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Vanilla Flavored Notes

思ったことをつらつらと・・

随分久しぶりの更新になってしまいました。

最後にブログを更新してから7ヶ月くらい?

こんな放置ブログを今だに読んでくださる方がいらっしゃるかどうかは不明ですが

ま、誰の目にも留まらなくていいや

好き勝手に何か書いてみようと思います。




コロナによって日常がすっかり変わってしまった。

私も仕事には行くもののこの半年間不要不急のお出掛けはずっと控えていて

飲み会 なし
旅行 なし
帰省 なし。

それでも最近はwithコロナの掛け声と共に、感染対策がしっかりと講じられたレストランや映画館なんかには出掛けていた。

が、ライブには一切足を運んでいなくて。

コロナ前はあんなに頻繁に出掛けていたライブハウスなのに、だ。

偏見にとらわれるのは良くないけど

風評に踊らされるのは好きじゃないけど

それでもやはりちょっと躊躇してしまう自分がいた。

大きなコンサートホールならまだしも、あの狭くて密閉された空間に身を置くのはちょっと、ね。

そんなわけで、2月16日の銀座ライブを最後に久しく生の音楽に触れる機会がなかった。

そこに急遽届いたゲスト出演のお知らせ

でも、正直なところ、迷った。

推しの唄が聴きたい!けれど感染に対する不安もある・・

自分で言うのもなんだけど、私はすごくアバウトな人間で潔癖症とは程遠い性格で。

そんな私でさえ今回のライブに行くかどうかはすごく悩ましかった。

ライブハウスでクラスター発生

一度マイナスイメージが出来上がってしまうとなかなか払拭出来るものではない。

普段から足繁く通っていた私ですらちょっと怖いなと思ってしまうのだから

世間一般の方々にライブハウスは危険な場所であると認識されても仕方のないことかも知れない。

コロナ危機以来、沢山のライブハウスが廃業へと追い込まれ

シンガーソングライター指田フミヤの原点とも言えるあの新宿sact!も7月末に閉店してしまった。

たった2回だけど私もsact!に足を運ぶ機会があり、温かな音とアットホームな雰囲気がとても心地良いと感じたから

それだけに本当に残念・・。

一方で

生き残りを賭けて現在進行形で必死に戦っているライブハウスもある。

徹底した感染対策、配信を視野に入れた新たな機材の導入、魅力的なプログラム等々

今年で開業20周年を迎える三軒茶屋グレープフルーツムーンもそんな模索を続けるライブハウスのひとつだ。

入店時には検温とアルコール消毒
観客は15名限定
ライブタイム以外は換気を実施
大声での会話禁止

新たなスタンダードが記載された注意事項を読む限り心配は無用のような気がして来る。

(これなら大丈夫かも?)

そんなわけで

7ヶ月振りにライブハウスに出掛ける事にした。


2020.9.18


久しぶりの三軒茶屋

久しぶりのグレープフルーツムーン

久しぶりのスーパーギタリスト

そして久しぶりのさっしー

元気にしているのかな?
ちゃんと音楽に向き合えているのかな?

気になるところは色々あるけれど、とても楽しみだった。

現地に到着したのが開演の10分前

こんなご時世だから食事は辞退しようと思い敢えてギリギリに行ったのだ。

受付で食事を辞退する旨を告げるとすごく申し訳なさそうに「せめてこれを」とドリンクのフリーチケットを1枚手渡された。

お気遣いありがとうございます

フロアに用意されたイスは5席ずつ3列で全15席、座席の間隔は充分に確保されている。

ステージとの間にアクリル板はなかったものの、ソーシャルディスタンスは充分に取られているようだ。

席に着くと店長さんが「前菜だけでも召し上がりませんか?」とお料理のプレートを運んで来て下さった。

お気遣いありがとうございます





きめ細やかなサービスに少し驚きつつも有り難く頂くことにした。

どれも丁寧に作られていてとても美味


終演後にはデザートがサービスされるというのだからまるで本物のレストランみたいだ。

マスク着用でキビキビ働くスタッフさん達の姿にも好感が持てた。

店内の換気もしっかりなされているのか常に空気の流れを感じる。

(ここは安全だ。)

不安だった気持ちもすっかり消え去り、ライブが始まる頃にはリラックスして音楽を楽しもうとしている自分がいた。

20:00  開演

先程の店長さんが前座として登場すると、会場の雰囲気が一気に和やかになった。

そこへ今宵の主役スーパーギタリスト黒ちゃんの登場となるわけだけど

ここから先は皆様が配信でご覧になった通り。

43歳のバースデーライブも素晴らしいものだった。

私も翌日チケットを早速購入しアーカイブを観たけれど、画質も音質も想像していたよりずっと良かった。

カメラは3台

左右のカメラは手持ちカメラでスタッフさんがこまめに移動しながら撮影。

そして真ん中のメインカメラはクレーンで、ある時は高い位置からまたある時は一気にズームしたりで迫力ある映像を届けてくれていた。

店長さん曰く、配信ライブに対応する為新しく導入した機材だそう。

「こんな小さな店にクレーン入れるなんて」半ば自虐的におっしゃっていましたが

全ては生き残るため。

徹底した感染対策とホスピタリティ溢れるサービス

この2つを両立すべく奔走するスタッフの方々の真摯な姿に本当に頭が下がった。

ライブハウスの灯は消しちゃいけない

ライブファンのはしくれとしてそんな事を改めて思った次第、です。




多分おそらく、このような有料配信という形態は今後ライブの主流になっていくのでしょう。

でも私は

どんなに美しい映像であろうと、どんなに高音質であろうと、どんなにお手軽であろうと

配信ライブは生のライブの代わりには到底なり得ないと思うのです。

この夜さっしーがカバーした「POISON」は

指田フミヤらしさがギュッと濃縮されていて私にとっては鳥肌モノの唄でした。

でもアーカイブで観ると何かが違う。

一体何が違うのか?

その1番の理由は、声の圧が伝わって来ないからではないか、と思うに至りました。

彼の音楽の真骨頂は、周りの空気をビリビリと震わせながら迫ってくるあの唄声だと思っています。

だからこそ配信では物足りなく感じてしまうのでしょう。

もちろん次回の配信ワンマンライブには大いに期待しています。

でもたとえキャパの半分以下であっても

1日も早く観客を入れてのライブが実現することを願ってやまない今日この頃です。





10/2の配信ライブに備えて、スマホとテレビを繋ぐケーブルを購入しました。


我が家のリビングにあるこのムダに大きなテレビ


遂に活用出来る時が来た!

大画面TVで観るさっしーとくろちゃんのパフォーマンスが今からとても楽しみです。

アーカイブで何度も好きなシーンを再現出来るところが、配信ライブの唯一良い所、なのかもですね。

良いライブとなりますように。