今年2018年9月末で、本格的な稽古に復帰してジャスト10年が経ちました。
当初は、ごく簡単にこれまでを振り返り、むしろ今後の方向性や抱負の方を中心に記事にしようかと思っていたのですが、ふくちゃんさんからのアドバイスもあって、やっぱりきちんと振り返ろうと思います。

稽古日誌と交互し、不定期な記事になりますが、ご笑覧いただければと思いますおねがい

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私は40歳代半ばの時、稽古中に左足踵を複雑骨折して全治6か月の大けがを負ってしまいました。

詳しい経緯はプロフィール(https://profile.ameba.jp/ameba/vanguard-factory)に書いてありますが、家族や会社にとても大きな迷惑をかけてしまったため、その後空手着を着ることを自粛し、稽古は全面的にストップ。
まあ、そうはいっても、たまに(月に数回)突きと蹴りだけは欠かさずやったり、中国拳法の蟷螂拳や八極拳の真似事をしたりはしていました。
あと木やコンクリート壁を殴ったりとか、ね。

数年経って50歳代に入り、若い頃とは違って仕事は一段落し、それにともない会社での地位や状況も変化したことをきっかけにして、ふたたび稽古に復帰したい気持ちが沸々と湧き上がってきました。
やっぱり、40歳代半ばまでガンガンやっていた空手が心底好きで、どうしてもそれから離れられないんでしょうね(苦笑)。
とはいえ、若い頃のエネルギー溢れる状態とは違って、中年からの再スタートは気持ち的に中々前に進めないものがあります。

仕事を含めなんやかんやあって、結局決断したのは2008年の秋。
早いもので、それから10年経ってしまったということですね。


稽古再開のきっかけは、至極簡単なことからです。
当時、マンションの集会室の掲示板に、ある英会話教室の広告が貼られました。
面白いことにその英会話教室は、英語でコミュニケーションしながら空手を教えるというもの。
つまりその英会話の先生は外人(ネイティブ)で、そして空手の先生らしいのです。
マンション内の小中高の生徒が対象でした。

体験見学で行ってみたところ、英会話はともかく(爆)、その外人のやる空手の下手っぴいなこと(大爆)。
外人は米国白人女性で、一応伝統派の道場で二段とのことでしたが(どこの流派だったかは忘れました)、これが二段ですかぁ…?
5年以上のブランクのある私ですら、失望するレベル。
いや待てよ!
このレベルから、だんだんに身体を馴らしていけば良いのではなかろうか?
私は踵を粉砕して、5年以上も稽古から遠ざかっている身です。
いきなりのハードな稽古だと、また怪我でもやらかしかねません。
物は考えようです。

ということで、さっそく入会。
確か、小中学生が数人いたような記憶が。
でもそういうのは無視して、私は稽古を再開しました。
幸いなことに、その外人も首里手系国内流派だったので、稽古メニューは特に違和感なかったです。


ところがこのヘタな外人女性、私が入門して1か月ぐらいで辞めてしまいました(苦笑)。
そのあと後任で来たのも、またも米国白人女性。
この女性は50歳代の年配で、五段!!とのことでした。
しかし組手やったら、その当時の私ですら楽勝でしたね(大爆笑)。
まったく教わるモノなし状態。
毎回、私が松林流を教える始末(爆)。


で、明けて新年2009年。
いよいよ3人目の外人先生にチェンジ。
今度は20歳代後半のイギリス男性で、「黒帯」という映画でいちやく有名になった、松濤館の中達也師範の生徒でした。
1週間のうち3~4日松濤館に通い、中師範の指導を受けていると言っていました。

(その2に続く)