困った行動と対処に対する私的解釈 | triiiiiico!

困った行動と対処に対する私的解釈

2016年の記事 鉛筆噛まれるのは嫌? 

ここから2年後の2018年に
ジューシィズ(2017年の年末なのでほほ18年)と
銀ちゃん陽ちゃんのヨウムボーイズ
さらにろいろいが加わりました。
ろいろいは体感ではボーイズの1年後くらいなんだけど
資料もデータも何を見返しても同じ年で
あれ?そんなだっけ??毎回となってしまいます😅

その2018年以降で
しばらく行っていなかった鳥関係のセミナーや
トレーニングの座学にも何度か行きました。
なぜなら
銀ちゃん陽ちゃんがめっっっちゃ噛む子だったから(笑)
噛まれてもいいし仕方ないとも思うけど
軽減できるところがあるならそうしたいし
自分の何かを見直し改めるところもあるだろうという思いもありました。
元記事で先住トリーズに接したように
観察しながら
都度対処しながら
座学で習ったことを当てはめてみたり、行動学の本を読んでみたり。

で、どうかというと。

ジューシィズは元々の環境や体調の事もあり
2羽になってしまいましたが
今はそんなに荒鳥感満載でもなくなり
ニギニギカキカキも身を任せてくれるし
ケージの前に立つと寄ってきてくれるし
放鳥も楽しみにしてくれてるようで
開けたらすぐ出てきます。

銀ちゃん陽ちゃんにはかなり噛まれることは減りましたが
お互いうっかりでということもまだあり
本来の性格や元々の環境等で
長年培って来たものも大きいので…
特に銀ちゃんは
まだまだ全く喰らいついてこないというわけにはいかないです😅
銀ちゃんの方がベタベタとくっついて来るけど
突然「わぁーっはははははは!」と大声で笑いながら噛みに来て去って行ったり
「わぁ!わっ!」と言いながら噛んできたりが強く残っていて
その時はおっちゃんではなく必ずおばちゃんボイスなので
何かそういう場面が強く記憶にあるのかなと思ったりもします。

陽ちゃんは銀ちゃんよりもちょっと扱いづらかったようだし
今は音楽大好きノリノリさんだけど
元々が慎重派な上に
ケージ外経験がほぼないのでわからないことが多く
わからないから怖くて噛むというのが主な理由のようです。
他の子達の様子をじっくり見て
自分で受け入れて消化できたら自ら行動するけど
それまでがすごく長くて失敗すると落ち込む慎重派😅
少しずつ自分から毎日ケージから出るようになり
初見で興味を持ってすぐ行動してくれることも増えたし
わからないから怖いも当初よりかなり減ったと思います。
そういうことから噛む場面は
銀ちゃんよりも減ったように思います。

ただ、ボーイズどちらも何年もお隣同士だったのに
個々の交流がないのでお互い特に仲良くもないし
だからか他の子との接し方や力加減もわからずで。
銀ちゃんはまだ気分でちょっと紅幸姉さんとチュッチュしたりしてますが
陽ちゃんはやっぱり鳥は怖い気持ちが大きいようで
お歌上手のこゆさんを好きらしく(こゆさんモテるな😆)
近くに行って一緒に歌いたいけど
こゆさんが気遣って近づいてくれると
「やっぱ近くは怖い!」となってしまうようで💧
鳥には加減ができないので
銀ちゃんほどは他の子とは接近できないでいます。

ろいろいはインコズと違って
なかなか気に入らないポイントがわかりづらかったり
ろいろい的それあかんルールもかなり細かくあり
スケジュール管理も厳しい上に
(決まり事にめちゃめちゃ厳しいのはカラスあるあるのようです)
野性味も強いので繁殖期以外にも
けっこう季節や外気に機嫌が左右されることも多いなと感じています。
そしてヨウムの比ではないくらいに怖がりで賢いが故に
それが噛む行動に出がちというのもあり
まだ二歳目前だけど年齢が上がるにつれそういう面も強く出てきて
更に力も強くなってきて
よく観察して対処しているつもりでも…というのが多いです💧

カラスあるある
ヨウムあるある
○○あるあるは所謂レッテルであり
あるあるの指す行動の理由と目的と結果で
それをどう変えていくのかが見つけられるのですが
それが導き出せなかったりすると
つい言い訳レッテルを貼ってしまいがちになり
反省もするのだけど
個々の性格によるところもあるし
それが強く出やすい傾向のある種というのはやっぱりあるよなぁという気持ちも
自分の中にはまだまだあります💦

そんな感じで
2018年組とはまだコツコツと関係を作っている最中。


元記事のところから
先住トリーズで大きく変わったのは椿希かな。
興奮しやすいところは元々あって
特に手遊び興奮噛みで指に喰らいついてたけど
それはもうほぼなくなって
指を握っても喰らいつかず(噛むという表現では足りないくらいでしたw)
落ち着いて握手できるようになりました合格

単純に握手をさせたかった訳ではなくて
元々やっていた紅羽につられて紅幸姉さんもできるようになり
それを恨めしげにいつも見ているのに
いざその機会が来ると噛んでしまう。
そして我にかえりハッとしたりシュンとしたりしていたので
それをちゃんとできるように誘導していきました。

行動学を少しでも知っている人が見たら
トレーニングで得た結果になり
そうでない人が見たら
その子をよく見て対処した結果になると思います。
クリッカーなどを使うより時間はかかるけど
目的や凡その過程や結果は同じです。

私も昔は抵抗があったトレーニング。
全くわからないところからだとトレーニングというと
どういうイメージでしょうか。
やりたくないことをやらせる
して欲しくない事を躾けてやらせない
気持ちを無視した条件反射を植えつける
指示に従えばご褒美
…そんな感じ?

