否定するつもりはない。
これはソンジョンがどこかの女子から仕入れた情報だろうからね。
そんなソンジョンを一瞬俺は止めるのを忘れて危うく風呂場に行くのを
見送ってしまうところだった。
「ぁ・・・わぁあっ~ぁあぁぁ・・・おいっ!ちょっと待てっ!
ソンジョン、今レナが来てるみたいで、何故か俺たちの部屋で風呂に入ってるんだよ。」
「えぇっ?レナちゃんが?いつの間に???
えっ・・・でもこんな朝早くからお風呂に入ってるのか・・・
何か家であったのかな・・・?」
俺はそんなソンジョンの言葉を聞いてハッとした。
そうだよな・・・家で何かあって来たのかもしれない・・・
それなのに俺はなんで来たのかってまるで責め立てるようだった。
「はぁ~~・・・・」
「ん?どうしたのホヒョン。頭なんか掻きむしっちゃって・・・」
「いや・・・何でもない。ただ・・・さ。」
「?ただ・・・何?」
「俺、レナになんで来たんだって言うだけで、心配する言葉、
何もかけてあげられなかったから、悪かったな~って・・・さ。」
「・・・そっか。でも、ホヒョン?変に気にかけるような言葉を幼馴染のホヒョンが
かけたら余計に遠く感じて寂しく思うかもしれないよ?だって今はレナちゃん
立ち直れてはいないと思うんだよね。だから、それがホヒョヒョンにとって正解
ってワケじゃないと思う。」
「ん・・・そうか?ソンジョンが言うならそうなのかもな?
んで、さ、悪いんだけどレナが出てくるまでトイレは・・・」
「んぁあああああそうーだったっ!僕トイレ~~~ッ!」
「こらっ、さぁーわーぐーなぁ~ソンジョン!まだ朝だぞっ?」
「はっそうだった・・・でもでもどうしよう~~~ホヒョン!なんとかならないの?」
「なんとかって・・・あ、ソンヨルのとこで借りれば?」
「えぇ~?ソンヨリヒョン開けてくれるかなぁ~?そもそも、起きてるか分かんないし
僕がドアをノックして起こしたらすっごく怒られそうぉ~・・・
だってこの頃ソンヨリヒョンのスケジュールも詰まってて疲れてそうだったし・・・。」
「それが嫌ならわざわざ下まで降りて・・・ってなるな。」
「えぇ~・・・やだよぉ~わざわざ人のいるとこまで行ってトイレだなんて・・・
うぅ~~・・・ホヒョ~ン・・・一緒に・・・駄目っ?」
「はぁ?なんで俺が。もうどっちかしかないんだから、行ってこい。」
「はぁ・・・わかったよ。ホヒョンは筋トレでもしてて!」
「朝から?」
俺の返答はソンジョンには必要がないというようにその姿は既にそこにはなかった。
ソンジョンがどこのトイレに行ったのかは俺に興味があるわけじゃないから
そのまま仕方なく部屋を出て、もう少しダンスを確認したくて
事前に借りていた練習室へ向かった。
その廊下を歩いてる間はなんだか早歩きになった。
何故か分からないけど、早歩きに・・・
ふと、何となく肩にかけたタオルをかけ直そうと、斜め上を見上げるように
首をかしげるように顔をあげるやいなや俺の顔も足も止まってしまった。
「レナ?」
「ホウォナッ!!来ちゃったwごめんね?でも、どうしても会いたくて・・・。」
「何急に・・・っていうかそんなこと言うなんてどうかしてるんじゃないか?
ん?どれ・・・熱でもあるんじゃ・・・」
そう言っておでこを触って、俺も俺のおでこに手を当ててみた。
「んもぉ~~熱なんかないって!それに私、何もおかしいことなんてないよ?
