仲良くなるために | triiiiiico!

仲良くなるために

鳥を新しくお迎えしたら検疫面とは別で
『最低でも1週間くらいは環境になれるまで
必要最低限のお世話のみにしてそっとしておきましょう』
というようなアドバイスを見たり聞いたりすることは多いと思います。

私も販売時は
相手の環境や生活スタイルがどんなものかわからないので
やはり「お家に慣れるまではそっとしておいてあげて下さい」というような説明はしていました。

突然の移動や環境変化が大きなストレスとなり
拒食になったり
本当にガタッと体調を崩してしまったり
元々何かがあったのだろうけど
お迎えが引き金になって亡くなってしまう子も稀にいます。

極度に怖がりな鳥だったり
飼主も怖々接しているとそれも鳥に伝わるので
そういう場合も時間はかけた方がいいかとは思います。

具体的な現場の様子がわからないため
他人にはお勧めしませんが
自分が個人的に飼育する鳥に関しては
このそっとしておくルールはあまり採用していなくて。

あくまでも個人的に
仲良くなるためにしていること。

大きく環境が変わる時は
これまでの色々を変えたり
新たなことを受け入れやすい時でもあるので
先に書いた体調不良などの原因にならないよう
もちろん無理強いはしませんが
表情や色々なサインを見て
様子を見て
これはこのくらいならいけそうだなと思ったら
どんどんチャレンジしていく方です( ´∀` ;)
そして少しでも応えてくれたらどんどん褒める。

1歳以上で入店してきた自我のしっかりしたヨウム達にも
次々あれこれ新しい事をやったりして
それでも特にトラブルはなく
慣れの悪い子もいい感じになってお迎えされていったり
椿希も紅幸姉さんもそうだったし
今回のボーイズ(仮)もですが
来て即ケガする前にとクリッピングしたり
検体取ったり色々させてもらいましたが
嫌われてはいません。
顔を見たら寄ってきてくれるようになっていますし
見えなくなったら呼んでくれたりもします。

ケージ付属の止まり木の向かって左側が定位置でしたが
4日目くらいから真中の止まり木が定位置になり
いつもこちら側へ重心を掛けて
乗り出すような姿勢でこっちを見てます目

側に行くと餌入れの上に降りてきて
カキカキの催促をする陽綺ラブラブ


目が合うとハスハス言いながら

ちょっとずつ首がしなだれてくる銀戀ラブラブ


いたずら防止に措置されていた事も
2日目からは実施していませんが
他に関心がいっているせいか
聞いていたような悪さ?は今のところしていません。

食べ物に関しては
元々食べていた餌よりも
ウチで与えている餌を多く食べていたので
朝晩の餌入れを変える時に食べ具合を見て
2日目には完全にウチの餌に切り替えもしましたが
副食も含めておかわりするほどよく食べてくれています。

初めは見てない時に餌を食べていたのですが
2日目からは見てない時にはほぼ口をつけず
姿を現した時にしっかり食べるようになったので
もう安心して信頼してくれているのだなと。
まぁ見てない時もちゃんと食べては欲しいですが( ´∀` ;)

新しい食べ物は
目の前で食べるなりフリをするなりして興味を持ってもらい
新しいオモチャは
『見慣れるまで見えるところに置いておく』というのが一般的な慣らし方ですが
何か見知らぬ怖いものがずっと見える所にあるのは
恐怖でしかないと思うので
私はいつもケージの前でどうやって遊ぶのか
どこをどうしたらどうなるのか
こうしたら音がなるよとかやって見せて 
これとこれとどっちがいい?これはイヤ?等と聞いて反応を見て
興味の有りそうな方を半日~1日だけケージの前に置き
次の日には怯えるようなことはほぼないので
ケージの中にセットしてしまいます。
鳥のツボにハマらなかったものでなければ
比較的すぐ遊びだしてくれます。


元々の性格もあるのはもちろんですが
神経質で怖がりと言われる鳥種でも
こちらが怖くない雰囲気作りをしてあげることで
人にも環境にも早く馴染んでくれるし
タイミングや表情や小さなサインをうまく見て接したら
ヨウムもそんなにひどく気を使う鳥ではない気がしています。


怖くない雰囲気作りの為にしている事のひとつ


鳥の気分を察せずやかましく話しかけたり
ちょっかいをかけたりするお客さんは
鳥の方が迷惑そうにしている事が多かったので( ¯―¯٥)
そういう人にならないように(笑)
タイミングよくこまめに
目を見て話し掛けるようにしています。

物音や生活音
外から聞こえてくる音に対しても
鳥と同じように反応してあげて
これはなんの音で大丈夫だよとか
これは怖かったねぇとか言い続けていると
だんだんと飼主がこう言ってる時はこうなんだなと
そのモノを見たことがなくても理解してくれるようになったり。
伝わる伝わらないは別にして
音や言葉に敏感な鳥だからこそ
声掛けって大事だと思っています。
人間に対しては人見知り全開の飼主ですが( ̄∀ ̄;)


あとは
家の中での好きな事や好きなものを
早く見つけてあげることですかね。




5日目のおふたりヨウムヨウム
ケージの天井を外したら
もう自分から上に出てくる陽綺。




初日にクリッピングする前に飛んでしまって
擦りむいた鼻がまだ痛々しいぐすん

ガッツリ噛むのは変わらずですが
抱っこもステップアップももう余裕だねpink sraim*




スキンシップ大好きデレデレ銀戀ドキドキ


いずれ慣れるんだからじっくりゆっくりでいいというのも最もなのですが
意外と鳥は順応性が高いですし
関心を集めたい生き物なので
見知らぬ所に来て声もかけられず
目も合わせられず
関心がないよう感じさせるのもどうなのかなと思っていて
新しい環境やヒトにドキドキビクビクしている期間は短く済ませて
なんか楽しげなとこに来たぞ!?って思ってもらって
早く馴染んで心からリラックス出来るように
楽しい毎日を早く送れるようになった方がいいんじゃないかなーという思いで
万人におすすめ出来るやり方ではなく自己流なのですが
こんな感じでお近づきになっていますpink sraim*


手乗りでないフィンチにも同じように接していますが
フィンチはそれでも手乗りにならない子も多く
慣れても何年もかかることはザラなのですが
手乗りだけがその子の価値ではないので
お世話するのに支障ない程度に
飼主が怖い存在にならなければ良しと思っています。