10年間いろいろ試行錯誤した結果、ようやく自分なりに自分自身のやり方が見えて来ました。
今現在の稽古法は、毎回日誌に掲載していますが、これ↓です。

「首里手・泊手の基本要訣(改訂版)」(https://ameblo.jp/vanguard-factory/entry-12271416365.html)

この方法は流動的な面もあり、今後の鍛錬と試行錯誤によっては、さらに変化していくこともあり得ます。
実際、ここ数ヶ月は突きと蹴りの『当破(アティファ)』についていくつか体感し、確実に山を登っているという実感を得ています。
これらの実感を、さらに稽古メニューに活かして日々研究・鍛錬しようと思っています。


さて、これまでの10年を振り返る日記で書いたように、過去に生徒と称する人を10人以上教えました。
そして2~3年の間に生徒が私の稽古に耐えられずに辞めたわけですが、私自身も教えるというか導くというか、そういうことにあまり興味がありませんでした。
稽古というものを、あくまで私自身の空手追求の場としてのみ捉えていた観があります(今ももちろんそうです)。
そういう意味で、私は先生(Teacher)とかコーチ(Coach)とか教育者(Educator)ではありません。
もちろん、選手(Player)でも監督(Director)でも全くありません。

あくまで私は、今もなお探求したいし、究明したい気持ちが強いのです。
つまり探究者(Explorer)であり、研究者(Researcher)ですね。
そして今では求道者(Investigator)に近いのかもしれません。
とはいえ、禁欲的かつ排他的にやるのでは全然ありません。
また独りよがりになって、そこで止まって”天狗”になってしまったり、『魔境』に入ってしまうことは、厳に慎まなければなりません。
あくまで、この探究作業を前向きに精一杯エンジョイしようとしているだけです。


こういうのは”性分”というヤツで、根っからなのでしょう。
私は、他者から強制されたり同化させられたりするのは、死ぬほど嫌いです。
多分、世の中で一番嫌いなことの一つ(爆)。

だからこれからも自分自身だけの流儀を求めて、そしてそれを追求することだけに拘って、ずっとこのまま1人で楽しみながらやっていくと思います。
そう!、楽しみながら、ねウインク

(このシリーズ、これにてお仕舞い)