いつでも昔と変わらないのに。変わったって言うならホウォナが変わったんじゃないの?」
「俺っ?んなわけないだろぉ~・・・っていうかいつの間に出たんだ?それに
どっか行ってきたの?」
「え?何行ってるの?私今来たとこだけど?」
「はぁっ?何おっまえさっきの恥ずかしくてなかったことにしてんだなw
はっはっはーまぁいいよ。俺の胸にしまって・・・置きたいけど、ソンジョンはもう
お前が来てるの知ってるんだから、ごまかしようがないぞ?」
「・・・・何の話?」
「だぁ~からぁ、何の話って、お前勝手に俺達の部屋に来てお風呂に入ってたじゃん。
それにさっきまで話しただろ?だから、いつの間に出て、
そっちから歩って来たんだろう~って思ったんだけど・・・?」
「えぇ~~~???お風呂っぉ~~???
そんなハズイ事するわけじゃないでしょ?
なんで私がホ・・・ホッ・・・」
「ホッホッホッ・・・・w」
「ん゛~~~!!もぉ~~っ!なんで私がホウォナに裸見られなきゃいけないの!」
「バッ!!バァ~カ言うなよ!!俺がお前の裸なんか見るわけないだろぉ~?
何?見せてくれるの?ハハッ!!それなら遠慮なく見てあげるけど?w」
「何それ・・・そんなことするわけ無いでしょ?
私の初めてはよぉ~~く考えてから決めるんだから!!
ホウォナなんかより超絶イケメンと恋に落ちる予定なのっ!」
「っはっはっはっはー俺よりイケメンがそんなにあちこちにいるかよー
お前なんか俺で十分だろ?誰にも相手にされなくて泣くより、俺に
惚れたほうがいいんじゃない?レ~ナ~さんっ!?」
「!!」
レナは凄く真っ赤になって震えるように怒ってた。
でも、それから急に信号がいつの間にか変わったように青ざめて、下を向いて
呟いたんだ。
「ホウォナは分かってない・・・何にも・・分かってないくせに・・・」
彼女は赤と青の間にいた。
バンッバンッ!!
「うぅ~~ん・・・あっれぇ~?っかしーなぁ・・・」
立ち止まっていた二人の時間の間に、ドンウヒョンが何やら
壊れた機械を持ちながら歩いてきた。
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「ん?おぉっ・・・どうしたの二人共・・・・。」
そう言ったままこちらを横目で見ながら通り過ぎで
首をかしげながらも機械の調子を見ながら通り過ぎていくドンウ。
「あっ・・・ドッ・・・ドンウヒョンッ!!これから練習行くんだっ!
ヒョンも行かないっ?」
「えっ?あぁ~・・・うんっw あとで行くよ。こいつがちょっと
どーしても言うこと聞かなくてさぁ~・・・」
「何それ?・・・・まぁた変なもん拾ってきたの?」
「どしたの・・・?また何か面白いこと?」
レナの肩ごしにソンジョンの顎が乗る・・・
”人懐っこいのもいいけど、やめろよ・・そういうの。”
そう心では思っても声にならない。
俺はレナに突き放した態度しか取れない。
首をかしげるレナとソンジョンは目を合わせて、ニッコリと笑った。
”イラつくんだよそういうの・・・・でも・・・いいな、お前は。”
「あぁ、なんかドンウヒョンが何か拾ってきたみたいなんだけど、
それが調子悪いんだって。」
「ふぅ~ん・・・どれどれ?ドンウヒョン見せてぇ~」
「ぅん?お前大事に扱えよー」
「何これ・・・錆びてるし、ガラクタッ!?」
「おいっ!なんてこと言うんだよっ!こいつが聞こえてたらどーすんだよぉーーー!!」
「何言ってるの、ヒョ~ン・・・大丈夫?」
「ばっ!やぁ~めろっ!熱なんかないって!」
「で・・・ドンウヒョンそのロボットどうしたの?」
ソンジョンがこれ以上変なこと言ってドンウヒョンのヘソが曲がるのを阻止するように
俺はドンウヒョンに尋ねた。
「あ~これっ?!はっはぁ~ツツツツッ!」
ドンウはいいこと聞くね~と言わんばかりにドライバーでホヤを指差して、
ニンマリと口端を上げた。
「何・・・舌打ち?」
ホヤは眉を片方釣り上げる。
分からないことが嫌いだから・・・
ドンウはここで別にホヤを馬鹿にしているわけでもないのに、そんな態度なヒョンに