私も昔は漠然とそんな風に思っていましたが
そんなことはなくて。
何かを無理にさせる為のものではなく
無理強いはさせず
よりやりたくなるような別の行動を選んでもらう
今じゃないを知ってもらう
実際に受けた印象はそんな感じでしょうか。

言語の共通しない異種動物が
お互いの理解や意思決定や行動をスムーズにする為の
明確な手段の1つがトレーニングで
クリッカーやスティック等を使うことで
それが共通言語となり
学習したことは飼主が変わっても
それを使えば誰でもスムーズに引き継いでいけるものでもあります。

私は何かを使ったりとかは自分がどうも苦手なので
主に言葉でやっていますが
トレーニンググッズを使う方がスムーズよねとは思うし
噛みつきで困った前科のある寿命の長い里子達を迎えているので
その逆の立場になる可能性も考えると
わかりやすい道具を使っていった方が良いとは思ってもいるけど
まだそこまではなかなかで
きちんとされてる方は凄いなと思います。

日常の中で互いに理解して成り立っている事や
飼主がこうしたらこうだよ
きみがこういう仕草や声の時はこうだねっていう
生活の中で積み重ねられたものも
グッズを使わないトレーニングの結果と教わり
特別なトレーニングはやっていないと昔は言っていたけど
お互い暮らしやすくなる為にと今までやってきたおうちルールのような事も
トレーニングなんだなと知ってからは
より意識してするようになりました。


噛み付きトレーニングに関しては…
噛むと一言でいっても
もちろん強弱やそれに伴う様々な感情もありますし
嘴を使う鳥にとっては噛む事も伝える手段であり
器用に使う道具でもありで
やはりその手段は取り去りたくないし
取り去ることもできないので
全ての噛むという行為を
一切なくすというようなことでもありません。

血が出るような
我を忘れるような噛みつきで
飼主を噛んでしまった😨と
思わせるようなものであれば
それは鳥にとっても少なからず良くないストレスになっているので
そうなる前に気づけたら
そうなる前に他の行動をしてくれたら
そうなってしまっても
出血しない程度にとどめてくれるように
いずれ甘噛み程度になってくれたらいいかな
と和らげていくのが
ひどく強く噛むことへのトレーニング姿勢かなと思っています。

強く噛まれても血が出ても
うっかりしちゃったんだからと
自分が我慢すればかまわないというのもアリとは思いますが
強く噛んで鳥がショックを受けたり
負の感情を感じてしまっているなら
よりライトな方向にしてあげられたらいいかなと思うし
噛む子も噛まない子も等しく可愛く大事だし
噛まれても怒っても可愛いんだけど
それがものすごく怒ってるとか嫌がってるとかならば
噛んでもいいけれども
そこまでの感情を出させないようにはしたいなと思います。

よく相談に上るような困った呼び鳴きも
ずーっと相手にしてもらえるまで鳴きつづけるより
遊べる時と呼んでも行けない時のサインがあった方が
ストレスが少なくなるよねという方向で
声の大きいろいろいには予防的に対処していますが
行けない時に機嫌良く鳴いてるとかは
全然良しとしています。

噛むことも鳴くことも
ゼロにはならないし
できないと思います。

寿命の長い種で
それも元飼主の年齢以外の理由で今うちにいる子達。
自分の年齢以外のもしもの事や先は
ある程度考えたりお願いしたりはしてあるのですが
嘴の力の強い子達でもあるので
今はまだ自分が対処できていればいいというところでやっていますが
今後そのへんも考えいかないとな
講座もまた行きたいなと思いつつも
ろいろいが来てからは
ますます時間の都合がつけられずになっています💦

ブリーダーさんやショップさんのように
大事に手をかけ育てた子を他人に引き渡す事がすぐ目の前にある立場だと
噛むからいらないされないように
どこへ行っても誰とでも
お迎えされる先で苦労しない為にという思いで
トレーニングを取り入れている方も多いかと思います。
一般家庭でのごく一般的な飼養だと
自分の所で終生飼養の前提で
困った相談によく上がるような事も
家では好きにしていいという人も多いかと思います。
問題行動(という言葉も人目線で良くないですが)といっても様々だし
問題と思っていない
かまわないというのも
それぞれの飼育方針だと思うので
何らかのトレーニングをしているから偉いとか
していないからダメというものでもないです。

文字数いっぱいになった上に全然まとまっていませんが💦
かつては誤解していたトレーニングや
ちょろっとだけ行動学も囓りつつ模索している飼主の
困った行動とトレーニングに対する
いま思うところでした。