日本の労働環境の異常について…(再掲) | 珈琲工房バンガード

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日々の暮らしや社会問題などで、気がついたことを、自由、気ままに綴りたいと思います。 ヨロシクお願いいたします。
皆さん、お友達をお誘い合わせのうえ、お越しくださいね。 楽しい気軽なサロン(喫茶店・カフェ)の様な憩いの場にしたく思ってます。
( ^∀^)

小泉政権で構造改革という詐欺的幻想に日本社会は、コロリと騙されてしまい、労働環境がズタボロに破壊されてしまいました。
ひと昔前の日本は、終身雇用・年功序列が当たり前で、勤労者は安心して、働き、消費行動も活発で景気もよかったのです。しかし、1980年代の後半、経済バブルが弾け、土地などの不動産価格が暴落し、大手銀行が膨大な不良債権を抱え、日本経済が萎縮してしまいました。これが、現在まで続いている、デフレーションの発端です。更にそれに追い討ちをかけたのが、非正規雇用を容認する『労働者派遣法』の制定です。 これにより、企業は、社会保障負担が減り、解雇が容易になりました。 賃金も下げられ、不安定なワーキングプアが爆発的に増幅しました。大企業は、やりたい放題で、内部留保が増大する一方で、ボクら庶民・勤労者の社会保障費負担の増加により可処分所得が目減りし、個人消費が激減、賃金が減る…所謂、デフレ・スパイラルに陥ってしまいました。
企業の設備投資も冷え込み、製造業を中心に、海外流出に拍車がかかり、産業の空洞化が進み、日本経済が冷え込みました。 失業が増加するのと並行し、正社員の過重労働が常態化し、過労死や過労自殺が増加し、一昨年まで14年連続で、自殺者数が3万人を超えました。年間の交通事故死が約5千名~6千名ですので、異常事態と言わざるをえません。
企業に利益をもたらさない社員に対して、犯罪的なパワーハラスメントが横行する始末。
ワタミでは、過重労働が原因で、若い女性社員が自殺をするという悲しい事件が発生するなど、勤労者の命の尊厳や人権を踏みにじる“ブラック企業”が社会問題化しています。
戦争はしていないが、人間の尊厳が踏みにじられている現実をみると、戦時下と変わりありません。

暮らしや、労働に過酷な競争を強いてはなりません。社会が崩壊します。
ボクたちは、一度立ち止まり、冷静に深く考え、まともで、人間に優しい社会にすべきです。 未来の可能性が無限にある、子どもらのために、大人が真剣に考えなければならないと思います。若者の自殺率…先進国内で一番高いのが、日本なんですね。なんとかせねば…、です。

きょうも、ご来店頂きましてありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。(* ^ー゜)ノ


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