思っている事とは違ったことに少しだけ拗ねて、口を尖らせそっぽを向く子供のようだった。
「こーレぇ~はぁ~ロボットなんかじゃないんだなぁ~・・・
ましてやただのガラクタなんかでもないぞっ!」
「まぁた指差すぅ~・・・・」
「何なにぃ~?ドンウヒョンそれまずはどこで拾ってきたの?」
と、ソンジョンがホヤの横でTシャツの上から羽織ったスカジャンのポケットに両手を
突っ込むと同時にまたか・・・と言うように呆れた表情で聞いた。
しかし、口調だけは興味津々・・・最近のソンジョンは役者のようで、どれが本心なのか
分からないようになっていた。
そんなソンジョンを心配しながらもドンウヒョンに耳を傾けるホヤ。
さっきの濁った気持ちを早く快晴にしたくて、腕組みをして待ち構えた。
「これぇ?こ・れ・は・ねぇ~・・んははっ!!ハハハハッ!!
なっ・・・なんかねッ?プハァーーーーーーーッハハハハハっ!ウッ・・・ゲホッ!
ゲホゲホゲホッ!!」
「ちょっと、ヒョン大丈夫ぅ~?」
ソンジョンの本心なのかただの気遣いなのか分からない口調で言う。
「ニャハハハハッwだぁーいじょぶっだぁ~いじょぶって!う゛ッゥンッ!!えっとね、
実はこれ拾ったの。」
「え・・・・・。それさっき俺が言ったじゃん・・・拾ったのかって。」
「ん?あ?そう??ははっそうだっけw」
「あ~はいはい・・もういいよ、話続けて?」
ホヤは話を急かしてなんなのかを早く知ってスッキリしたかった。
「あれ?ところでさっきこれをロボットって言った?」
「うん・・・僕が言ったよ。」
「あ、正解w」
「んもぉ~~~なんだよぉ~~いいから早くなんなのか教えてくれない?
この時間で一体何ができると思ってるの?ヒョン?」
「や、や、やっ!このっ!イ・ソンジョン!!」
「フフフッ・・・」そういってドンウに怒られそうになって笑って誤魔化しながら
ホヤの背中に隠れて袖を引っ張った。
「んで?ヒョン結局なんなの?」
「あ!うん、これはねぇ~実は昨日アイスが食べたくなってね?」
「えぇ~?そっから・・・・ぁっ・・・」
ソンジョンが突っ込むと、直ぐにドンウが固まって睨んでくるので、
今度は生贄としてホヤの背中を押してドンウに差し出した。
「ちょっとっ・・・w」
「まぁ、いいや、そんでアイスは無事に?買えたんだけど、それからセロテープ
買わなきゃ~って思ってて商店街にまで行ったのよ。
んで、ふっつーに、普通に歩いてたんだけど、急になんか自分でもわからないんだけど、
んははっ!!なんかを感じて、横を向いたの。」
「フイに?」
と、ホヤ。
「うん、そう。」
「そしたら?」
ソンジョンも急に興味が沸いて、顔を前に出してきた。
「ん、したらね?すっごく細い道があったの。でも別に薄気味悪いとかはなくて・・・
んで、何か聞いたこともないような音?声??みたいなのが聞こえるようなきいがして
入ってみたのね?」
「うんうん・・・」
「怖くなかったの?だって初めてのとこなんでしょ?」
「うん、怖いとかそういうのはなかった。あ、んで、ずっと入っていくと
これがあって、探してって言うんだよ。最初俺、すーーーーごく驚いちゃって
尻餅ついちゃったの。そしたら、その機械みたいな塊がまだ他にもあるらしくて
探して欲しいって。んで、俺すぐ言ったよ。地図とかないの?って。」
「うんうん、そうだよね?なんか漠然すぎるもんね・・・っていうか
なんでそれに乗っちゃうの・・・?探すつもり?最初から・・・」
「そうだよ、ヒョン危ないよそういうの・・・色々確認してからじゃないと。
もしどっかのマフィアに追われてる奴の機械?ロボット?だったら
どうすんだよ・・・。」
「だっはははははっ!!ホヤっwwwwホヤっwwwwホヤァ~~~!!」
「何・・・いきなりそんなに名前呼んで・・・。」
「だってマフィアってwwwwwマッ・・・マッwwwwマフィアwwwww」
「プッ・・・w」
直ぐにホヤはクスリとだけ笑ったソンジョンを真顔で見る・・・
その細めた目にヒョンとしての圧力を感じたソンジョンは
今度はドンウヒョンの背中に隠れようとして、通りがかったソンヨルに何やってんだ?
