4年ぐらい前までは、7~8人の空手家達と一緒に稽古したりもしました。
今となっては懐かしい思い出です。
思いつくまま、何人かを書き出してみましょうか。


○ふくちゃんさん
最近ブログを復活させ、当ブログにもコメントをくれるふくちゃんさんは、厚木で開催された小林流のセミナーで出会った方です。
小林流のセミナーでの飲み会とそのあとの電車の中で、空手談義に熱中しました。
彼は当時横山和正師範率いる小林流研心会館に所属し、初段(だったか1級だったか)でした。
それから精進なさったようで、今や埼玉川越道場の支部長です!

私の所には、1回訪ねてくれました。
ご本人が気にしていた、突きや蹴りを放つ際のある癖(←なんとなく記憶にあります)。
これはもう修正なさったかな?

もし合同稽古やるなら、いつでもやりましょう。
今後ともよろしく、です。


〇A氏
当ブログの記事を読んで、私の所に入門してきました。
学生時代に少林寺拳法をやっていたとのことで、東京の西から遠距離をものともせず、半年ほど通って来てくれました。
組手をやると、空手の間合い感覚がないためか、最初の頃は戸惑っていました。
しかし非常に熱心で、生真面目に練習に取り組んでくれました。

辞めた原因は、2011年3月の福島原発事故。
お住まいが原発事故のプルーム(汚染された核物質を多く含む雲)にやられたとのことで、首都圏脱出を決意。
まだ小さなお子様がいらっしゃったので、無理もない決断だったのでしょう。

しかし当時勤務されていた大手電鉄会社を辞めてまで、果たして住まいを変更して西日本に移住なさったのでしょうか?
その後は一切付き合いがないので、現況は分かりません。
お元気でいらっしゃることを祈念します。


〇B氏夫妻
この方々は、アメリカで松林流を修練し、夫婦揃って初段でした。
私のやり方(無拍子、足より手が先、腰は振らない)とは全く違う、いわゆる従来通りの松林流の方達でした。
たぶん私のやり方には戸惑いしかなく、理解の範囲を超えていたのでしょう。
当然長続きするはずもなく、4~5回ほど通ってきただけで立ち消えになってしまいました。
このお二人も今はどうしているのでしょうか。


〇C氏
この方もふくちゃんさんと同じく、厚木で開催された小林流のセミナーで出会った方です。
剛柔流だったか沖縄剛柔だったかの有段者でした。
セミナーの中で私とペアを組むことが多かったので、ごく自然に話が弾みました。
その後一回だけ、大手町の千代田区スポーツセンターで一緒に稽古したことがあります。

しばらく消息が途切れたのですが、2~3年して沖縄拳法西原氏のセミナーで再度バッタリ。
この方は西原氏のやり方に心酔してしまい、後述のD氏とともに西原氏の沖縄拳法門下生となりました。
その後は付き合いがなくなり、再び消息は全く分からなくなって現在に至ります。
お元気なんでしょうか?


〇D氏
剛柔流だったか糸東流だったかの有段者だった若手のD氏。
当ブログの記事を読んで私に興味を持ち、コンタクトを取って会いに来ました。

初めて会った時は、本部朝基に心酔し技法全てを本部朝基流にしようとしていました。
しかし、すぐに少林寺流をはじめとする首里手系他流を渡り歩くようになりました。
え!?、あれだけ心酔していた本部朝基はどうしたの?
その間、私と一緒に5~6回ほど合同稽古をやりました。
1回につき4時間ほど、ずいぶん長くみっちりやりましたね。
その稽古時間のほとんどは、もっぱらミットを持って、ひたすら重みの突きと蹴りの実現を試行錯誤。
彼には、『後の先』を始めとする心法について、いくつか学ばせていただきました。

そしてなんと!、沖縄拳法西原氏の東京セミナーでは東京支部長のような形で再登場し、西原氏のやり方に心酔して沖縄にも何度も行ったようです。
東京支部長を務めていた彼は、理由は知りませんがその後西原氏とは決別したらしく、古流柔術に転向とのこと。
え!?、あれだけ心酔していてこれが絶対だといつも言っていた西原流沖縄拳法はどうしたの?

彼は、ひたすら自分のための流儀だけを求めて彷徨う、典型的な道場ジプシー(または流儀ジプシー)でしたね。


○E氏
彼は某フルコン有名流派に所属していまして、当時は初段だったか二段だったか。

私のブログを読んで、わざわざ模型の展示会にまで足を運んで会いに来てくれました。
空手のブログである当ブログに、何の関係もない模型展示会の開催お知らせを、あえて記事にしたことがありました。
その理由は、その記事を読んで誰か空手家有志で訪ねてきてくれる方がいないものかと思ったからです。
当時の私は、そういう行動力旺盛で進取の気性に溢れた方とこそ、合同稽古をやりたいものだと熱望していたからです。
Eさんは、見事にコンタクトを取ってくれました。

その後もEさんは友人の方と2人でいらっしゃり、都合4~5回ほど一緒に稽古をやりました。
さすがはフルコン!、フルコン式回し蹴り(ローキック)は素晴らしかったですね。
現在は稽古をしていらっしゃるのかどうか分かりませんが、もしまた稽古したくなったらいつでもおいで下さい。



いらっしゃった皆さん全て紳士で、偉ぶらず、空手に対しての真摯な態度は素晴らしいものがありました。
それぞれ素晴らしき良き思い出です。

あと、30代後半から40代を中心にした空手家10人近くによる稽古オフにも3~4回出席しました。
この稽古オフの中で、ハンドル名ジェットさん(またはジェット師範)こと大東流合気柔術錬心舘舘長・高瀬道雄師範や長春八極拳横浜練習会主宰のつっちゃんさんと知り合ったことは大きな収穫となりました。
このお二人とはもうかれこれ7年以上に及ぶ付き合いでして、つい最近の9月にも合同稽古をさせていただきました。

さて、そろそろ締めと行きますか。

(その10に続く)