というような目と目が合って、助けてを求める子犬の眼差しを送った。
「ソンヨリヒョンッ!ソンヨリヒョンも聞いてよ。
ドンウヒョンが何かまた拾ってきちゃったんだ。危険を顧みずに・・・っていうまぁ、設定
なんだけどね。」
「なんだそれ?いいから支度しろよ?そろそろ、朝ごはん食べに行こうぜ。」
「あぁ~・・・そうだね。僕、まだこんな格好だったw」
「あんっ?もうそれでいいんじゃん?Tシャツにスカジャンで・・あとは普通に
デニムでも履いときゃ・・・」
「いや、僕はパジャマのまま行く気はないから、あしからず・・・。」
「あっそ。じゃぁ、早くしろよ~ドンウヒョンも、何してるの・・・先行くよ?」
「あ、うんw分かったぁ~じゃ、また今度話すよ。」
「はぁ~~?まだこれからって時じゃん!ドンウヒョン気になって集中できないから
なんなのかだけは教えてよ!!」
ホヤはどうしても知りたかった。こんな中途半端じゃすっきりしない。
「あぁ~~・・・・んっとね、これは結局は俺の恋人?wwwwwwwwwww
みたいなもんだっ!!ははっ!!」
「んだよそれぇ~余計に分かんないって・・・」
「あ、僕は後でいいや!じゃぁね!着替えてくるから。」
そう言うとソンジョンは部屋に戻って行き、ホヤだけはそこを動かなかった。
「どうしても聞きたい・・・」
「なんでそんなにwwwwまぁいいけど、これね、今は何も言わないけど
喋ったんだよ。これ・・・どこかに沢山パーツがあるみたい。
ほんとはもっと綺麗だった。今はむき出しのただの機械だけど・・・
頼まれたのw俺・・・。ははっ!だから、探すんだ。」
「・・・・・ヒョン俺はヒョンのしたいことにとやかく言うつもりはないけど、
危ないことだけは・・・わかってるよね?心配だから・・・さ。」
「・・・・・・・・・。」
ドンウはただ黙って、笑っている口元をしてホヤを見つめただけだった。
指先でその塊を触りながら・・・
チリチリと電気が走って感電しそうなほど壊れたガラクタをまるで
本当に恋人のように抱えるドンウヒョン・・・
俺は少しドンウヒョンがおかしくなったのかと疑ってしまった。
でも、そんなことあるわけないと、首を振って頭を掻いた・・・・
部屋に戻ろうと足を進めた。
普通に。
何も考えずに部屋に入った。
俺は気がつかなかった。
彼女がそこにいなくなっていたことに。
お風呂に居たはずのレナ・・・・
私は今きたところと言ったレナ。
でも、今はここには居ない。
俺は・・・レナをそんな風に、曖昧な空気の中に住まわせてしまった。
ほら、もう聞こえてくる大アルカナの声。
それはまた、今度のお話・・・
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